【2026年】最強ポータブル電源のおすすめ4選!容量別の選び方を解説
キャンプや車中泊などのアウトドアシーンから、地震や台風への備えまで。ポータブル電源への注目度は年々高まっています。
しかし、いざ購入しようとすると「どの容量を選べばいいのかわからない」「機種が多すぎて比較できない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
ポータブル電源は容量によって価格も使い勝手も大きく変わるため、自分の用途に合ったモデルを選ぶことが大切です。
本記事では、ポータブル電源の基礎知識から容量別の選び方、2026年におすすめの最強モデル4選までを詳しく解説します。
ポータブル電源とは?
ポータブル電源とは、持ち運び可能な大容量バッテリーのことです。
内部にリチウムイオン電池を搭載しており、あらかじめ充電しておくことで、コンセントのない場所でもスマホや家電に電力を供給できます。
従来のモバイルバッテリーとの違いは、容量と出力の大きさにあります。
モバイルバッテリーがスマホ数回分の充電に対応する程度なのに対し、ポータブル電源は数百Wh〜数千Whの容量を持ち、冷蔵庫やドライヤーといった家電を動かすことも可能です。
AC出力(家庭用コンセントと同じ形状)を搭載しているモデルが多く、普段使っている家電をそのまま接続できる点も大きな特徴です。
停電時の非常用電源や在宅ワークのバックアップなど、さまざまなシーンで活躍する電源設備として普及が進んでいます。
ポータブル電源の必要性・メリット


ポータブル電源を導入することで、日常生活や非常時の安心感が大きく変わります。ここでは、主なメリットを3つ紹介します。
停電や災害時でも電力を確保できる
地震や台風などの自然災害による停電は、いつ発生するかわかりません。
ポータブル電源があれば、停電時でも照明を点けたり、スマホを充電したりといった基本的な電力需要に対応できます。
特に重要なのは、情報収集手段と生活インフラの維持です。スマホの充電ができれば、避難情報や気象情報をリアルタイムで確認できます。
また、冷蔵庫への給電で食品の傷みを防いだり、Wi-Fiルーターを稼働させて通信環境を維持したりすることも可能になります。
屋外でも家電製品が使える
キャンプや車中泊などのアウトドアシーンでポータブル電源があれば、テント内で扇風機を回したり、電気毛布で暖を取ったりと、季節を問わず快適に過ごせるようになります。
電源サイトを探す必要がなくなるため、キャンプ場の選択肢も広がります。
コンセントのない河川敷や山間部でも、自宅と同じように家電を活用できる自由度の高さは、ポータブル電源ならではの魅力と言えるでしょう。
電気代の節約につながる
ソーラーパネルと組み合わせることで、太陽光を使った無料の電力を蓄えられます。
日中にソーラー充電した電力を夜間に使用すれば、電力会社から購入する電気量を減らすことが可能です。
また、電気料金が安い夜間帯に充電し、料金が高い日中に使用するという運用方法も有効です。時間帯別料金プランを契約している家庭では、この使い方で月々の電気代を抑えられます。
ポータブル電源・ソーラーパネルの導入と初期投資はかかりますが、長期的に見れば経済的なメリットも期待できます。
ポータブル電源の利用シーン


ポータブル電源は想像以上に幅広いシーンで活躍します。ここでは、代表的な5つの利用シーンを紹介します。
キャンプや車中泊での活用
アウトドアでの利用は、ポータブル電源の最も代表的な活用方法です。
テント内でLEDランタンを灯したりスマホを充電したりするのはもちろん、暑い時期にポータブルエアコンや扇風機を使えば、快適なキャンプ環境を構築できます。
車中泊では、電気毛布やポータブル冷蔵庫の稼働により、季節を問わず快適に過ごせるようになります。
エンジンをかけずに電力を確保できるため、燃料代の節約につながるほか、アイドリングによる騒音や排気ガスで周囲に迷惑をかける心配もありません。
停電時の非常用電源
台風の接近や地震発生時など、突然の停電に備える用途でも活躍します。
スマホの充電や照明の確保、容量の大きなモデルなら冷蔵庫を数時間〜十数時間稼働させることも可能です。
食品の傷みを防ぎ、備蓄品を守れるのは大きなメリットです。
また、夏場のエアコンや冬場の暖房器具への給電ができれば、体調管理の面でも安心感が得られます。
在宅ワーク中のバックアップ
リモートワークが定着したいま、自宅での停電は仕事に直結する問題になりました。オンライン会議中や重要なデータを扱っている最中に電力が遮断されると、業務に大きな支障が出ます。
電源自動切り替え機能を搭載したモデルなら、停電発生と同時にバッテリー給電へ移行するため、PCへの電力供給が途切れにくくなり、作業中のデータ損失やオンライン会議の強制退出といったトラブルを効果的に防げます。
野外イベントやピクニック
公園や河川敷など、コンセントが設置されていない場所でのイベントでも重宝します。
ポータブルスピーカーで音楽を流したり、照明を設置して雰囲気を演出したりと、屋外イベントの幅が広がります。
子どもの運動会や学校行事では、スマホやビデオカメラのバッテリー切れを気にせず撮影を続けられます。
DIYや庭仕事での電源確保
延長コードが届かない場所での電動工具使用にも便利です。
庭の奥での草刈りや、ガレージでの木工作業など、コンセントの位置を気にせず作業を進められます。
電動ドリルやサンダー、電動ノコギリなど、消費電力の大きい工具を使う場合は、出力の高いモデルを選ぶと安心です。
コードレスで作業効率が向上するため、DIYを趣味にしている方には特におすすめです。
容量別のポータブル電源の選び方


バッテリー容量によって使える家電や稼働時間が大きく変わるため、事前に製品のスペックを確認しておく必要があります。ここでは、容量帯ごとの特徴と適した用途について解説します。
1,000Whクラス
スマホ充電やLED照明など、最低限の電力確保を目的とした用途に向いています。
1泊2日のキャンプや日帰りのアウトドアであれば、このクラスで十分対応可能です。
1,000Whクラスのポータブル電源は軽量でコンパクトなモデルが多く、持ち運びのしやすさを重視する方に適しています。
ソロキャンプやピクニックなど、1人〜2人での利用がメインの方におすすめです。
1,500Whクラス
1,000Whクラスでは「ちょっと足りない」と感じる方にちょうど良いバランスで、小型冷蔵庫や電気毛布など、複数の家電を同時に使いたい場面で活躍します。
サイズ感も1,000Whクラスと大きく変わらないモデルが多い傾向にあります。2〜3人のグループキャンプや週末の車中泊に適した容量帯と言えるでしょう。
2,000Whクラス
電子レンジやドライヤーなど、高出力の家電も稼働させやすい容量帯です。
家族でのキャンプや連泊のアウトドアでも、電力不足を感じにくくなります。
防災用途としても心強い容量です。停電時に冷蔵庫を長時間稼働させたり、複数の家電を同時に使ったりといった使い方にも対応できます。
本格的にポータブル電源を活用したい方におすすめです。
3,000Whクラス
家庭全体の電力バックアップを想定するなら、このクラスを検討しましょう。
冷蔵庫を24時間以上稼働させることも視野に入り、長時間の停電にも余裕を持って対応できます。
エクストラバッテリーによる容量拡張に対応したモデルも多く、必要に応じて電力容量を増やせる柔軟性があります。
重量は増しますが、据え置きで使うことが多い方には最適な選択肢です。
【2026年】最強ポータブル電源のおすすめ4選
容量別の選び方を踏まえて、2026年におすすめの最強ポータブル電源を4機種紹介します。
1,000Whクラス:EcoFlow DELTA 3 Plus


「EcoFlow DELTA 3 Plus」は、1,024Whの容量と定格1,500Wの高出力を備えたモデルです。
家庭用コンセントと同等のパワーで、冷蔵庫やテレビ、オーブンなど99%の家電を稼働させられます。
X-Stream技術により、わずか56分でフル充電が完了します。40分で80%まで充電できるため、外出前の短時間でも十分な電力を確保しやすい点が強みです。
600W以下の動作時は30dBという図書館レベルの静音性を実現しているため、夜間のテント内や室内でも音を気にせず使用できます。
1,500Whクラス:EcoFlow DELTA 3 1500


「EcoFlow DELTA 3 1500」は、1,536Whの大容量を備えながら、1,000Whクラスとほぼ変わらないサイズ感を維持したモデルです。
従来の1,000Whクラス製品から容量が1.5倍になり、「ちょっと足りない」という悩みを解消します。
定格1,500W出力で、家庭のコンセントで動かせる家電ならアウトドアでも災害時も問題なく使えます。X-Boost機能を使えば最大2,000Wの家電にも対応可能です。
1泊2日程度のキャンプや、防災用の備えとして「もう少し余裕が欲しい」という方におすすめの1台です。
2,000Whクラス:EcoFlow DELTA 3 Max Plus


「EcoFlow DELTA 3 Max Plus」は、2,048Whの大容量と定格3,000Wという超高出力を両立したハイエンドモデルです。
業界初のSiCパワー半導体技術により、従来品とサイズ・重量はそのままに出力がパワーアップしています。
X-Boost機能で最大3,800Wの機器に対応し、電子レンジやドライヤー、電動工具を複数台同時に稼働させることも可能です。
さらに、専用エクストラバッテリーを接続すれば、最大10,240Whまで容量を拡張できます。
4つのACポートを2グループに分けて個別制御できる業界初の機能を搭載している点もポイントです。
3,000Whクラス:EcoFlow DELTA Pro 3


「EcoFlow DELTA Pro 3」は、4,096Whの圧倒的な大容量と定格3,600Wの高出力を誇るフラッグシップモデルです。
X-Boost機能により最大5,100Wの機器にも対応しています。
エクストラバッテリーを接続すれば最大12kWhまで容量を拡張でき、1〜2日間の停電でも家庭全体の電力をカバーできる性能を持っています。
10msの高速電源切り替え機能も搭載。停電時もPCやサーバーへの給電を途切れさせません。
本格的な家庭用蓄電システムを求める方におすすめです。
おすすめのポータブル電源に関するよくある質問


最後に、ポータブル電源の購入を検討している方からよく寄せられる疑問にお答えします。
ポータブル電源の寿命はどのくらい?
リン酸鉄リチウムイオン(LFP)バッテリーを採用したモデルは、約3,000〜4,000回の充放電サイクルに対応しています。
これは、毎日1回フル充放電を繰り返しても約8〜11年間は初期容量の80%以上を維持できる計算です。
週末のキャンプや非常時のみ使用するといった使い方であれば、さらに長期間にわたって性能を維持したまま使い続けられます。
ソーラーパネルでの充電は実用的?
晴天時であれば数時間でフル充電できるモデルも多く、十分実用的と言えます。
200W〜400Wクラスのソーラーパネルを使用すれば、1,000Wh程度のポータブル電源なら3〜5時間程度で満充電になります。
ただし、曇りの日や雨天時は充電効率が大幅に低下するため注意が必要です。ソーラー充電だけに頼るのではなく、AC充電との併用を前提に考えておくのがおすすめです。
飛行機への持ち込みは可能?
多くの航空会社では、160Wh以下のバッテリーのみ機内持ち込みを許可しています。
これはスマホ約10回分程度の容量に相当し、一般的なポータブル電源はこの制限を大きく超えてしまいます。
そのため、本記事で紹介したような大容量モデルは、基本的に飛行機への持ち込みはできません。
旅行先でポータブル電源を使いたい場合は、現地でのレンタルサービスを利用するか、車や電車など別の移動手段を検討する必要があります。
まとめ
本記事では、2026年におすすめの最強ポータブル電源を容量別に紹介しました。
ポータブル電源は、搭載されているバッテリー容量によって使える家電や稼働時間が大きく変わります。
1泊2日のキャンプなら1,000Whクラス、家族でのアウトドアや防災用途なら1,500〜2,000Whクラス、家庭全体のバックアップを想定するなら3,000Whクラス以上を目安に選んでみてください。
EcoFlowでは、用途に応じたさまざまな容量帯のポータブル電源を提供しています。製品スペックをぜひご確認ください。