冬キャンプの寒さ対策11選!寝るときのテント内や電源あり・なし別の対策も解説
冬キャンプを楽しむ上で、最大のハードルとなるのが寒さ対策です。凍えるような寒さの中で対策が不十分だと、快適に過ごせません。反対に過度な寒さ対策を行うと、荷物の持ち運びが大変です。キャンプスタイルに応じて、適切な寒さ対策を講じましょう。
そこで本記事では、冬キャンプを快適にする寒さ対策について解説します。寝る時の対策や、電源のありなし別の対策も掲載しているので、厳しい寒さへの備えを万全に整えられるでしょう。冬キャンプを満喫したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
冬キャンプのテント内は寒さ対策が必須
焚き火や天体観測、キャンプ料理など、魅力が盛り沢山の冬キャンプ。しかし、寒さ対策のハードルが高くて、なかなか一歩を踏み出せない初心者も多いのではないでしょうか。冬キャンプのテント内で寒さ対策が重要になる主な理由は、以下のとおりです。
地面からの冷気が地面から伝わってくる
スカート部分やファスナーの隙間から冷気が侵入してくる
夜になると、地面やテント内の熱が空に向かって放射される
結露した水滴が寝袋や衣服に付き、体温が奪われる
場合によっては気温以上に寒く感じる可能性もあり、不十分な対策ではほとんど眠れません。最悪の場合、低体温症や凍傷などの危険につながるケースもあるのです。
冬キャンプで寝るときの寒さ対策5選【電源なし】


日中は動いたり、焚き火で暖を取ったりして寒さを凌げても、いざテント内で寝る時になれば、急激な寒さに襲われる恐れがあります。冬キャンプを楽しい思い出にするためには、快適な寝床の確保が欠かせません。冬キャンプで寝るときの寒さ対策は、以下のとおりです。
対策1|ゆったりとしたウェアを着用する
対策2|マット・コットで底冷えを防ぐ
対策3|冬用の寝袋・テントを導入する
対策4|湯たんぽを寝袋の中に入れる
対策5|寝る前に温かい飲み物を飲む
それぞれの対策について、詳しく見ていきましょう。
対策1|ゆったりとしたウェアを着用する
冬キャンプで寝る時は、体温で寝袋の中綿を温める必要があるので、ゆったりとしたウェアを着用するのがおすすめです。防寒のつもりで防風性・防水性に優れたアウターを着用すると、熱が遮断されてしまい、寝袋を十分に温められません。
寝る時はアウターを脱ぎ、フリースやインナーダウンなどの空気を溜め込むウェアを着用しましょう。素肌が露出する肩口は、マフラーやタオルでカバーすると寒さを凌げます。
対策2|マット・コットで底冷えを防ぐ
冬キャンプにおける底冷え対策には、マットとコットの組み合わせが重要です。高い断熱性を持つマットで冷気の侵入を抑え、コットで地面との距離を取れば、寒さ対策の効果を最大化できます。冬キャンプに適したマットとコットの特徴は、以下のとおりです。
マット | ・厚みのあるインフレータブルマット ・寒冷地でR値4.0以上、氷点下でR値4.5以上 |
コット | ・高さが40cm前後のハイコット ・利用者の体重を大幅に上回る耐荷重 |
対策3|冬用の寝袋・テントを導入する
冬キャンプで快適な睡眠を実現するには、テントや寝袋自体を冬用にする必要があります。冬用の寝袋には、体との密着度が高いマミー型が最適です。快適使用温度は、平地で0℃~-5℃、厳冬期で-10℃~-5℃以下のタイプを選びましょう。
冬用のテントには、保温性を重視した4シーズンテントがおすすめです。コットンやポリコットン素材のテントであれば、保温性・難燃性・吸湿性を兼ね備えています。
対策4|湯たんぽを寝袋の中に入れる
冬キャンプで寝袋の中に湯たんぽを入れておくと、足元の冷たさを解消できます。お湯を入れるだけで簡単に温まるので、場所を選びません。寝る30分前に湯たんぽを寝袋の中に入れておけば、就寝する頃にはポカポカな状態です。70〜80℃程度のお湯を入れましょう。
対策5|寝る前に温かい飲み物を飲む
寝る前に温かい飲み物を飲み、体を内側から暖めるのもおすすめの寒さ対策です。自律神経が休まり、リラックスして眠りにつけるでしょう。特にはちみつショウガ湯やホットレモンには、体を温める効果があります。眠りを妨げるカフェイン飲料は避けてください。
冬キャンプを快適にする寒さ対策3選


冬キャンプでは、日中であっても気温が10℃を下回る日があります。厳しい寒さの中でも暖かく快適にキャンプを楽しむには、以下のような寒さ対策が欠かせません。
対策1|服装を3層で重ね着する
対策2|温かいキャンプ料理を作る
対策3|焚き火で暖を取る
それぞれの対策について、詳しく見ていきましょう。
対策1|服装を3層で重ね着する
冬キャンプの服装は、ベースレイヤー・ミドルレイヤー・アウターレイヤーの重ね着が基本です。服を重ねて着れば保温性が高まり、着脱によって自由に調節できます。レイヤー別に冬キャンプで着用する服装の選び方は、以下のとおりです。
レイヤー | 冬キャンプに適した選び方 |
ベースレイヤー | 吸湿性、速乾性、保温性に優れている |
ミドルレイヤー | 高い保温性、吸湿性、速乾性、軽量性、ストレッチ性を兼ね備える |
アウターレイヤー | 防風性、防水性、難燃性に優れている |
対策2|温かいキャンプ料理を作る
冬キャンプで快適に過ごすには、1日に3回訪れるキャンプ料理でいかに体を芯から温められるかが重要です。焚き火料理や鍋料理、ホットドリンクをメニューに取り入れましょう。
特に冬の定番である鍋料理は、キャンプシーンにおいてもうってつけです。食材を鍋に入れて煮込むだけの簡単な調理工程なので、キャンプ初心者でも作りやすいでしょう。
対策3|焚き火で暖を取る
冬キャンプの寒さ対策に、焚き火は欠かせません。焚き火の側にいれば、心が休まる贅沢な時間を過ごせる上に暖を取れて料理も作れて、まさにいいこと尽くしです。焚き火を囲んで仲間と語り合えば、体だけでなく心もポカポカになるでしょう。
冬キャンプで活躍!寒さ対策グッズ3選【電源あり】


冬キャンプを快適に乗り切る上で、電源は強い味方になります。焚き火や薪ストーブ、石油ストーブは寒さ対策として大活躍しますが、テント内で使用できません。電源を確保できれば、テント内外問わず以下のような暖房機器を稼働し、寒さ対策を万全にできます。
ポータブルエアコン
電気ストーブ・ヒーター
電気毛布
それぞれの寒さ対策グッズについて、詳しく見ていきましょう。
ポータブルエアコン
テント内の空間を急速に温められるアイテムが、ポータブルエアコンです。家庭にあるエアコンと違い、室外機と室内機が一体化しており、携帯性に優れています。冬キャンプで寝る時にポータブルエアコンがあれば、朝まで快適な眠りをサポートしてくれるでしょう。
EcoFlowは、6畳以下の空間温度をわずか15分間で約9℃上昇させられる、2kWの暖房性能を備えたポータブルエアコン「WAVE 3」を販売しています。
「WAVE 3」の主な特徴は、以下のとおりです。
専用バッテリーパックにより、最長8時間のワイヤレス稼働が実現する
AC充電とソーラー充電を組み合わせて、最短75分で満充電できる
おやすみモードを使えば、約44dBの超静音で眠りを妨げない
スマホアプリで温度や湿度を自在に管理できる
アプリで設定した温度を下回れば、自動で暖房機能がオンになります。冬キャンプのテント内を自宅のように温かくしたい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。
電気ストーブ・ヒーター
キャンパーやテント内の空間を温めるのにおすすめの暖房機器が、電気ストーブやセラミックヒーターです。大半の電気ストーブは、遠赤外線による輻射熱で人を温めます。
一方のセラミックヒーターは、ファンで温風を送り出し、空間を暖めるのが特徴です。いずれも素早く暖を取れるので、冬キャンプの寒さ対策を万全にできるでしょう。
電気毛布
冬キャンプで荷物をできるだけコンパクトにまとめたい場合は、電気毛布が重宝します。寝袋の中に入れたり、床に敷いたり、膝にかけたりと用途は様々です。
他の暖房機器と比べて軽量・コンパクトな上に価格も安いので、初心者でも気軽に導入できるでしょう。ひざ掛け用・掛け敷き用でサイズが異なるので、注意してください。
冬キャンプの防寒対策はポータブル電源で解決!


冬キャンプに電源があると、手軽に万全な寒さ対策が行えるようになります。電源サイトに限らず、全てのサイトで電化製品を使用するには、ポータブル電源が必要です。ポータブル電源とは、内部に貯めた大量の電気から、どこでも電化製品に給電できる機器を指します。
冬キャンプでポータブル電源が活躍する場面は、以下のとおりです。
火を使わない電気毛布や電気ストーブで、安全に寒さ対策が行える
電気ケトルや電子レンジを使い、手軽に温かいキャンプ料理が作れる
ポータブル冷蔵庫にキャンプ料理で使う食材を保存しておける
LEDランタンで調理中の手元や食事をするテーブルを照らせる
スマホを使い、冬キャンプ飯のレシピをいつでも調べられる
天体観測で星空を撮影するためのカメラを、常に満充電にしておける
ポータブル電源があれば、キャンプ初心者でも気軽に冬キャンプが楽しめます。寒さ対策に火を使わずに済むので、子供やペット連れのキャンプでも安心です。
冬キャンプに必要な性能|おすすめの製品
冬キャンプの寒さ対策に使用するポータブル電源は、消費電力の高い暖房機器を長時間稼働できるよう、高出力・大容量のタイプがおすすめです。ただし、冬キャンプは荷物が多くなりがちなので、携帯性も重視する必要があるでしょう。
EcoFlowは、1,500Wの高出力と1,024Whの大容量を備えるポータブル電源「DELTA 3 Plus」を販売しています。「DELTA 3 Plus」の特徴は、以下のとおりです。
エクストラバッテリーを使用すると、容量を最大5kWhまで拡張できる
約12.5kgの小型設計でキャンプ場まで手軽に持ち運べる
キャンプ場に出かける前の最短56分でフル充電できる
2つの500Wソーラー入力ポートにより、最短70分で満充電できる
LFPバッテリーを搭載し、10年以上もアウトドアで活躍する
BMS管理システムにより、爆発や火災からの安全を確保する
雑音レベルを30db以内に抑えられ、他のキャンパーの迷惑にならない
12時間以内に悪天候が予想される場合は、ユーザーのスマホに通知が来ます。冬キャンプの寒さ対策を万全にしたい方は、ぜひ製品情報をチェックしてください。
【スタイル別】冬キャンプの寒さ対策


冬キャンプでは、キャンプスタイル別に有効な寒さ対策が異なります。全てのスタイルに共通する寒さ対策だけでは、十分に寒さを防ぎきれない恐れがあるのです。キャンプスタイル別に、冬キャンプで必要な寒さ対策を紹介します。
【ソロ・デイ】タープで風を遮る
【ファミリー】足下にブランケットを詰める
【バイク】体にホッカイロを貼る
それぞれの寒さ対策について、詳しく見ていきましょう。
【ソロ・デイ】タープで風を遮る
ソロキャンプやデイキャンプは、お手軽さが醍醐味といっても過言ではありません。そのため、重量のあるテントは持ち込まないケースもあるでしょう。
そんな時にタープを持参していれば、寒さや風、雪を遮ってくれて、寒さ対策になります。屋根代わりにもなるので、焚き火で暖を取りやすくなるのも魅力です。
【ファミリー】足下にブランケットを詰める
ファミリーキャンプで小さい子どもがいる場合は、寝袋の足元にブランケットを詰めましょう。大人用の大きすぎる寝袋を使うと、どうしても子供の足元に隙間が生まれてしまい、寒さを感じやすくなります。ブランケットを使えば、手軽に寝袋のサイズ調節が可能です。
【バイク】体にホッカイロを貼る
冬のツーリングキャンプでは、キャンプ場に着くまでも寒さとの戦いです。ツーリング中の寒さ対策として、体にホッカイロを貼っておきましょう。カイロを貼る場所は、首の後ろや腰、足首、お腹などがおすすめです。血管が太い場所に貼ると、効率的に暖められます。
冬キャンプの寒さ対策に関するよくある質問


最後に、冬キャンプの寒さ対策に関するよくある質問を紹介します。
冬キャンプにおける子供や犬の寒さ対策は?
冬キャンプで安く寒さ対策が行える100均グッズは?
それぞれの回答について、詳しく見ていきましょう。
冬キャンプにおける子供や犬の寒さ対策は?
子供連れの冬キャンプでは、寒さ対策グッズとしてブランケットが必需品です。ひざ掛けにしたり、寝袋の隙間に敷き詰めたりと、幅広い場面で活躍するでしょう。
犬連れの冬キャンプでは、防寒着が多めに必要です。日中はトレーナーで過ごし、朝晩はフリースベストを重ね着すると温かく過ごせます。首元にはマフラーがあると安心です。
冬キャンプで安く寒さ対策が行える100均グッズは?
冬キャンプの寒さ対策と聞くと、防寒着や冬用テント、暖房器具など、高額なアイテムを思い浮かべる方も多いでしょう。実は、以下の100均グッズでも手軽に寒さ対策が行えます。
使い捨てカイロ
保温アルミシート
ブランケット
ネックウォーマー
レッグウォーマー
湯たんぽ
手袋
靴下
100円であれば、失敗した時のリスクが少なく、家計への負担も最小限に抑えられます。
まとめ


本記事では、冬キャンプに必要な寒さ対策について解説してきました。
冬キャンプのテント内は、底冷えや放射冷却、結露などによって急激に冷え込むので、寒さ対策が欠かせません。マットやコットで底冷えを防いだ上で、冬用のシュラフやテントを導入しましょう。日中はアウターを着用し、夜はゆったりしたフリースがおすすめです。
電源があるサイトでは、ポータブルエアコンや電気ストーブ、電気毛布が重宝します。全てのサイトで暖房機器をフル稼働するには、ポータブル電源が必要です。
EcoFlowは、キャンプ場に持ち運びやすい小型・軽量設計と大容量・高出力を兼ね備えたポータブル電源を販売しています。冬キャンプの寒さ対策を万全にし、もっと気軽に楽しみたい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。