車中泊ではポータブル電源と電気毛布の組み合わせがおすすめ!後悔しない選び方を詳しく紹介
冬の車中泊では、何よりも万全な寒さ対策が欠かせません。
特に夜間は気温が下がり、車中泊では暖を取る方法が限られるため、快適に過ごすためには防寒アイテム選びが重要です。
ポータブル電源と電気毛布を組み合わせれば、エンジンをかけずに暖を取ることができ、車内をまるで自宅のように快適に保てます。
この記事では、車中泊でポータブル電源と電気毛布を組み合わせるメリット、電気毛布の基礎知識やポータブル電源の選び方について詳しく紹介します。
車中泊の寒さ対策に悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
車中泊でポータブル電源と電気毛布を組み合わせるメリット
冬場の車中泊では、省電力で使える電気毛布と、車のバッテリーに負担をかけないポータブル電源をセットで用意しておくのがおすすめです。ここでは、主なメリットについて詳しく解説します。
冬場の寒さ対策に最適
冬場の車中泊では、夜間から明け方にかけての冷え込みが大きなストレスになりますが、電気毛布とポータブル電源があれば冷え対策が可能です。
電気毛布はホットカーペットやセラミックヒーターなどと比べて消費電力が小さく、体の近くをピンポイントで温め、長時間連続使用できます。
また、敷きタイプの電気毛布を寝袋や布団の下に敷くことで、下からの底冷えを効率よく抑えられ、十分な温かさを感じられます。
少ない電力で体感温度を引き上げられるため、ファンヒーターほどの電力は用意できないけれど確実に暖まりたいという方には特におすすめです。
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エンジン停止中に暖房や電源が使える
ポータブル電源があれば、エンジンを完全に止めた状態でも電気毛布をはじめとした電化製品を安心して使えます。
消費電力の低い電気敷き毛布1枚であれば一晩使えるケースも多く、アイドリング不要で車内を温かく保てるため、静かで落ち着いた睡眠環境が同時に手に入ります。
さらに、スマホやタブレットの充電、LEDランタンや小型ファンなども同時に使えるため、夜間も安心して過ごすことができます。
エンジンを切っていても必要な電力をまかなえる環境を整えておくことで、バッテリー上がりのリスクや周囲への騒音を避けることが可能です。
他の電化製品も併用できる
ポータブル電源があれば、電気毛布だけでなく他の家電製品もまとめて運用できます。
ポータブル電源にはACコンセント、USB-A/USB-C、シガーソケットなど複数の出力ポートが搭載されているため、複数機器への同時給電が可能です。
特に冬の車中泊では、電気毛布とあわせて電気湯たんぽやヒートマット、LED照明を併用するケースも多いため、車内環境をグレードアップできます。
さらに、ソーラーパネル充電や走行充電に対応したモデルなら、日中に電力を補給しつつ連泊できるため、電気が足りない不安を大きく軽減することが可能です。
車中泊で使われる電気毛布の基礎知識


車中泊で電気毛布とポータブル電源を上手に使うには、電気毛布の仕組みや消費電力の目安を把握しておくことが重要です。ここでは、電気毛布の基礎知識について詳しく解説します。
電気毛布の主な種類ごとの違い
車中泊で使われる電気毛布には、主に以下の種類があります。
敷きタイプ
掛け・敷き兼用タイプ
ひざ掛け・ブランケットタイプ
車のシガーソケット対応タイプ
USBタイプ
コンセントタイプ
例えば、敷きタイプは寝床の下に敷いて体の下側からじんわり温めるため、底冷え対策に優れており、電力を抑えながら効率よく暖かさを感じやすいのが特徴です。
掛け・敷き兼用タイプは一枚で掛け毛布としても敷き毛布としても使えるため、レイアウトの自由度が高く、季節や車内レイアウトに合わせて柔軟に使い分けられます。
また、給電方法もシガーソケットやコンセント、USBなどさまざまあり、ポータブル電源と組み合わせる場合は対応電圧を確認しておくと安心です。
電気毛布の消費電力の目安
一般的な電気毛布は、20~80W程度の消費電力で収まります。
シングルサイズの電気敷き毛布の場合、定格消費電力は40W前後の商品が多く、ダブルサイズや大型ブランケットになると60〜80W前後になるケースが一般的です。
また、実際の電力使用量は設定温度や室温によって変化するため、カタログ値より低い消費電力で運用できることも少なくありません。
一晩で何時間使いたいかを逆算すれば、ポータブル電源の容量を選びやすくなります。
電気毛布が省エネといわれる理由
電気毛布が省エネといわれる理由は、空間全体を暖めるのではなく、体に直接触れる部分だけ効率的に温める仕組みだからです。
実際に、エアコンやオイルヒーターは1000W前後の電力を使うこともありますが、電気毛布は多くの製品で100W未満に抑えられています。
また、電気毛布や布地そのものの保温性が高く、電源を弱めたり切ったりしてもすぐには冷えにくいため、後半に省エネしやすい点もポイントです。
少ない電力で体感温度を上げられることから、限られた容量のポータブル電源と組み合わせる車中泊シーンでは、非常に相性が良いといえます。
ポータブル電源で電気毛布はどれくらい使える?


ポータブル電源で電気毛布をどれくらい使えるかを把握するには、消費電力と使用時間から必要容量を逆算する必要があります。ここでは、よくあるパターン別に必要容量の目安について詳しく解説します。
電気毛布1枚を一晩(7時間)使う場合の必要容量
電気毛布1枚を7時間使う場合、目安にしたいのが『消費電力50W前後の電気毛布を中設定で使用する』ケースです。
この場合、必要な電力量は『50W×7時間=350Wh』となり、最低315〜350Wh以上の容量があるポータブル電源なら十分にまかなえます。
少し余裕を持たせた場合でも、500Whクラスの容量をもつポータブル電源があれば、一晩は十分に使用できます。
電気毛布複数枚+スマホ充電などを想定した場合の必要容量
電気毛布を2枚以上、あわせて充電や照明も使う場合は、総消費電力量を合計してから必要容量を求める考え方が重要です。
例えば、50Wの電気毛布を2枚、中設定で7時間使うと仮定すると、『50W×2枚×7時間=700Wh』の電力量が必要となります。
ここにスマホ2台分の充電(約10〜15Wh×2回)、LEDランタン(約5〜10W×数時間)などを足していくと、1000Wh前後の容量が必要です。
電気毛布を3枚以上使う場合は、実効容量を考慮して1200〜1500Whクラスの大容量モデルを選んでおけば、夜間も安心して使えるでしょう。
ソロ・デュオ・ファミリーでの必要容量の違い
必要容量は人数構成と暖房の使い方で大きく変わるため、ソロ・デュオ・ファミリーで大まかな目安を知っておくことが重要です。
ソロ:500〜700Whクラス(電気毛布1枚、スマホ充電、LEDランタン)
デュオ:600〜1,000Whクラス(電気毛布2枚、スマホ充電、LEDランタン)
ファミリー:1,000Wh以上(電気毛布3枚以上、小型冷蔵庫や電気ケトル)
ファミリーや3人以上での車中泊では、最低でも1,000Wh、可能であれば1500Whクラスの大容量モデルを用意しておきましょう。
電力不足によるストレスを減らすためにも、人数とどこまで電化製品の快適さを求めるかを事前に考えておくことが重要です。
車中泊に適したポータブル電源の選び方


車中泊で使うポータブル電源は、電気毛布をどれくらい使うか、何枚使うか、さらに他の電化製品をどこまで使うかを基準に選ぶことが重要です。ここでは、最適な一台を選ぶためのチェックポイントを詳しく解説します。
必要容量から逆算して選ぶ
車中泊に適したポータブル電源は、必要容量を逆算して選ぶと失敗しにくくなります。
例えば、ソロで電気毛布1枚+スマホ充電程度なら500〜700Wh、デュオや電気毛布2枚運用なら800〜1,000Whクラスで十分です。
必要容量を選ぶ際は、自分のスタイルより一段階上の余裕あるクラスを選ぶと、悪天候や寒波の日でも安心して使いやすくなります。
また、車中泊だけでなく防災や自宅停電時との兼用を考えている場合は、1,000Wh以上の大容量モデルを選んでおくと安心です。
電気毛布+αに対応できる定格出力を計算する
ポータブル電源を選ぶ際は、定格出力の確認も忘れてはいけません。
電気毛布に加えてスマホの充電や照明、小型冷蔵庫などを同時に使う場合は、使いたい家電の消費電力を合計した数値で定格出力の目安になります。
例えば、電気毛布50W×2枚+ポータブル冷蔵庫70W+ノートPC60Wなら合計は約230Wになるため、余裕を見て400〜500W以上の定格出力があれば安心です。
さらに、将来的に消費電力の大きい家電を使う可能性がある場合は、1000W以上の定格出力を備えたモデルを選んでおくと、家電が動かないトラブルを避けやすくなります。
積み下ろししやすいサイズと重量
車中泊では車内スペースが限られるため、ポータブル電源のサイズと重量も快適性を左右する重要な要素になります。
例えば、500Whクラスの中容量モデルであれば重さは3〜7kg前後のものが多く、片手で持ち運べるサイズ感のため持ち出しが比較的楽に行えます。
一方、大容量クラスになると10~20kgに近いモデルも増え、設置後の移動が大変になったり、寝るスペースを圧迫したりする可能性があります。
特に子どもや女性が扱う場面があるなら、サイズと重量は十分な比較検討が必要です。
車中泊で電気毛布を使うならEcoFlowのポータブル電源がおすすめ!
EcoFlow DELTA 3 Plus


EcoFlow DELTA 3 Plusは、容量1,024Wh・定格出力1,500W(サージ3,000W)と、ソロ〜デュオの車中泊に使いやすいポータブル電源です。
十分な容量を備えているため、50Wの電気毛布は14時間、120Wの電気毛布は7時間稼働でき、安心して一晩使うことができます。
また、定格1500Wの高出力でほぼすべての電化製品に対応でき、X-Boost機能では最大2000Wの家電も稼働することが可能です。
重量は約12.5kgとコンパクトで、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用し、バッテリーを劣化させることなく急速充電ができます。
ソーラーパネルにも対応しているため、車中泊+防災+自宅節電を丸ごとカバー可能。気になる方は、ぜひ以下の商品ページをご覧ください。
EcoFlow DELTA 3 Max Plus(2048Wh)


EcoFlow DELTA 3 Max Plus(2048Wh)は、容量2,048Wh・定格出力3,000Wで、ファミリーの車中泊でも安心して使えるポータブル電源です。
大容量を備えているため、50Wの電気毛布は32.8時間、120Wの電気毛布は13.7時間の連続稼働が可能で、消費電力の大きい家電も同時に動かせます。
さらに、最大10,240Whの容量拡張に対応し、合計10の出力ポートを搭載しているため、大人数の車中泊でも不便を感じることはありません。
また、業界初のAC出力分割コントロールで過負荷を防ぎ、コンセントにつなげば約108分で満充電など、各種機能も魅力的です。
大容量のポータブル電源で安心して車中泊を楽しみたいと考えている方は、ぜひ以下の商品ページをご覧ください。
ポータブル電源×電気毛布に関するよくある質問


最後に、ポータブル電源と電気毛布に関するよくある質問を詳しく解説します。
USBタイプの電気毛布は車中泊でも十分暖かい?
USBタイプの電気毛布は消費電力が10W前後と小さいですが、一般的なAC電源タイプ(40〜80W程度)と比べると発熱パワーは控えめです。
膝掛けや上半身を温める補助暖房としては十分に暖かさを感じられますが、氷点下近くまで冷え込む真冬の車中泊で心許ないと感じるケースも少なくありません。
メインの暖房器具というよりは、補助的な立ち位置で考えるのがおすすめです。
電気毛布の「弱・中・強」で電力消費はどれくらい変わる?
電気毛布の「弱・中・強」は、1時間あたりの消費電力が約2~3倍以上変わるケースもあります。
ポータブル電源で運用する場合は、就寝前の1〜2時間だけ「強」で一気に温め、その後は「中〜弱」に落として保温する使い方がおすすめです。
真冬の車中泊でも電気毛布だけで寒くない?
真冬の車中泊では、電気毛布だけでは心許ない場合があります。
電気毛布は消費電力のわりに暖かさを感じやすいものの、窓や床からの冷気が強い環境では、電源オフ後に急激に寒く感じたりすることがあります。
そのため、窓の断熱シェードや銀マットで外気の影響を減らし、冬用寝袋やフリースインナー、ネックウォーマーやニット帽などと併用して使うのが現実的です。
まとめ
車中泊の寒さ対策としてポータブル電源と電気毛布の組み合わせは、エンジン不要で安全かつ省エネに暖を取れる最適解です。
特に冬の底冷えには電気毛布のピンポイント暖房が効果的なため、使用時間や容量、出力などを計算し、最適なポータブル電源を選びましょう。
大容量かつ高出力のポータブル電源をお探しの方は、EcoFlowのDELTAシリーズがおすすめです。ぜひこの機会に、導入をご検討ください。