雹の予報はどこで見れる?主な対策方法を詳しく紹介!
雹は積乱雲の急発達にともない局地的に降ることが多いため、場所や時間をピンポイントで予測するのが難しい気象現象とされています。
ただし、気象庁の防災気象情報や民間気象アプリの雨雲レーダーなどを組み合わせれば、雹に注意しなければいけない日は把握しやすくなります。
この記事では、雹が降りやすい日や主な被害内容、予報をチェックする方法や主な対策方法について詳しく紹介します。
雹の基礎知識
そもそも雹はどんな現象なのか、あられとは何が違うのかを明確に説明できる方は少ないでしょう。ここでは、雹の基礎知識を詳しく解説します。
雹とあられの違い
雹とあられは、どちらも空から降ってくる氷の粒ですが、気象庁では「大きさ」で明確に区分されています。
一般的には、直径5mm以上の氷の粒を「雹(ひょう)」、直径5mm未満のものを「霰(あられ)」と呼び、観測上も別の現象として扱われます。
あられは比較的小さいため、多くの場合は致命的な被害につながりにくいですが、雹は物理的被害を引き起こしやすいのが特徴です。
どちらも積乱雲から降る現象のため、あられが降るような状況がさらに激しくなると雹につながるとイメージすると理解しやすくなります。
雹が発生する仕組み
雹は、発達した積乱雲・強い上昇気流・上空の強い寒気が揃うことで発生する仕組みです。
地表付近で暖かく湿った空気が上昇して上空の冷たい空気にぶつかると、大気の状態が不安定になり積乱雲が急発達します。
積乱雲の内部では、上昇気流によって水滴や小さな氷の粒が何度も雲の上層と下層を行き来し、少しずつ水滴が凍結して成長していきます。
その後、氷の塊が上昇気流では支えきれないほど重くなると粒は一気に地表へと落下し、氷のまま地面に到達したものが雹として観測されます。
このような仕組みから、雹は激しい雷雨や突風を伴うことが多く、短時間で局地的に降りやすい性質を持ちます。
雹が降りやすい時期
日本で雹が降りやすいのは、主に春から初夏にかけてです。
特に5〜7月ごろは、地表付近の気温は上がりますが上空は寒気が残っていることが多いため、大気の状態が不安定になり雹をもたらす積乱雲が発達しやすくなります。
一方、秋でも寒冷前線の通過などで上空に寒気が流れ込み、地表との温度差が大きくなると局地的な雷雨とともに雹が観測されることがあります。
雹は、地表は暖かいのに上空は冷たい季節に発生しやすい現象であり、暖かい時期だから雹は降らないだろうと油断しないことが大切です。
雹の前兆
雹は短時間で突然降りだすことが多いものの、降る前にはいくつかの前兆があります。
急に空が暗くなる
積乱雲(真っ黒い入道雲)が見える
冷たい風が吹き始める
ゴロゴロとした雷鳴が聞こえる
急に強い雨やにわか雨が降り出す
特に大粒の雨が急に降りだした場合、その後すぐに雹に変わる可能性があるため、屋外にいる場合は建物の中や車内に避難した方が安全です。
また、天気予報や気象情報の中で、「大気の状態が不安定」「積乱雲が急速に発達」などの文言が出た日は、事前に雹に備えておく必要があります。
雹による主な被害
雹は、短時間でも様々な被害を引き起こすおそれがあるため注意が必要です。
屋根瓦や窓ガラスの破損
車のボンネットやボディのへこみ
果樹や葉物の折損
ビニールハウスや温室フィルムの破れ
打撲や頭部外傷などの人的被害
住宅では、屋根瓦やスレート、雨どい、窓ガラス、外壁などが傷ついたり、車ではボンネットやルーフ、ボディ全体に凹みが生じる雹害が多く報告されています。
人への被害としては、屋外で直撃を受けた際の打撲や頭部外傷のリスクがあり、特にゴルフボール大以上の雹が降るような場合は注意が必要です。
雹の予報をチェックする主な方法


雹はピンポイント予測が難しい現象ですが、どの情報をどう見るかを押さえておけば、リスクの高まりには備えられます。
ここでは、雹の予報をチェックする主な方法について詳しく解説します。
天気予報・気象庁サイト
雹の予報をチェックする際は、テレビ・ネット・アプリなどの天気予報と気象庁の公式サイトが欠かせません。
気象庁は雹単独の注意報は出していませんが、積乱雲が原因となる雷や竜巻については、注意報や「大気の状態が不安定」といった形で情報を発表しています。
雷注意報や発達した積乱雲が予想されているエリアを一覧で確認できるため、自分の地域で雹リスクが高まりそうかの目安として活用できます。
また、早期注意情報や警報を見ておくことで、大気が荒れやすいタイミングを把握でき、事前に車をカーポートに入れるなどの行動を取りやすくなります。
雨雲レーダー・雷情報
雹のリスクをより具体的に見極めるには、直前の状況を細かく把握できる雨雲レーダーと雷情報が欠かせません。
日本気象協会のWebサイトやウェザーニュース、Yahoo!天気などのアプリでは、高解像度の雨雲レーダーで現在の雨雲の位置と強さを確認できます。
さらに、雷レーダーや落雷情報を合わせて見ると、雹を伴う激しい雷雨が発生しやすいエリアを細かくチェックすることが可能です。
天気予報で雹が発生しやすい日を押さえ、雨雲レーダーで直前の情報を細かくチェックする二段構えにしておくと、雹の予報を実用的に活用できます。
雹の予報がでたときの主な対策


雹の予報が出たときは、物よりもまず人命を守ることが最優先です。ここでは、家庭や職場ですぐに実践できる主な対策について詳しく解説します。
人の安全を最優先に屋内へ避難
雹の対策で最も重要なのは、人の安全を第一に考え、早めに屋内へ避難することです。
雹の粒は数センチ大に成長することもあるため、直撃すれば打撲や裂傷だけでなく、骨折や脳震盪など重大なケガにつながる可能性があります。
雹の予報や激しい雨の予測が出た時点で屋外作業を切り上げ、建物の中や頑丈な屋根の下へ移動することが重要です。
外出先で避難場所が限られる場合は、商業施設や駅の構内など、できるだけ広くて屋根のある場所を選んで避難しましょう。
車・バイク・自転車を安全な場所に移動
雹は、車やバイクなどに大きなダメージを与えることがあるため、予報を確認したらできるだけすぐに安全な場所に移動させることが大切です。
特にゴルフボール大以上になると、車のボンネットやルーフに無数のへこみができたり、フロントガラスやルーフガラスが割れたりするケースもあります。
自宅にガレージやカーポートがある場合は早めに車を入れておき、屋根のない駐車場を利用している場合は、一時的にでも屋根付きのスペースに避難させましょう。
また、バイクや自転車については、カーポートの下や建物の軒下、可能であれば屋内(ガレージや玄関横など)に移動しておくと安心です。
窓・雨戸・シャッターを閉める
雹の予報が出た段階で、雨戸やシャッターがある窓はすべて閉めておくことが大切です。
雹が降り始めると、窓ガラスやサッシ周りは非常に傷つきやすく、特に風が当たりやすい面の窓は破損につながるリスクがあります。
雨戸やシャッターがない窓についても、カーテンやブラインドを閉めておくことで、ガラスが割れた場合でも破片の飛散をある程度は抑えられます。
また、窓際に家具や家電、割れ物などを置いている場合は、あらかじめ配置を見直し、被害を受けると困るものは別の場所へ移動させておくと安心です。
農作物・ビニールハウスへの影響をできるだけ抑える
雹は、短時間でも作物や設備に大きな被害を与える厄介な存在です。
露地栽培では、葉や果実に穴が開いたり裂けたりして商品価値が落ちるだけでなく、傷口から病原菌が入り込むことで、後から病害が広がるリスクも高まります。
ビニールハウスでは、フィルムや屋根材が破れれば雨風が入り込み、苗や設備が連鎖的にダメージを受けてしまうおそれがあります。
雹の予報が出た場合は、ビニールハウスの点検と補強を行い、平時から古くなったフィルムや破れかけている個所は確認することが重要です。
停電・通信障害に備えて最低限の準備をする
雹そのものによる直接的な停電は少ないですが、激しい雷雨や突風の影響で、一時的な停電や通信障害が発生するケースは十分に考えられます。
そのため、雹や雷を伴う荒天の予報が出たら、停電するかもしれないという前提で最低限の準備を整えておくと安心です。
具体的には、スマホやタブレットを満充電しておく、懐中電灯やランタンの電池残量を確認する、連絡先を紙で控えておくなどが挙げられます。
平時からできる対策としては、停電時でもスマホや照明などに電力を供給できるポータブル電源を備えておくのがおすすめです。
EcoFlow DELTA 3 Plus


EcoFlow DELTA 3 Plusは、家庭用の停電対策とアウトドアの両方に使いやすいスペックを備えたポータブル電源です。
容量1024Wh・定格出力1500Wで、X-Boost機能で2000Wまで対応するため、電子レンジ(1300W)は0.6時間、ドライヤー(1600W)は0.5時間も稼働できます。
さらに、アプリで悪天候を通知してくれる荒天警報機能があり、AC充電なら最短56分でフル充電できるため、雹予報を見てから駆け込みでの充電も可能です。
バッテリーは10年間の長寿命で、防水・防塵規格へ準拠しているため安全性も高く、比較的軽量設計で小型のため幅も取りません。
10ms未満で切り替わるUPS機能を備えているため、停電時に精密機器を守る役割も担います。詳細が気になる方は、以下の商品ページをご覧ください。
EcoFlow DELTA Pro 3


EcoFlow DELTA Pro 3は、停電が数日続いても家全体の家電をしっかりカバーしたいと考えている方におすすめのポータブル電源です。
容量4kWh・定格出力3600Wの大容量&高出力で、電子レンジ(1300W)は2.5時間、ドライヤー(1600W)は2時間も稼働できます。
また、最大12kWhまで柔軟に拡張でき、7つのAC出力ポートと4つのUSBポートを備えているため、家族が多くても複数機器へ同時給電が可能です。
さらに、停電が長引いても最大2600Wのソーラー充電に対応しているため、日中に蓄えた電気を夜間に使うという効率的な節電&防災対策が行えます。
4000回の使用サイクルでも初期容量の80%を維持する長寿命設計で、最長5年間の長期保証で安心して使えます。詳しくは、以下の商品ページをご覧ください。
雹の予報に関するよくある質問


最後に、雹の予報に関するよくある質問を詳しく解説します。
雹だけをピンポイントで予報する情報はある?
雹だけをピンポイント予報する公的情報は現状ありません。
気象庁も雹そのものの注意報は出しておらず、雹と同じ積乱雲が原因となる現象を「落雷・竜巻・ひょうに注意」といった形で発表しています。
雹が降るのはどれくらい前に分かる?
雹が確実に降ると言い切れるタイミングは、ごく短時間しかありません。
積乱雲内部で氷の粒が成長して雹になるプロセスは、非常に局地的かつ短時間で進むため、降るタイミングを高精度で予測するのは難しいとされています。
直前に雨雲レーダーや雷レーダーを確認し、様々な前兆を確認した後、数十分以内に強い雷雨や雹が来るかもしれないと予測できるのが限界です。
雹予報がなくても雹は降る?
予報がなくても雹が降ることはあります。
実際の事例でも、「大雨や雷の注意喚起はあったが雹が降るとは思っていなかった」といった声が被害報告で取り上げられることもあります。
局地的に発達した積乱雲の直下で、短時間だけ雹が降るケースは、どうしても完全には拾い切れないのが現状です。
まとめ
雹の予報はピンポイントで当たるものではありませんが、雹が出やすい天気の特徴と直前の雨雲の動きを押さえておけば、被害はかなり減らすことができます。
天気予報や気象庁サイトで大気の状態や注意情報を確認し、雨雲レーダーや雷情報などのアプリを組み合わせることが重要です。
予報や前兆を感じた段階で、人の安全確保を最優先に屋内へ避難し、車・自転車の移動、窓や雨戸の保護などの備えを進めましょう。
雹を伴う雷雨による停電時は、自宅にポータブル電源があると安心感が高まります。ぜひこの機会に、普段使いも可能な製品の導入をご検討ください。