【年末年始】福利厚生ギフトは何がおすすめ?シーン別の予算や選び方を解説
従業員のモチベーション向上や帰属意識を高める手段として、福利厚生ギフトを活用する企業が増えています。特に年末年始は、1年の労をねぎらい感謝を伝える絶好のタイミングです。
しかし、「どんな商品を選べばいいのかわからない」「予算の相場がわからない」と悩む担当者の方も多いのではないでしょうか。せっかく贈るなら、従業員に喜ばれ、長く使ってもらえるアイテムを選びたいものです。
本記事では、福利厚生ギフトのシーン別相場目安や定番商品に加え、近年注目を集めるポータブル電源が選ばれる理由を解説します。ギフト選びの参考にしてください。
福利厚生ギフト(プレゼント)とは?
福利厚生ギフトとは、企業が従業員の労をねぎらい、モチベーション向上や帰属意識を高める目的で贈る品物のことです。
給与や賞与とは別に、会社から従業員への感謝の気持ちを形にしたものと言えます。
活用されるタイミングはさまざまで、年末年始の贈り物、創立記念日、永年勤続表彰、業績表彰、入社・退職時の記念品などが代表的です。
近年は従業員満足度(ES)向上の施策として、福利厚生ギフトを積極的に取り入れる企業が増加傾向にあります。
適切なギフトを選ぶことで、従業員は「会社から大切にされている」と感じやすくなります。
その結果、仕事へのエンゲージメントが高まり、離職率の低下や生産性向上にもつながる可能性があるのです。
福利厚生で贈るギフトの相場目安


福利厚生ギフトの予算は、贈るシーンや目的によって大きく異なります。ここでは、シーン別の相場目安を紹介します。
社内イベントの場合
忘年会や新年会、社員旅行、周年イベントなどの社内イベントでは、1人あたり3,000円〜7,000円程度が一般的な相場です。
参加者全員に配布するケースもあるため、単価を抑えつつも実用的で喜ばれるアイテムが選ばれる傾向にあります。
日用品やお菓子の詰め合わせ、タオルセットなどが定番ですが、近年は防災グッズやモバイルバッテリーなど実用性の高いアイテムも人気を集めています。
お祝いごとの場合
結婚祝いや出産祝いなど、従業員のライフイベントに対するギフトは、5,000円〜10,000円程度が相場です。
個人に向けた贈り物となるため、相手の生活スタイルに配慮した品物選びが求められます。
自分で好きな商品を選べるカタログギフトは、好みがわからない場合でも失敗しにくい選択肢です。
出産祝いであればベビー用品、結婚祝いであれば新生活に役立つ家電など、ライフステージに合わせたアイテムも喜ばれます。
業績表彰の場合
業績表彰に対するギフトは10,000円〜50,000円程度と幅広い相場になります。
営業成績優秀者や社内コンテストの受賞者など、特別な功績に対する贈り物のため、記憶に残る価値のあるアイテムが選ばれることが多いです。
例えば、高品質な家電製品、ブランド品、旅行券、体験型ギフトなどが人気です。
「頑張りが認められた」と実感できるような、特別感のある品物を選ぶことで受賞者のさらなるモチベーション向上につながります。
永年勤続表彰の場合
勤続10年、20年、30年といった節目を迎えた従業員への永年勤続表彰では、10,000円〜100,000円と企業の規模や方針によって相場が大きく異なります。
長年の貢献に対する感謝を伝える重要な機会のため、相応の予算を確保する企業が多いです。
勤続年数に応じて金額を段階的に設定している企業も多く、10年で3万円、20年で5万円、30年で10万円といった基準を設けているケースもあります。
従業員の入社・退社の場合
入社時のウェルカムギフトは3,000円〜5,000円程度、退職時の送別ギフトは5,000円〜30,000円程度が目安です。
入社時は新しい仲間を歓迎する気持ちを、退職時は長年の感謝を込めて贈ります。
入社時は会社のロゴ入りグッズや文房具、名刺入れなど実用的なビジネスアイテムが定番です。
退職時は花束や記念品に加え、本人の趣味や次のステージで役立つものを選ぶと喜ばれます。
定年退職の場合は、特に感謝の気持ちを込めて予算を上乗せする企業も少なくありません。
福利厚生ギフトで選ばれているおすすめの商品


福利厚生ギフトには、従業員が実際に使って喜ばれる実用的なアイテムが選ばれる傾向にあります。ここでは、企業の福利厚生ギフトとして特に人気の高い商品を5つ紹介します。
カタログギフト
カタログギフトは、受け取った従業員が自分で好きな商品を選べるため、好みが分かれにくく失敗が少ない選択肢です。
食品、雑貨、体験、家電など幅広いジャンルから選択できます。
価格帯も3,000円〜50,000円以上と幅広く、予算に応じて柔軟に対応できる点が企業側にとっても使いやすいポイントです。
配送も一括で手配できるため、担当者の事務負担を軽減できるメリットもあります。
商品券・ギフトカード
商品券やギフトカードは汎用性が高く喜ばれやすい定番ギフトです。
百貨店共通商品券、Amazonギフトカード、QUOカードなど、利用先の選択肢が多いものが人気を集めています。
現金に近い性質を持つため、福利厚生費として処理できるかどうかは税務上の確認が必要です。
金額が明確にわかってしまう点をデメリットと感じる場合は、カタログギフトや現物支給を検討するのも良いでしょう。
食品・グルメギフト
高級食材やお取り寄せグルメ、スイーツなどの食品ギフトは、特別感があり家族みんなで楽しめる点で人気があります。
普段は自分で買わないような少し贅沢な食品は、もらうと嬉しいギフトの代表格です。
年末年始であればおせちやお酒、夏場であれば素麺やゼリーなど、季節感を演出しやすい点もメリットです。
ただし、消費期限があるため配送時期や在庫管理には注意が必要になります。
生活家電
日常で使える生活家電は実用性が高く喜ばれやすいギフトです。
毎日使うものだからこそ、贈った会社への感謝とともに記憶に残りやすい贈り物になります。
具体的には、以下のような生活家電が福利厚生ギフトにおすすめです。
加湿器
空気清浄機
コーヒーメーカー
マッサージ器
小型冷蔵庫
消耗品と異なり長く使えるため、数年後に「あのとき会社からもらった」と思い出してもらえる可能性があります。
価格帯も数千円から数万円まで幅広く、予算に合わせて選びやすい点も魅力です。
ポータブル電源
福利厚生ギフトとしてポータブル電源が選ばれる理由


ポータブル電源は実用性と防災対策を兼ね備えた福利厚生ギフトとして注目されています。ここでは、企業がポータブル電源を選ぶ3つの理由を解説します。
在宅勤務社員の防災対策・BCM対策になる
現在、多くの企業で在宅勤務やリモートワークが定着していますが、従業員の自宅で停電が発生した場合、業務を継続できなくなるリスクがあります。
特に南海トラフ地震など今後想定される大規模災害では、広域での停電が長期化する可能性も指摘されています。
従業員の自宅にポータブル電源があれば、停電時でもWi-FiルーターやPC、スマートフォンを稼働させ、業務を続けることが可能です。
従業員の安全を守ると同時に、BCM対策としても有効な施策と言えるでしょう。
実用性が高く長く使ってもらえる
ポータブル電源は防災用途だけでなく、キャンプや車中泊、庭でのBBQなど、日常のさまざまなシーンで活用できます。
スマホの充電から調理家電まで幅広い機器に給電でき、1台あれば多目的に使える汎用性の高さが魅力です。
リン酸鉄リチウムイオン(LFP)バッテリーを採用したモデルであれば、3,000〜4,000回の充放電サイクルに対応しており、毎日使っても約10年間は性能を維持できます。
消耗品のように使い切って終わりではなく、長期間にわたって活用してもらえる点は福利厚生ギフトとして大きなメリットです。
年末年始ギフトとしても喜ばれる
年末年始は帰省や家族との時間が増える時期であり、家庭で役立つ実用的なギフトが喜ばれやすいタイミングです。
冬場は暖房需要が高まり電力消費が増える時期でもあるため、停電時のバックアップ電源として活躍する場面も想定されます。
お正月のアウトドアイベントを楽しむ方にとっても、ポータブル電源は重宝するアイテムです。
季節的なニーズにもマッチしやすく、年末年始の福利厚生ギフトとして適した選択肢と言えるでしょう。
福利厚生ギフトとしてポータブル電源を選ぶ際のポイント


福利厚生ギフトとしてポータブル電源を選定する際は、税務面・実用面・利便性の観点から確認すべきポイントがあります。ここでは、3つの選定ポイントを紹介します。
価格が10万円以下であること
福利厚生ギフトとしてポータブル電源を贈る場合、価格が10万円以下であることが望ましいとされています。
なぜなら、高額になるほど給与課税や一時所得として扱われるリスクが高まり、従業員側に税負担が発生する可能性があるためです。
社会通念上相当と認められる範囲内であれば福利厚生費として処理できますが、判断基準は明確に定められていません。
価格帯の設定は慎重に行い、必要に応じて税理士への確認をおすすめします。
容量は1kWh程度が目安
在宅勤務のバックアップ電源として活用することを想定した場合、1kWh(1,000Wh)程度の容量があれば現実的に対応可能です。
この容量帯であれば、Wi-Fiルーター(約10W)とノートPC(約50W)を1週間ほど稼働できます。
BCM対策として実効性のある容量を確保しつつ、価格も抑えやすいバランスの良いサイズと言えるでしょう。
重量とサイズは自宅使用を考慮する
福利厚生ギフトとして配布するポータブル電源は、従業員の自宅で使用されることが前提となります。
そのため、大きすぎると保管場所に困り、重すぎると階段での移動や非常時の持ち出しが困難になる点に注意が必要です。
10〜15kg程度で持ち運びやすいハンドル付きのモデルがおすすめです。
コンパクトな設計で収納場所を選ばない製品を選ぶことで、日常的に使ってもらいやすくなります。
福利厚生ギフトにおすすめのポータブル電源2選
福利厚生ギフトに適したポータブル電源として、EcoFlowのおすすめモデルを2つ紹介します。いずれも1kWh容量で持ち運びやすいサイズ感の製品です。
EcoFlow DELTA 3 Plus


「EcoFlow DELTA 3 Plus」は、1,024Whの容量と定格1,500Wの出力を備えた高性能モデルです。
冷蔵庫、テレビ、PC、オーブンなど99%の家電製品に給電でき、X-Boost機能を使えば最大2,000Wの機器にも対応します。
充電性能も優れており、AC充電では40分で80%、56分で満充電が完了します。
急な停電に備えて短時間で電力を蓄えられる点は、防災用途として大きな強みです。
EcoFlow DELTA 3


「EcoFlow DELTA 3」は、「EcoFlow DELTA 3 Plus」と同じ1,024Wh容量・定格1,500W出力を備えながら、より手頃な価格で導入できるモデルです。
基本性能は同等で、X-Boost機能により最大2,000Wの家電にも対応します。
AC充電では最速56分でフル充電が可能で、ソーラー充電や走行充電にも対応しています。
車の助手席やトランク、クローゼットにもすっきり収まるコンパクト設計で、取っ手付きのため持ち運びも便利です。
「予算を抑えつつ高性能なモデルを選びたい」という企業におすすめの1台です。
福利厚生ギフトに関するよくある質問


最後に、福利厚生ギフトについてよく寄せられる疑問にお答えします。
福利厚生ギフトは課税対象になる?
社会通念上相当と認められる範囲内であれば、福利厚生費として非課税扱いになるケースが多いです。
創立記念や永年勤続表彰など、一定の基準に基づいて全従業員を対象に支給する場合は、福利厚生費として処理できる可能性があります。
ただし、高額になると給与課税や一時所得の対象となるリスクがあります。
明確な金額基準は定められていないため、判断に迷う場合は税理士や税務署で確認しましょう。
従業員が喜ぶプレゼントの特徴は?
実用性が高く日常生活で活用できるアイテム、特に「自分では買わないが、もらうと嬉しい」という少し良いものは喜ばれやすい傾向にあります。
家族と一緒に使えるものや、防災・健康など従業員の暮らしを支える目的が伝わるギフトは、会社からの配慮を感じてもらいやすいでしょう。
単なる物品ではなく、従業員を大切にする企業姿勢が伝わるギフト選びが重要です。
ポータブル電源を大量購入するときの割引はある?
EcoFlowでは、法人向けの大口注文・まとめ買い(3台以上)に対して割引サービスを用意しています。
台数に応じた見積もり対応が可能なため、まずは問い合わせて予算内での導入を検討することをおすすめします。
福利厚生ギフトとして従業員全員に配布する場合など、まとまった台数が必要な際は事前に問い合わせると良いでしょう。
まとめ
本記事では、福利厚生ギフトのシーン別相場目安や人気商品、ポータブル電源が選ばれる理由と選定ポイントを解説しました。
福利厚生ギフトは、従業員のモチベーション向上や帰属意識を高める重要な施策です。年末年始や永年勤続表彰、業績表彰など、さまざまなタイミングで活用されています。
近年は在宅勤務の普及や災害意識の高まりから、防災用品としても日常使いとしても活躍するポータブル電源が注目を集めています。
福利厚生ギフトとしてポータブル電源を選ぶ際は、税務上の観点から10万円以下の価格帯、BCM対策として実効性のある1kWh程度の容量、自宅で扱いやすい重量・サイズを基準にすると良いでしょう。
EcoFlowでは、1kWh容量で持ち運びやすいサイズ感のポータブル電源を販売しています。大口注文にも対応しているので、製品ページをぜひご確認ください。