ポータブル電源2000Whで家電を何時間使える?おすすめ製品4選も紹介

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キャンプや車中泊、防災対策など、幅広い用途で活躍する2,000Whのポータブル電源。数多くのメーカーから販売されているため、どれを選べばよいか迷われている方も多いのではないでしょうか。目的や使用人数に合った1台を選定し、日常生活を豊かにしましょう。

そこで本記事では、ポータブル電源2,000Whの選び方について解説します。2,000Whで家電を何時間使えるかや、2,000Wh以上のおすすめ製品も掲載しているので、あなたの理想的な製品が見つかるでしょう。ポータブル電源を導入したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

ポータブル電源2000Whで使える家電

容量2,000Whのポータブル電源で使える家電の種類は、製品の定格出力によって異なります。定格出力とは、装置が安定して供給し続けられる電力量です。ポータブル電源の定格出力が使いたい家電の消費電力を上回っていなければ、その家電は使用できません。

ポータブル電源2,000Whで使える家電の種類を、定格出力別に見ていきましょう。

定格出力

使える家電の種類

500W

パソコン、冷蔵庫、ミキサー、扇風機、ヘアアイロン、加湿器

1,000W

こたつ、電気ポット、洗濯機、温水洗浄便座、炊飯器

2,000W

掃除機、電子レンジ、衣類乾燥機、ドライヤー、エアコン

3,000W

IHクッキングヒーター

ポータブル電源2000Whで何時間使えるか

ポータブル電源の容量は、1時間あたりの電力消費量を指し、家電の使用可能時間に直結します。ただし、容量が2,000Whあったとしても、全てが使えるわけではありません。一般的には、内部で直流から交流へと変換する過程で、約2割の電力ロス(損失)が生まれます。

ポータブル電源2,048Whで家電を動かした場合の稼働時間は、以下のとおりです。

家電

消費電力

稼働時間

扇風機

40W

41時間

50インチテレビ

110W

15時間

冷蔵庫

120W

14時間

洗濯機

500W

3.3時間

炊飯器

1000W

1.6時間

電子レンジ

1300W

1.3時間

ヘアドライヤー

1600W

1時間

エアコン

1800W

0.9時間

ポータブル電源2000Whの選び方7選

選び方選び方

ひとえに2,000Whのポータブル電源といっても、性能や機能性、安全性は製品によって様々です。価格の安さだけで選んでしまうと、スペックが用途に見合っておらず、後悔する結果になりかねません。ポータブル電源2,000Whの選び方は、以下のとおりです。

  • 選び方1|定格出力が用途に合っている

  • 選び方2|充電速度が速い

  • 選び方3|軽量コンパクト設計を備える

  • 選び方4|リン酸鉄リチウムイオン電池を採用する

  • 選び方5|多彩な出力ポートを複数備える

  • 選び方6|ソーラーパネルから充電できる

  • 選び方7|安全機能を搭載する

それぞれの選び方について、詳しく見ていきましょう。

選び方1|定格出力が用途に合っている

せっかく大容量2,000Whを備えたポータブル電源を購入しても、定格出力が低い製品を選んでしまうと、使える家電は限定されます。用途別に定格出力の目安を見ていきましょう。

用途

デイキャンプ

宿泊キャンプ

防災対策

節電

定格出力

300W~

500W~

1,000W~

2,000W~


全ての用途で活用したい場合は、定格出力が3,000W程度あると安心です。また、使用人数が多い場合も、定格出力が高い製品を選んだ方がより高出力の家電が動かせます。

選び方2|充電速度が速い

一般的にポータブル電源の充電速度は、容量の大きさに反比例します。特に大容量の2,000Whでは充電速度が遅くなる恐れがあるため、急速充電が可能な製品を選びましょう。


せっかく大容量を備えていても、使いたい時に満充電できていなければ、能力を最大限発揮できません。急速充電に対応していれば、わずかな時間でも十分な電力を確保できます。

選び方3|軽量コンパクト設計を備える

2,000Whのポータブル電源を頻繁に持ち出して使用する場合は、軽量コンパクト設計を備えているかも重要です。一般的にポータブル電源の容量が大きくなると重量も増えます。


重量が25kgを超えると大人でも持ち運びが大変になるので、注意してください。コンパクトなタイプであれば、収納性も抜群です。車内やテント内など狭い場所でも活躍します。

選び方4|リン酸鉄リチウムイオンを採用する

2,000Whのポータブル電源に採用されているバッテリーの種類は、リン酸鉄リチウムイオン電池がおすすめです。リン酸鉄リチウムイオン電池には、以下のような特徴があります。

  • 自然放電率が低い

  • 低コストで生産できる

  • 酸素放出が起こりにくく、発火しにくい

  • サイクル数が3,000~4,000回と長寿命を誇る

主流な三元系と比較して、高い安全性と長寿命を兼ね備えているのが特徴です。

選び方5|多彩な出力ポートを複数備える

2,000Whのポータブル電源で幅広い家電を複数台同時に使用するには、出力ポートの種類と数も重要です。ポータブル電源に搭載される主な出力ポートの種類を紹介します。

出力ポートの種類

対応機器

AC

家庭用電化製品(電子レンジ、エアコンなど)

USB-A / USB-C

モバイル製品(スマートフォン、タブレットなど)

シガーソケット

車載専用製品(車載用空気洗浄機、車載冷蔵庫など)

選び方6|ソーラーパネルから充電できる

ポータブル電源の充電が切れた時に、コンセントが近くにあるとは限りません。ソーラーパネルから充電できるタイプを選べば、電源のない場所でも太陽光から素早く充電できます。

特に災害時は停電がいつまで続くか分からないので、ソーラーパネルと併用できると安心です。バッテリー残量を気にせず、普段通りの快適な生活が送れるでしょう。

選び方7|安全機能を搭載する

2,000Whのポータブル電源は、安全機能としてBMSが搭載したタイプを選びましょう。リチウムイオン電池を扱うポータブル電源では、少なからず発火のリスクがあります。特に大容量の2,000Whを備えたタイプでは、発火が原因で大怪我や火災につながりかねません。

BMSとは、バッテリーの電圧、電流、温度などを監視し、異常を検知すると自動で保護する機能です。過充電や過放電、短絡、過負荷などを防ぎます。

ポータブル電源2000Whが活躍する5つの場面

ポータブル電源2000Wh 活躍する  場面ポータブル電源2000Wh 活躍する  場面

大容量2,000Whを備えたポータブル電源は、アウトドアから防災対策まで以下のようなシーンで活躍します。冷暖房機器や調理家電、照明器具などの同時使用が可能です。

  • 場面1|アウトドア

  • 場面2|車中泊

  • 場面3|災害時

  • 場面4|屋外作業

  • 場面5|節電対策

それぞれの場面について、詳しく見ていきましょう。

場面1|アウトドア

キャンプや釣り、グランピングなどのアウトドアに2,000Whのポータブル電源を持参すれば、気温対策を万全にして快適に過ごせます。キャンプ料理は火を使わずに調理家電で調理できるので、小さな子どもやペット連れでも安心です。

料理で使う食材をポータブル冷蔵庫に保存しておけば、食中毒にかかる心配もありません。テント内ではLEDランタンで明かりを確保でき、宿泊を伴うアウトドアにもおすすめです。

場面2|車中泊

車を宿代わりにする車中泊においても、2,000Whのポータブル電源は大活躍します。車内で生活家電をフル稼働できるので、まるで自宅のように快適な空間が出来上がります。

メインバッテリーから独立しているため、バッテリーが上がる心配もありません。走行充電器やソーラーパネルと併用すれば、コンセントがない場所でも素早く充電が可能です。

場面3|災害時

2,000Whの大容量を備えたポータブル電源は、災害による停電時の電気供給源としても活躍します。地震や台風などが原因で送電設備が損傷した場合、停電は3日以上に及ぶ恐れがあります。ポータブル電源が停電時に活躍する場面は、以下のとおりです。

  • 冷暖房機器を稼働して、気温対策を万全にできる

  • 冷蔵庫に給電して、食品が傷むのを防げる

  • 調理家電を動かして、手軽に温かい料理が作れる

  • スマホをフル充電にしておき、家族といつでも連絡が取れる

  • 夜間に避難する際は、LEDライトを灯して安全を確保できる

2,000Whの電力を確保できれば、電化製品を3日間は稼働し続けられるでしょう。日中にソーラーパネルから蓄電しておくと、充電切れの心配もありません。

場面4|屋外作業

2,000Whのポータブル電源は、電源の確保が難しい屋外作業でも活躍します。電動工具や照明、パソコンなどを同時に動かせるので、現場の作業効率は格段に向上するでしょう。

発電機のように排気ガスや騒音を発しないため、住宅街や早朝・深夜での作業にもおすすめです。農作業やDIY、自動車整備、工事など、幅広い屋外作業で活躍するでしょう。

場面5|節電対策

2,000Whのポータブル電源は、電気代の節約にも効果的です。電気代が安くなる夜間帯に充電しておけば、割高な日中帯の買電量を削減できます。

また、ソーラーパネルからポータブル電源に充電した電力で生活する方法も、大きな節電効果を得られます。特に日照時間の長い冬の時期は、電気代を大幅に削減できるでしょう。

関連記事:ポータブル電源はどこで買える?主な購入場所7選を詳しく紹介!

関連記事:リチウム電池とは?安全な廃棄方法・捨て方やリチウムイオン電池との違いも解説

ポータブル電源2000Wh以上のおすすめ製品4選

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2,000Whクラスのポータブル電源は、売上高・販売台数が世界No1の実績を誇るEcoFlow製品がおすすめです。リン酸鉄リチウムイオン電池を採用しているので、長寿命と高い安全性を兼ね備えています。ポータブル電源2000Wh以上のおすすめ製品は、以下のとおりです。

  • DELTA 3 Max Plus(2048Wh)

  • DELTA 3 Max(2048Wh)

  • DELTA 2 Max

  • DELTA 2 Max S

それぞれの製品について、詳しく見ていきましょう。

DELTA 3 Max Plus(2048Wh)

定格出力3,000W、容量2,048Whのポータブル電源。X-Boost機能で最大3,800Wの機器にも対応し、大人数や連泊でのアウトドアや車中泊にも最適です。最大2,000WのAC出力ポートや高出力のUSB-Cポートなど、合わせて計10の出力ポートを搭載しています。

主要ポートは前面に集約しているので、スムーズな接続が実現。4つのAC出力を2つに分けてコントロールできるので、夜にエアコンと冷蔵庫はオン、照明だけオフ、といった使い方が可能です。EV技術を応用した小型・堅牢設計により、災害対策にも向いています。

DELTA 3 Max Plus(2048Wh)

・業界トップクラスの3,000W定格出力を実現 ・2048Whから最大10,240Whまで拡張できる ・合計10口の出力ポートを備え ・最短1.2時間で急速フル充電が可能

DELTA 3 Max(2048Wh)

定格出力2,200W、容量2,048Whのポータブル電源。X-Boostで最大2,700Wの家電に給電できます。従来モデルより2.7kgの軽量化を実現し、持ちやすいハンドルも備えているので、室内外問わず快適に持ち運べるでしょう。

自宅のコンセントにつなげば、最短108分で急速充電が可能です。荒天アラート機能が付いており、災害による停電対策にも最適。停電時には0.01秒未満で電源が切り替わります。

EcoFlow DELTA 3 Max(2048Wh)

・安心の2,048Wh大容量 & 定格2,200W高出力 ・先進的なEV技術の応用でずっと安心・安全 ・0.01秒未満で即座に切り替え、急な停電も安心 ・最短108分の急速本体充電、突然の電力ニーズも安心

DELTA 2 Max S

定格出力2,000W、容量2,048Whのポータブル電源。X-Boost機能で最大2,400Wの家電が動かせて、最大6,144Whまで容量を拡張できます。進化したリン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、サイクル数は4,000回と長寿命を実現しているのが特徴です。

1日1回使用しても、約10年間も使用できます。騒音・排気ガスフリーにより、屋外で使用しても周囲の迷惑になりません。停電時は0.02秒未満で電源が切り替わります。

EcoFlow DELTA 2 Max S

・進化した高品質LFPバッテリー & さらに使いやすく ・2,000Wh+柔軟な容量拡張、快適も安心もクルマの中に ・車中泊でいつもの家電が使える、2,000W高出力 ・4つの急速充電で、車中泊の電力をトータルサポート

DELTA 2 Max

定格出力2,000W、容量2,048Whのポータブル電源。本体にはACやUSB-A、USB-C、シガーソケットなど、計15個の出力ポートを搭載しています。本体の前面と背面に分けて出力ポートが配置されているので、ケーブルが絡まる心配はありません。

X-Boost機能では最大2,400Wの家電も動かせます。BMS及び高耐久設計により、炎天下でも発火や爆発を防止。500W未満の出力時に30dbの静音動作を実現しています。

EcoFlow DELTA 2 Max

・2kWhから最大6kWhまで拡張可能な大容量 ・X-Boost機能で最大2400Wの家電対応 ・最大1000W入力対応、4ポートの急速充電可能 ・15の出力ポートで、タブレットや電化製品を同時充電可能

ポータブル電源2000Whに関するよくある質問

ポータブル電源2000Wh 関する 質問ポータブル電源2000Wh 関する 質問

最後に、ポータブル電源2000Whに関するよくある質問を紹介します。

  • 中古のポータブル電源2000Whを買うリスクは?

  • ポータブル電源を長時間充電しっぱなしでも問題ないですか?

  • ポータブル電源2000Whの価格はどれくらい?

それぞれの回答について、詳しく見ていきましょう。

中古のポータブル電源2000Whを買うリスクは?

リサイクルショップやフリマアプリには中古のポータブル電源2,000Whが売っていますが、安さに惹かれて買ってしまうと、以下のリスクがあります。

  • 内部でショートし、発火する

  • メーカー保証が付帯せず、多額の修理費用がかかる

  • バッテリーが劣化しており、充電の減りが早い

中古の製品では実際にどれくらい使われていたのか、使用状況が正確に把握できません。見た目は新品同然でも、内部の劣化・損傷が激しい場合もあるので注意が必要です。

ポータブル電源を長時間充電しっぱなしでも問題ないですか?

一般的なポータブル電源には過充電防止機能が付いていますが、保護機能が故障していたり、純正でない充電器を使ったりした場合は、過充電のリスクが高まります。

過充電は寿命の短縮やバッテリーの膨張、発火につながるので、満充電になったら速やかに電源から外しましょう。一度過充電したバッテリーは、基本的に修復できません。

ポータブル電源2000Whの価格はどれくらい?

ポータブル電源2,000Whの価格は、20〜25万円程度です。一般的に容量が増えるほど、価格も高くなります。高品質なポータブル電源をより安く購入したい方には、EcoFlow製品がおすすめです。EcoFlowは、最大約60%も値引きされるセールを定期的に開催しています。

まとめ

まとめまとめ

本記事では、大容量2,000Whのポータブル電源について解説してきました。

ポータブル電源2,048Whでは、冷蔵庫を14時間、洗濯機を3.3時間、電子レンジを1.3時間程度使用できます。アウトドアや災害対策、節電対策など、用途は様々です。性能や機能性、安全性は製品によって異なるので、用途や使用人数に合った製品選びが欠かせません。

EcoFlowは、2,000W以上の高出力を備えた2,000Whクラスのポータブル電源を販売しています。大人数や宿泊を伴う用途を検討している方は、ぜひ製品の購入を検討してください。

EcoFlow DELTA 3 Max Plus(2048Wh)

・業界トップクラスの3,000W定格出力を実現 ・2048Whから最大10,240Whまで拡張できる ・合計10口の出力ポートを備え ・最短1.2時間で急速フル充電が可能

EcoFlow DELTA 3 Max(2048Wh)

・安心の2,048Wh大容量 & 定格2,200W高出力 ・先進的なEV技術の応用でずっと安心・安全 ・0.01秒未満で即座に切り替え、急な停電も安心 ・最短108分の急速本体充電、突然の電力ニーズも安心

EcoFlow DELTA 2 Max S

・進化した高品質LFPバッテリー & さらに使いやすく ・2,000Wh+柔軟な容量拡張、快適も安心もクルマの中に ・車中泊でいつもの家電が使える、2,000W高出力 ・4つの急速充電で、車中泊の電力をトータルサポート

EcoFlow DELTA 2 Max

・2kWhから最大6kWhまで拡張可能な大容量 ・X-Boost機能で最大2400Wの家電対応 ・最大1000W入力対応、4ポートの急速充電可能 ・15の出力ポートで、タブレットや電化製品を同時充電可能