【新型】EcoFlow革新的な走行充電器600W&1000Wの新機能|旧モデルも比較
ポータブル電源の販売台数と売上高が世界1位の実績を誇るEcoFlowは、11月に新型の走行充電器「EcoFlow Alternator Charger」を2製品発売しました。出力性能や機能性、操作性が大幅にアップし、より速く・より安全に・よりスマートな走行充電が実現します。
そこで本記事では、新型EcoFlow Alternator Charger 600W&1000Wの進化点について解説します。EcoFlow Alternator Chargerを利用するメリットや活躍する場面、新旧比較も掲載しているので、車を小さな発電所にしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
EcoFlow Alternator Chargerとは
EcoFlow Alternator Chargerとは、車の走行中やアイドリング中に生まれる電力を活用し、ポータブル電源の急速走行充電を実現する充電ソリューションです。
オルタネーターで発電され、車のバッテリーに蓄電された余剰電力をDC-DCコンバーターを通じて昇圧し、高出力でポータブル電源に供給します。従来のシガーソケット充電と比較して、EcoFlow Alternator Chargerによる充電速度は最大10倍です。
EcoFlow Alternator Chargerを利用する10のメリット


「長距離ドライブ中に充電が間に合わない...」
「天候が悪い日は、ソーラーパネルから安定して充電できない」
「充電のたびにポタ電を車内から降ろして、持ち運ぶのが大変...」
EcoFlow Alternator Chargerは、上記のようなお悩みを全て解決してくれます。機能性・安全性・操作性に優れているので、あらゆる電力ニーズを強力にサポート。走行時の余剰電力を無駄にしません。EcoFlow Alternator Chargerのメリットは、以下のとおりです。
メリット1|キャンプや車中泊で十分な電力を確保できる
メリット2|他社製ポータブル電源も使用できる
メリット3|メインバッテリーにも充電できる
メリット4|バッテリーの消耗を防げる
メリット5|カーナビから充電状況を監視できる
メリット6|複数の保護機能を搭載する
メリット7|動作音を最小限に抑えられる
メリット8|アイドリング中も充電できる
メリット9|スマホ一つで簡単に操作できる
メリット10|車を傷付けず簡単に取り付けられる
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
メリット1|キャンプや車中泊で十分な電力を確保できる
EcoFlow Alternator Chargerがあれば、車の走行中に500W〜1000Wの高出力でポータブル電源を急速充電できます。従来のシガーソケット充電では、約1kWhの充電に10時間以上を要していたのに対し、わずか1時間で充電が可能です。
キャンプや車中泊の目的地に着いた時には、十分な電力が確保できているでしょう。天候や場所の制約を受けない自由な充電で、充電ストレスフリーな旅が実現します。
メリット2|他社製ポータブル電源も使用できる
EcoFlow Alternator Chargerは、RIVER全シリーズおよびDELTAシリーズに留まらず、他社製のポータブル電源にも対応する高い汎用性を備えています。
対応する車種も、SUVやピックアップトラック、キャンピングカーまで様々です。12V車と24V車を含む幅広い車両との互換性があり、あらゆる電力ニーズに応えます。
メリット3|メインバッテリーにも充電できる
EcoFlow Alternator Chargerの逆充電モードを使用すれば、ポータブル電源を使って車のメインバッテリーやキャンピングカーのサブバッテリーにも充電が可能です。車のバッテリー上がりを軽減し、電装品をフル稼働した快適な車内空間が実現します。
メリット4|バッテリーの消耗を防げる
バッテリーメンテナンスモードでは、ポータブル電源から低電流でメインバッテリーやキャンピングカーのサブバッテリーに充電し、バッテリーの消耗を防ぎます。結果としてバッテリーの寿命が延び、必要なときに使用できる状態にしておけるのです。
メリット5|カーナビから充電状況を監視できる
EcoFlow Alternator Chargerは、業界で初めて車載インフォテインメントに対応した急速走行充電器です。Apple CarPlayやAndroid Audioに対応し、EcoFlowアプリをカーナビのディスプレイに表示させ、充電状況のモニタリングや制御が運転中に行えます。
メリット6|複数の保護機能を搭載する
耐熱性に優れた GaNテクノロジーを採用しているEcoFlow Alternator Chargerでは、安全かつ効率的な充電が可能です。内部には、以下のような保護機能を搭載し、逆極性保護・ 過電流保護・短絡保護・過電圧・低電圧保護を実現しています。
過剰な電力消費やメインバッテリーの損傷を防ぐ
オルタネーターの負荷状態に応じて出力を自動的に調整する
過負荷を防ぎつつ、わずか3%の電力ロスで電力を供給する
EMC Class AまたはBに適合しているので、電波が車載機器や通信機器に干渉する心配はありません。ヒューズケーブルが付属しており、万が一の安全性も担保されています。
メリット7|動作音を最小限に抑えられる
EcoFlow Alternator Chargerの動作音はわずか40dB以下と、優れた静音性能を備えているのも特徴です。40dBの音は、図書館や市街地の深夜に相当します。ポータブル電源を急速充電している最中でも、ストレスなく同乗者との会話を楽しめるでしょう。
メリット8|アイドリング中も充電できる
EcoFlow Alternator Chargerを使えば、走行中のみならず、アイドリング中でもポータブル電源を充電できます。移動時間を無駄にせず効率的に充電できるので、電力不足の不安を解消できるでしょう。ただし、アイドリング時の出力は、走行時よりも低くなります。
メリット9|スマホ一つで簡単に操作できる
EcoFlow Alternator Chargerは、EcoFlowアプリ一つでモード切替や使用状況のモニタリングが行えます。EcoFlow製のポータブル電源と接続すれば、全てのデバイスを1箇所で管理が可能です。本体を操作するために、車を停めて運転席から移動する手間はかかりません。
メリット10|車を傷付けず簡単に取り付けられる
EcoFlow Alternator Chargerは、大切な車を傷付けず、簡単かつ綺麗に車のメインバッテリーやサブバッテリーに接続できます。取り付ける手順は、以下の3ステップです。
ヒューズケーブルを接続する
入カケーブルを接続する
ポータブル電源に出カケーブルを差し込む
具体的な取り付け方が知りたい方は、下記の動画を参考にしてください。
鉛蓄電池システムと比較したEcoFlow Alternator Chargerのメリット


一般的なサブバッテリーシステムとして従来から採用されてきた12V鉛蓄電池システムは、比較的安価で入手できる一方で、以下のようなデメリットがあります。
配線が複雑で工事が必要になる
バッテリーの劣化リスクがある
車への加工が必要になる場合もある
発電効率が低く、走行中の充電速度が限られる
上記のデメリットを解消し、充電性能と扱いやすさを大幅に向上させるには、EcoFlow Alternator Chargerへの切り替えが最適です。EcoFlow Alternator Chargerは、簡単な手順で大切な車体を傷付けず、綺麗に取り付けられます。
また、複数の保護機能を搭載しているので、メインバッテリーが損傷する心配はありません。シガーソケット充電を遥かにしのぐ急速充電も大きなメリットです。
EcoFlow Alternator Chargerが活躍する3つの場面


EcoFlow Alternator Chargerは、外出先での電気供給を必要とする以下の場面で大活躍します。アウトドアや災害時に電力不足から解放されれば、快適性が格段に向上するでしょう。
場面1|キャンプ
場面2|車中泊
場面3|車中泊避難
それぞれの場面について、詳しく見ていきましょう。
場面1|キャンプ
自然豊かな場所でテント生活を行うキャンプでは、電力の有無によって快適性が大きく左右されます。テント内は外気の影響を直接受けるため、徹底した気温対策が欠かせません。キャンプで冷暖房機器が使えれば、初心者にとってハードルが大きく下がります。
EcoFlow Alternator Chargerを使い、キャンプ場に着くまでの間にポータブル電源を満充電しておけば、到着した直後から家電がフル稼働できます。
場面2|車中泊
車両の中で寝泊りする車中泊では、泊数が増えれば増えるほど、EcoFlow Alternator Chargerの重要性も高まるでしょう。車内を自宅のように快適な生活空間へと変えるためには、生活家電の使用を可能にするポータブル電源が必需品です。
一晩寝泊りするだけでも、調理家電や冷暖房機器、照明器具などに多くの電力を消費するため、連泊する場合は毎日充電が必要になるでしょう。EcoFlow Alternator Chargerを用意しておけば、車中泊スポットまでの移動時間を活用して、効率的に急速充電できます。
場面3|車中泊避難
地震や台風などの災害が発生した際、避難所に入りきれなかったり、プライバシーを確保したかったりと、車中泊避難が有効な選択肢になる場合があります。EcoFlow Alternator Chargerを常備しておけば、天候や場所の制約を受けずに急速充電が可能です。
避難生活は長期化する恐れもあるため、健康状態を維持するためには、電気の力が欠かせません。災害時はガソリンも貴重な資源となるため、わずかな走行距離で大容量の充電が実現するEcoFlow Alternator Chargerは、万が一の備えとして必須です。
【新旧】EcoFlow Alternator Chargerの仕様比較


EcoFlowは、市場で高い人気を誇るAlternator Charger 500/800の次世代製品として、Alternator Charger 600/Plus 1000を発売しました。出力性能・機能性・操作性が大幅に向上し、新たなソーラー入力機能も追加されています。
新旧モデルの仕様を比較し、その革新的な進化を詳しく見ていきましょう。
【旧モデル】オルタネーターチャージャー500W|800W
旧モデルであるEcoFlow Alternator Charger 500W/800Wの仕様は、以下のとおりです。
| Alternator Charger 500 | Alternator Charger 800 | |
|---|---|---|
| 重量 | 約1.6 kg | 約2.3 kg |
| サイズ | 24.2 x 19.4 x 3.5cm | 24.2 x 19.4 x 3.5cm |
| ソーラー入力 | - | - |
| 充電モード | 入力:11V-31V、最大45A 出力:40V-60V、最大500W 出力:24V、最大360W | 入力:11V-31V、最大76A 出力:40V-60V、最大800W |
| 逆充電モード | 入力:40V-60V、最大13.2A 出力:13.8V/27.6V、最大500W | 入力:40V-60V、最大21A 出力:13.8V/27.6V、最大800W |
| EMCレベル | Class A | Class A |
【最新モデル】オルタネーターチャージャー600W|1000W
新たに登場したEcoFlow Alternator Charger 600W/1000Wの仕様は、以下のとおりです。
| Alternator Charger 600 | Alternator Charger Plus 1000 | |
|---|---|---|
| 重量 | 約1.1 kg | 約1.7 kg |
| サイズ | 22.4 x 15.3 x 3.8cm | 27.6 x 18.7 x 3.8cm |
| ソーラー入力 | - | 48Vー(11V-60Vー)、15A Max、 300W Max |
| 充電モード | 入力:11V-31V、最大45A 出力:40V-60V、最大12A、600W | 入力:11V-31V、最大75A 出力:40V-60V、最大1000W、20A |
| 逆充電モード | 入力:40V-60V、最大12A 出力:13.8V/27.6V、最大600W | 入力:11V-31V、最大20A 出力:13.8V/27.6V、最大1000W |
| EMCレベル | Class B | Class B |
従来よりも軽量コンパクトになり、さらに持ち運びやすくなっています。Alternator Charger Plus 1000では、ソーラー入力も可能になりました。また、EMCレベルは従来のClass Aから、より規制値が厳しいClass Bへと変更されています。
【新型】EcoFlow Alternator Chargerで進化したポイント4選


革新的な急速走行充電器「EcoFlow Alternator Charger」は、より速く、より安全でシンプルな電源ソリューションへと進化を遂げました。新型のEcoFlow Alternator Charger 600/Plus 1000で進化したポイントは、以下のとおりです。
ポイント1|スマート化
ポイント2|充電スピードの向上
ポイント3|使いやすさの改善
ポイント4|デザイン面の向上
それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
ポイント1|スマート化
新型のEcoFlow Alternator Chargerでは、イグニッションケーブルを新たに追加し、エンジン始動と同時に走行充電が自動起動するようになりました。充電開始時に本体の操作が不要になり、普段の流れで運転していると自然に電力も蓄電されていきます。
ポイント2|充電スピードの向上
シリーズ最高の充電速度を誇るEcoFlow Alternator Charger Plus 1000では、最大1,000Wの高出力で最短1時間の急速充電を実現します。シガーソケット充電と比べて、約10倍の速さです。これにより、短い移動時間でも効率的に電力を確保できます。
シリーズ初となる最大300Wのソーラー入力にも対応しているので、エンジンを切った状態でも充電を止めません。車に乗っている全ての時間を充電に充てられる走行充電器です。
ポイント3|使いやすさの改善
600W/1000W専用の出力ケーブルは、ユーザーの声を反映し、取り外しがより簡単になりました。目的地に着いたら、Alternator Chargerをポータブル電源からサクッと取り外し、ストレスなく持ち出せます。使い勝手が改善し、誰でも安心して使用できるでしょう。
ポイント4|デザイン面の向上
新型のEcoFlow Alternator Chargerは、旧モデルと比べて小型・軽量化しています。デザイン性の向上により、携帯時の負担を最小限に抑えられるでしょう。ポータブル電源とセットで気軽に屋外へと持ち出せます。車内での収納性も抜群で、他の荷物の邪魔になりません。
まとめ


本記事では、EcoFlowが発売した最新の急速走行充電器について解説してきました。
EcoFlow Alternator Chargerは、オルタネーターで発電された余剰電力を高出力でポータブル電源に供給できる充電ソリューションです。シガーソケット充電と比べて、5〜10倍の急速充電が実現します。ポータブル電源からメインバッテリーへの逆充電も可能です。
新型のEcoFlow Alternator Charger 600/Plus 1000では、出力性能や機能性、操作性が格段に向上しています。最大300Wのソーラー入力にも対応しているので、走行中やアイドリング中のみならず、エンジンを切っている間も充電を止めません。
走行時の余剰電力を無駄なく活用したい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。