【2025年】世界最大の地震ランキングTOP7!マグニチュード・死者数別に紹介

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2011年に三陸沖で起きた東日本大震災は、マグニチュード9.0を観測し、世界最大規模の巨大地震といっても過言ではありません。日本は世界有数の地震大国ですが、世界に目を向けると、さらに深刻な被害に見舞われた事例が存在します。

そこで本記事では、規模や死者数が世界最大の地震をランキング形式で紹介します。世界最大規模の地震に備えて家庭でできる対策も掲載しているので、家族を守る術が身に付くでしょう。世界最大の地震から教訓を得たい方は、ぜひ最後までご覧ください。

世界最大の地震ランキング​TOP7【マグニチュード】

地球が約46億年前に誕生して以来、歴史の中で幾度となく大地震が発生しています。記録に残る中で、世界最大の地震が観測したマグニチュードは9.5です。2011年に起きた東北地方太平洋沖地震と比べて約5.6倍もの規模があり、その破壊力は計り知れません。

世界最大の地震をマグニチュードのランキング​で紹介します(※1)。

  • 【第1位:Mw9.5】1960年|チリ地震

  • 【第2位:Mw9.2】1964年|アラスカ地震

  • 【第3位:Mw9.1】2004年|スマトラ沖地震

  • 【第4位:Mw9.0】2011年|東北地方太平洋沖地震

  • 【第4位:Mw9.0】1952年|カムチャッカ地震

  • 【第5位:Mw8.8】2010年|チリ地震

  • 【第5位:Mw8.8】1906年|エクアドル・コロンビア地震

それぞれの地震について、詳しく見ていきましょう。

※1参考:内閣府防災情報「1900年以降に発生した地震の規模の大きなもの上位10位」

【第1位:Mw9.5】1960年|チリ地震

1900年以降に発生した世界最大規模の地震は、1960年5月23日にチリ南部で発生したマグニチュード9.5の巨大地震です(※2)。平均時速750kmにのぼる高速の津波が発生し、22時間半後には日本列島の沿岸に到達しました。

三陸海岸では津波の高さが8mを超え、全国で死者139人、住宅の浸水37,195棟、流失・全壊2,830棟の甚大な被害が発生しています。ハワイ島では、61人の死者が出ました。

※2参考:自然災害情報教室「チリ地震大津波_昭和35年」

【第2位:Mw9.2】1964年|アラスカ地震

世界最大の地震規模ランキング第2位は、1964年3月27日にアラスカで起きたマグニチュード9.2の地震です(※3)。聖金曜日に発生したため、聖金曜日地震とも呼ばれています。津波がカリフォルニア州沿岸を襲い、クレセント市は特に大きな被害を受けました。

※3参考:内閣府「津波被害軽減と事前準備に関する包括的アプローチの展開」

【第3位:Mw9.1】2004年|スマトラ沖地震

世界最大の地震規模ランキング第3位は、2004年12月26日にインドネシア共和国スマトラ島アチェ州沖で起きたマグニチュード9.1の地震です(※4)。この地震で発生した津波は、インドネシアに留まらず、タイやマレーシア、モルディブ、アフリカ大陸にまで達しました。

被災者は約206万人、死者・行方不明者数は約23万人にのぼります。世界的な観光地であるタイのプーケットも被害を受け、日本人は計40名が死亡しました。

※4参考:内閣府防災情報「インドネシア・スマトラ島沖大規模地震及びインド洋津波」

【第4位:Mw9.0】2011年|東北地方太平洋沖地震

世界最大の地震規模ランキング第4位は、2011年3月11日に日本の三陸沖で起きたマグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震です(※4)。死者数は約1万5,900人、全壊建物は約12万8,500戸にのぼりました。死者の92.4%は、津波による溺死です。

※4参考:内閣府防災情報「東日本大震災の被害の概要」

【第4位:Mw9.0】1952年|カムチャッカ地震

世界最大の地震規模ランキング同率の第4位は、11月5日に千島海溝を震源に起きたマグニチュード9.0の地震です(※5)。カムチャツカ半島や千島列島に最大18mの津波が発生しました。日本でも太平洋側に最大3mの津波が襲来し、約1200軒の浸水被害を受けています。

※5参考:内閣府防災情報「カムチャツカ半島沖地震(1952年)」

【第5位:Mw8.8】2010年|チリ地震

世界最大の地震規模ランキング第5位は、2010年2月27日にチリ中部沿岸で起きたマグニチュード8.8の地震です(※6)。日本では「大津波警報」が発令され、全国で約160万人に避難指示が出されました。三陸海岸での被害額は約63億円に及んでいます。

※6参考:自然災害情報室「2010年チリ地震津波」

【第5位:Mw8.8】1906年|エクアドル・コロンビア地震

世界最大の地震規模ランキング同率の第5位は、1906年1月31日にエクアドル沖で発生したマグニチュード8.8の地震です(※7)。津波はリオベルデ川とコロンビアのミカイの間を襲い、500〜1,500人が死亡しました。和歌山県串本でも48cmの津波を観測しています。

※7参考:CNN.co.jp「熊本とエクアドルの大地震、関連性は?」

世界最大の地震ランキング​TOP5【死者数】

必ずしも地震の規模が死者数に直結するとは限りません。震源の深さや建物の耐震性、震源地の人口密度などが関係して、人的被害は拡大します。歴史上最も大きな犠牲者を出した世界最大の地震ランキング​は、以下のとおりです(※8)。

  • 【第1位:約24万人】1976年|唐山地震

  • 【第2位:約23万人】2004年|スマトラ沖地震

  • 【第3位:約22万人】2010年|ハイチ地震

  • 【第4位:約20万~24万人】1920年|海原地震

  • 【第5位:約11万人】1948年|トルクメニスタン地震

それぞれの地震について、詳しく見ていきましょう。

※8参考:自然災害ランキング「世界の自然災害~死者数ランキング(歴代)」

【第1位:約24万人】1976年|唐山地震

世界最大の犠牲者を出した地震は、1976年7月28日に中国河北省唐山市豊南で発生したマグニチュード7.8の唐山地震です(※9)。死者は24万2,769人、重傷者は16万4,851人にのぼります。民間建物の95.53%が被害を受け、都市機能は完全に麻痺しました。

※9参考:百度百科事典「7月28日唐山地震」

【第2位:約23万人】2004年|スマトラ沖地震

世界最大の死者数を出した地震ランキング第2位は、マグニチュードのランキングでも世界第3位にランクインした、2004年12月26日のスマトラ沖地震です(※4)。死者・行方不明者数が約23万人に達しました。海外からの観光客も多数犠牲になっています。

【第3位:約22万人】2010年|ハイチ地震

世界最大の死者数を出した地震ランキング第3位は、2010年1月12日にハイチ共和国首都ポルトープランスの近くで発生したマグニチュード7.0の地震です(※10)。死者は222,517人、負傷者は310,928人にのぼりました。日本も3,000万円相当の支援を実施しています。

※10参考:JICA「2010年 ハイチ地震」

【第4位:約20万~24万人】1920年|海原地震

世界最大の死者数を出した地震ランキング第4位は、1920年12月16日に中国甘粛省で起きた海原地震です(※11)。死者数は20万〜24万人と推定されています。震源地から200kmの広範囲にわたって被害を及ぼし、その後3年間も余震が続きました。

※11参考:エキサイトニュース「甚大なる被害をもたらした世界25の地震」

【第5位:約11万人】1948年|トルクメニスタン地震

世界最大の死者数を出した地震ランキング第5位は、1948年10月6日にソ連邦トルクメン共和国の首都「アシガバート」で起きた地震です(※12)。脆弱な1階建ての住宅はほとんどが崩壊し、数千人が犠牲になりました。死者数は全体で約11万人に及んでいます。

※12参考:ロシア・ビヨンド「ソ連史上最大の地震」

最大規模の地震で起こる停電対策!ポータブル電源とは

世界最大規模の地震が起きると、高い確率で停電も発生します。停電は3日以上も続くケースがあり、その間は電化製品が一切使用できません。普段当たり前のように使っている冷蔵庫や照明器具、調理家電などが使えなくなり、生活の質は一気に低下するでしょう。

そんな停電時に活躍するアイテムが、ポータブル電源です。ポータブル電源とは、内部に大量の電気を貯めこみ、停電時も電化製品に給電できる機器を指します。地震による停電中にポータブル電源が活躍する場面は、以下のとおりです。

  • 電子レンジや電気ケトルを稼働して、簡単に非常食を温められる

  • エアコンや扇風機などの冷暖房機器を稼働して、快適な気温を維持できる

  • 冷蔵庫に給電して、食品が傷むのを防げる

  • LEDライトを点灯させて、夜の暗闇を照らして安全に生活できる

  • 情報収集や連絡手段になるスマホを常にフル充電にしておける


調理家電で食品を加熱できれば、食中毒になる心配がなくなります。冷暖房機器で体温を維持できるので、熱中症や低体温症のリスクも軽減するでしょう。ソーラーパネルを使えば、停電中も充電切れになる心配がありません。

巨大地震への備えに必要な性能|おすすめの製品

世界最大規模の巨大地震に備えるには、用途に合ったポータブル電源が必要です。被害想定区域内に自宅があり、避難所への避難を想定する場合は、逃げ遅れるリスクを最小限に抑えるために軽量コンパクトなタイプを選びましょう。

一方、在宅避難を想定する場合は、消費電力の高い調理家電や冷暖房機器を長く使用できるよう高出力・大容量のタイプが重宝します。出力1,500W、容量1kWh以上あると安心です。

EcoFlowは、用途に応じて以下のポータブル電源を販売しています。

  • 移動避難「RIVER 3 Plus」

  • 在宅避難「DELTA 3 Plus」

それぞれの機種について、詳しく見ていきましょう。

移動避難「RIVER 3 Plus」

定格出力600W、容量286Whのポータブル電源。約4.7kgの軽量コンパクト設計なので、津波から避難する際にも移動の妨げになりません。X-Boostで最大900Wの出力を誇り、避難所では自宅にある90%の家電が動かせます。

30dBの静音設計により、避難所で使用しても他の被災者の迷惑になりません。7つのポートを搭載し、避難所ではスマホや電気毛布、ラジオなどを同時に動かせます。

EcoFlow RIVER 3 Plus

・定格出力600W、X-Boostで900W、90%の家電を稼働できる ・ワイヤレス接続で最大858Whに容量拡張可能 ・<10ms電源自動切り替え機能搭載で精密機器にも安心して使用できる ・100W以下の電化製品の稼働時間を2倍に

在宅避難「DELTA 3 Plus」

定格出力1500W、容量1024Whのポータブル電源。X-Boost機能で最大2000Wの出力と、拡張後に最大5kWhの大容量を実現するため、世界最大規模の地震で停電が長期化しても電力を供給し続けられるでしょう。約12.5kgの小型設計で、部屋間の移動も楽々です。

高度な電源自動切り替え機能を搭載しており、停電が起きると10ms未満で電気供給源がポータブル電源に切り替わります。コンセントから最短56分で満充電できるので、使いたい時にすぐ使える点も魅力。ソーラーパネルと併用すれば、停電中も70分で満充電できます。

EcoFlow DELTA 3 Plus

・定格出力1500W、X-Boostで2000W、ほぼ全ての家電に対応できる ・DELTA Pro 3専用エクストラバッテリーに接続すると、容量を5kWhに拡張 ・<10ms電源自動切り替え機能搭載で精密機器にも安心して使用できる ・40分で約80%、56分でフル充電可能

世界最大規模の地震に備えてできる3つの対策

日本で今後30年以内に60%〜90%程度以上の確率で発生すると予想されている南海トラフ地震は、マグニチュード9クラスと世界最大規模の地震です(※13)。家屋や家具の下敷きになる危険や、ライフラインの停止によって生活が脅かされる恐れがあります。

世界最大規模の地震に備えてできる対策は、以下のとおりです。

  • 対策1|自宅の耐震化を進める

  • 対策2|家具類の転倒防止対策を講じる

  • 対策3|防災グッズを備蓄する

それぞれの対策について、詳しく見ていきましょう。

※13参考:地震本部「南海トラフの地震活動の長期評価(第二版一部改訂)について」

対策1|自宅の耐震化を進める

建物の全半壊を防ぐために最も効果的な対策は、耐震化の推進です。特に1981年5月31日以前に旧耐震基準で建てられた建物は、震度5強程度の揺れしか想定されていません。

まずは、耐震診断を受けて自宅の耐震性を評価してもらいましょう。耐震性が低いと判断された場合は、耐震補強・制震補強・免震補強といった耐震改修に入っていきます。

対策2|家具類の転倒防止対策を講じる

世界最大規模の地震が起きると、高層階では特に揺れが大きくなり、家具類の転倒・落下・移動が発生します。家具類の転倒を防ぐために、以下の流れで対策を講じましょう。

  1. 生活空間にできるだけ家具を置かない

  2. 怪我や避難障害が起きづらいレイアウトに見直す

  3. 器具を設置して、家具類と天井・壁・床を固定する

家具類の転倒防止対策では、ネジによる固定が基本です。

対策3|防災グッズを備蓄する

世界最大規模の地震が起きると、物流機能の停止が危惧されます。店舗が臨時休業したり、交通機関が被害を受けたりすると、必要なものがすぐには手に入りません。日頃から以下の防災グッズを揃えておき、世界最大規模の地震に備えましょう。

  • 飲料水

  • 非常食

  • 懐中電灯

  • 衛生用品

  • 防災ラジオ

  • ポータブル電源

  • 救急セット

避難用の非常用持ち出し袋は、逃げ道である玄関の近くに収納しておくと安心です。

世界最大の地震に関するよくある質問

最後に、世界最大の地震に関するよくある質問を紹介します。

  • 世界最大の津波被害をもたらした地震は?

  • 世界最大の首都直下型(内陸型)地震は?

  • 世界最大の地震の震度はどれくらい?

  • なぜ震度8は存在しないのか?

それぞれの回答について、詳しく見ていきましょう。

世界最大の津波被害をもたらした地震は?

世界最大の津波被害をもたらした地震は、2004年12月26日のスマトラ島沖地震です(※14)。インド洋に面した世界各国の沿岸部に甚大な被害をもたらしたため、「インド洋大津波」とも呼ばれています。死者数は、約22万7千人にものぼりました。

※14参考:内閣府「世界津波の日 | 津波防災特設サイト」

世界最大の首都直下型(内陸型)地震は?

世界最大の被害を及ぼした首都直下型地震は、1976年7月28日に中国河北省唐山市付近で起きた唐山地震です(※9)。市街地を走る断層に沿って大きな右横ずれが生じ、唐山市内は壊滅的な状態になりました。死者数は約24万2千人に及んでいます。

世界最大の地震の震度はどれくらい?

世界最大規模の地震である1960年のチリ地震で観測した最大震度は、気象庁震度階級で震度6相当と言われています(※2)。一方、世界第4位にランクインする東北地方太平洋沖地震は最大震度7です。規模が大きいからといって、必ずしも震度も大きいとは限りません。

なぜ震度8は存在しないのか?

震度8が存在しない理由は、震度7に上限がないためです。震度7の時点で最大級の防災対応がとられるので、震度8ができたとしても対応は変わりません。

また、震度計の内部では、小数点以下まで計算される計測震度が用いられています。震度8は計算上、計測震度7.5以上になりますが、2025年時点において計測震度7.0以上の揺れすら観測した記録がありません。仮に震度8を作っても、どんな揺れかを表せないのです。

まとめ

本記事では、世界最大の地震について解説してきました。

世界最大のマグニチュードを観測した地震は、1960年のチリ地震でマグニチュード9.5です。平均時速750kmにのぼる高速の津波は、日本列島にも襲来しました。一方、世界最大の死者数を出した地震は、1976年の唐山地震で約24万人です。

世界最大規模の地震はいつどこで起きるか分からないので、日頃からの対策が欠かせません。住宅の耐震化や家具類の転倒防止対策、防災グッズの備蓄を行いましょう。

EcoFlowは、災害による停電時でも電化製品に給電できるポータブル電源を販売しています。世界最大規模の地震から家族を守りたい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。