今年の冬はいつからいつまで?寒くなる時期・冬服への衣替えや冬支度も解説
秋が来たかと思えば、クリスマスの音楽を耳にする機会が増え、冬はいつから始まるのか疑問に思われている方も多いのではないでしょうか。感覚的な冬と暦・気象で定義された冬が、必ずしも一致するとは限りません。間近に迫った冬に向けて、冬支度を整えましょう。
そこで本記事では、冬がいつからいつまでを指すのかについて解説します。今年の冬はいつから寒くなるのかや、冬のイベントがいつから始まるのかも掲載しているので、来たる冬に向けた準備を計画的に行いたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
冬はいつからいつまで?
冬はいつからいつまでかと問われた際、どの区分を基準にするかによって回答が異なります。また、日常的な感覚での冬とは、僅かに誤差があるでしょう。暦・二十四節気や天文学、気象学における冬の定義は、以下のとおりです。
暦・二十四節気|立冬から立春前日まで
天文学|冬至から春分まで
気象学|12月から2月まで
それぞれの定義について、詳しく見ていきましょう。
暦・二十四節気|立冬から立春前日まで
日本の伝統的な暦である二十四節気は、1年を24等分し、季節の変化を表す指標です。二十四節気における冬は、立冬から立春前日までを指します。
立冬:11月7日頃
立春:2月4日頃
立冬を境に全国では初雪の便りが届き始め、冬の佇まいへと変わっていきます。一方の立春は、寒さが和らぎ、生物が春支度を始める頃です。
天文学|冬至から春分まで
天文学では、太陽黄径が270°となる「冬至」から0℃になる「春分」までを冬としています。冬至は1年の中で夜が最も長く、昼が最も短い日を指し、毎年12月21日頃です。一方の春分は、昼と夜の長さがほぼ同じになり、毎年3月20日頃に迎えます。
気象学|12月から2月まで
気象庁は、過去の気温や気候データに基づいて冬を12月〜2月と定義しています(※1)。長年積み上げられたデータの裏付けがあるため、最も感覚的な冬に近い指標と言えるでしょう。12月から2月にかけては、全国的に寒さが厳しく、雪が降る地域も多くあります。
※1参考:気象庁「冬によく使う用語(その1)」
【2025年】今年の冬はいつから寒くなる?


冬の期間は二十四節気や気象学によって明確に定められていますが、実際の気温は年によって異なります。そのため、冬の定義よりも「実際に寒くなるのはいつからか」に注視していた方が、冬支度を万全に整えられるでしょう。
今年の冬がいつから寒くなるのかや、冬服への衣替え時期について解説します。
12月に真冬並みの寒気が南下する
今年の冬は、前半にラニーニャ現象に近い特徴が現れる見込みです(※2)。12月に入ると真冬並みの寒気が南下する予想なので、11月のうちに冬支度を済ませておきましょう。日本海側の海面水温が高くなるので、局所的な大雪に注意が必要です。
冬服に衣替えするのはいつからか
今年の11月は平年よりも気温が高い見込みですが、12月に入ると一気に平年並みの寒さが訪れます(※3)。11月のうちに冬服をすぐに出せるよう整理しておき、12月に入って気温が15℃以下に下がった段階で衣替えするとよいでしょう。
冬の訪れを感じる瞬間とは


冬の訪れを感じる瞬間は、人によって様々です。いくつかのサインを把握しておけば、冬が本格化する前に準備を整えられます。冬の訪れを感じる瞬間は、以下のとおりです。
吐く息が真っ白になる
夕方には外が真っ暗になる
鍋料理が恋しくなる
初雪のニュースが多くなる
喉の乾燥が気になる
街中にクリスマスのムードが漂う
冬野菜がスーパーに並ぶ
空気が冷たくなってきた
冬っぽさを感じ始めたら、防寒対策や乾燥対策が必要になるでしょう。
冬のイベントはいつからいつまで?


学生や社会人、主婦にとって冬は、気分が上がるイベントが盛りだくさんの季節です。各イベントがいつからいつまでかを把握しておけば、予定を立てながら楽しみに過ごせます。
小中学生・高校生・大学生の冬休み
冬ボーナスの査定期間
冬のバーゲンセール
それぞれのイベントについて、詳しく見ていきましょう。
小中学生・高校生・大学生の冬休み
小学生から大学生までの冬休みは、年末年始を挟んだ12月下旬から1月上旬までの2週間程度が一般的です。同じ自治体の小学校・中学校・高校であれば、基本的に冬休み期間は変わりません。一方、大学の冬休みは、国公立大学・私立大学によって多少前後します。
大学入学共通テストの実施会場になっている一部の大学では、1月の休みが多くなっている場合もあります。休み明けには、後期のテスト期間に入る大学もあるでしょう。
冬ボーナスの査定期間
まとまった現金が支給される冬のボーナスは、社会人にとって大きな楽しみの一つです。一般的な会社では、4月〜9月頃をボーナスの査定期間としています。
査定期間とは、ボーナスの額を決定するために設ける期間です。この期間中の勤務態度や成果が、12月中旬頃に支給される冬のボーナス額に反映されます。
冬のバーゲンセール
全国のデパートや百貨店、家電量販店、ショッピングモールなどでは、12月上旬から1月下旬にかけて冬のバーゲンセールが開催されます。主なセールの種類は、以下のとおりです。
プレセール:12月10日前後から
クリスマスセール:12月25日前後
年末セール:12月26日前後から年末まで
初売りセール:1月1日から
日用品から生活家電まで幅広い商品が大幅値下げされるので、チェックしておきましょう。
【地域別】冬の伝統行事はいつからか


雪が降り積もる冬になると、全国各地で雪を使った以下のような行事が開催されます。銀世界でのライトアップや大雪像など、どの行事も見ごたえ抜群です。心が温まる地域の行事を通して、忘れられない冬の思い出を作りましょう。
北海道|さっぽろ雪まつり
山形|月山志津温泉 雪旅籠の灯り
栃木|湯西川温泉 かまくら祭
新潟|十日町雪まつり
岐阜|平湯大滝結氷まつり
それぞれの行事がいつから開催されるかについて紹介します。
北海道|さっぽろ雪まつり
北海道を代表する冬のイベントといえば、札幌で開催される「さっぽろ雪まつり」です(※4)。毎年2月上旬に開催され、2026年は2月4日から11日までを予定しています。
会場は「大通会場」「すすきの会場」「つどーむ会場」に分かれ、雪像や氷像、巨大すべり台などが出現します。夜に開催されるライトアップも見どころの一つです。
※4参考:さっぽろ雪まつり公式サイト
山形|月山志津温泉 雪旅籠の灯り
「隠れ積雪日本一」として知られる月山志津地区で、毎年2月上旬から下旬まで開催される伝統行事。昔の志津の町並みが雪で再現されます。雪旅籠やかまくらの中に入り、幻想的な光の空間に癒されましょう。雪の中でととのう豪雪テントサウナも魅力です。
※5参考:月山志津温泉雪旅籠の灯り
栃木|湯西川温泉 かまくら祭
800年以上の歴史を持つ湯西川温泉で開催される冬の風物詩「湯西川温泉 かまくら祭」(※6)。毎年、1月下旬から3月上旬までの約1ヵ月間、開催されています。沢口河川敷に並ぶ小さなかまくらは、幻想的です。平家の里では、当時の暮らしが再現されています。
新潟|十日町雪まつり
新潟県十日町市で毎年2月下旬に開催される雪まつり。会場には、各地区の人々が手作りした雪像が並びます(※7)。地酒・地元グルメが揃う屋台や雪上ステージなど、楽しめるイベントも盛り沢山です。WESTスノーパークでは、小さい子どもでも安心して遊べます。
※7参考:十日町雪まつり
岐阜|平湯大滝結氷まつり
飛騨三大名瀑のひとつ「平湯大滝」が氷結した姿をライトアップする「平湯大滝結氷まつり」(※8)。毎年、2月中旬から下旬にかけて開催されます。落差64m、幅6mの大滝が氷結する姿は、迫力満点です。期間中は打上花火も楽しめます。
※8参考:奥飛騨冬物語「平湯大滝結氷まつり」
冬の停電に備えて揃えたいポータブル電源


寒冷地では、大雪が降ると大規模な停電に見舞われる恐れがあります。寒冷地でなくても、地震や土砂災害、水害などの災害による停電は、3日以上にのぼるケースも少なくありません。万が一の停電対策として常備しておきたいアイテムが、ポータブル電源です。
ポータブル電源とは、内部に大量の電気を蓄電し、停電時も電化製品に給電できる機器を指します。冬の停電時にポータブル電源が活躍する場面は、以下のとおりです。
電子レンジや電気ケトルを稼働して、簡単に非常食を温められる
電気ストーブや電気毛布などの暖房機器を稼働して、快適な気温を維持できる
加湿器を稼働し、冬の乾燥による感染対策を万全にできる
冷蔵庫に給電して、食品が傷むのを防げる
LEDライトを点灯させて、夜の暗闇を照らして安全に生活できる
情報収集や連絡手段になるスマホを常にフル充電にしておける
除雪機を稼働し、効率的に雪かきが行える
電気供給が途絶えた状況でも、ポータブル電源があれば常に温かく過ごせます。携帯性に優れているので、自宅のみならず屋外でも快適な環境を作り出せるでしょう。
冬の停電対策に必要な性能|おすすめの製品
冬の停電対策として揃えるポータブル電源は、家族の人数や生活スタイルに合わせて選びましょう。1〜2人暮らしで家にいる時間が少ない家庭では、出力1.5kW、容量1kWh以上が必要です。3人家族以上の子育て世帯では、出力3kW、容量4kWh以上あると安心でしょう。
EcoFlowは、家族の人数に合わせて以下のポータブル電源を販売しています。
1~2人家族「DELTA 3 Plus」
3人家族以上「DELTA Pro 3」
それぞれの製品について、詳しく見ていきましょう。
1~2人家族「DELTA 3 Plus」
定格出力1500W、容量1024Whのポータブル電源。X-Boost機能で最大2000Wの家電に給電できるので、エアコンや冷蔵庫、電子レンジなど、複数の家電を同時に動かせます。容量は、最大5kWhまで拡張が可能です。約12.5kgの小型設計で、家中どこでも使用できます。
高度な電源自動切り替え機能を搭載しており、停電が起きると10ms未満で電気供給源がポータブル電源に切り替わります。コンセントから最短56分で満充電できるので、使いたい時にすぐ使える点も魅力。ソーラーパネルと併用すれば、停電中も70分で満充電できます。
3人家族以上「DELTA Pro 3」
定格出力3600W、容量4kWhのポータブル電源。容量を最大12kWhまで拡張できるので、大家族や長期間の停電対策にもおすすめです。X-Boost機能で最大5100Wの家電を稼働でき、冬に欠かせない電気式床暖房や給湯機など200Vの大型家電にも対応しています。
UL94 5VA認証の難燃素材を採用し、独自の安全保護機能「X-GUARD」を搭載しているので、子供やお年寄りがいる家庭でも安心です。ハンドル付きのコンパクト設計で持ち運びも楽々。ソーラーパネルのデュアルPV充電により、停電中も最速2.2時間で満充電できます。
冬に備えて今からできる3つの準備
冬らしい本格的な寒さは、もうすぐそこまで迫っています。肌寒さを感じるようになった今のうちに、冬支度を済ませておきましょう。冬に備えた準備は、以下のとおりです。
準備1|暖房器具を点検する
準備2|温かい寝具を用意する
準備3|加湿器で乾燥対策を行う
それぞれの準備について、詳しく見ていきましょう。
準備1|暖房器具を点検する
本格的な寒さがやってくると、すぐに暖房器具の出番です。事前に点検しておけば、いざという時に動かず寒い思いをする心配がありません。暖房器具ごとの点検内容を紹介します。
暖房器具 | 点検内容 |
エアコン | ・送風運転をして、エアコン内部を乾燥させる ・フィルターを掃除する |
ファンヒーター | ・灯油を買い揃えておく ・フィルターの汚れを掃除機やブラシで落とす |
こたつ | 電源コード、天板、ユニットをセットで出しておく |
準備2|温かい寝具を用意する
冬の朝晩は特に気温が下がるので、冬用の寝具がなければ快適な睡眠は望めません。押し入れから羽毛布団を出しておきましょう。羽毛には空気の層ができるため、暖かさを保ってくれます。綿の布団よりも軽く、寝ている体への負担を最小限に抑えられるでしょう。
準備3|加湿器で乾燥対策を行う
冬は空気中の水分量が少ないため、加湿器による乾燥対策が欠かせません。乾燥した空気の中で過ごすと、皮膚トラブルのリスクが高まります。また、体温が下がり、免疫力が弱まっている状態で鼻やのどの粘膜が乾燥すると、ウイルスに感染しやすくなるのです。
加湿器はアロマオイルディフューザーを兼ねたタイプや、軽量コンパクトタイプなど、多種多様な商品が販売されているので、自分に合った一台を準備しましょう。
まとめ
本記事では、冬はいつからやってくるのかについて解説してきました。
冬は二十四節気、天文学、気象学で異なる定義がされています。過去の気温や気候データに基づいた気象学における冬は、12月から2月までです。今年の冬は、12月に入ると真冬並みの寒気が訪れる予想なので、11月のうちに冬支度を済ませておきましょう。
冬支度では衣替えだけでなく、暖房器具の点検や温かい寝具、加湿器の準備が必要です。ポータブル電源も用意しておけば、万が一の停電時にも暖房機器が動かせます。
EcoFlowは、高出力・大容量を備えたポータブル電源を販売しています。来たる冬の厳しい寒さから家族を守りたい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。