冬キャンプの必需品10選!子供連れファミリー・ソロ別の持ち物も紹介
澄んだ空気の中で行う冬キャンプには、焚き火やキャンプ料理、満天の星空などの魅力が盛り沢山です。一方で、厳しい寒さに見舞われるため、冬キャンプの必需品がなければ快適には過ごせません。特に冬キャンプ初心者は、何を持参すべきか迷われるでしょう。
そこで本記事では、冬キャンプに欠かせない必需品について解説します。あったら便利な持ち物や、キャンプスタイル別の必需品も掲載しているので、あなたが揃えるべき持ち物が分かるでしょう。冬キャンプを快適に楽しみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
冬キャンプの必需品といえる持ち物10選
冬キャンプで必需品を忘れると、楽しいはずのキャンプが辛いものになりかねません。時期や標高、天候によっては、気温が氷点下近くまで下がる場合もあり、低体温症や凍傷のリスクが高まります。冬キャンプの必需品といえる持ち物は、以下のとおりです。
【テント】スカート付きの冬用
【シュラフ】密着性の高いマミー型
【マット】インフレータブルマット
【グランドシート】底冷え対策
【テーブル】使用人数に応じたサイズ
【チェア】カバーで断熱効果アップ
【焚き火台】料理もできる耐荷重
【ランタン】使用状況に合った燃料
【調理道具】汁物料理に対応
【防寒着】重ね着が基本
それぞれの必需品について、詳しく見ていきましょう。
【テント】スカート付きの冬用
冬キャンプにおける生活拠点として、冬用のテントは必需品です。フライシートの下から地面まで伸びるスカート付きのテントであれば、雨風の侵入を防ぎます。
さらに、テント内の温かい空気が逃げづらく、外からの冷たい隙間風が入りにくいのも特徴です。コットン素材のテントは、厚手でありながら通気性に優れており、結露を防ぎます。
【シュラフ】密着性の高いマミー型
冬キャンプでは朝晩が特に冷え込むので、防寒性能に優れた冬用のシュラフが必需品です。体を包み込む形状をしたマミー型であれば、冷気の侵入と温かい空気の流出を防げます。
予定しているキャンプ場の最低気温が分かれば、快適使用温度がその温度よりも5℃低いシュラフを選びましょう。冬キャンプでは、-5℃以下のモデルが理想的です。
【マット】インフレータブルマット
冬キャンプでは、地面からの底冷え対策が欠かせません。空気を吸い込んで自動膨張するインフレータブルマットをテントの床に敷けば、地面からの冷気を遮断できます。
断熱性能を示すR値が4.0以上、氷点下で4.5以上のタイプを選びましょう。厚みは3〜5cm以上あると、冷気が伝わりづらく寝心地がアップします。
【グランドシート】底冷え対策
テントの下に敷くグランドシートも、地面からの冷気を防ぐための必需品です。防水性や耐水圧が高く、雨や雪によってテントが濡れるのを防ぎます。また、地面にある砂利や枝からテントを保護するのも重要な役割です。テントとセットで用意しておきましょう。
【テーブル】使用人数に応じたサイズ
作った料理を並べたり、飲み物を置いたりするのにテーブルは必需品です。特に冬キャンプではキャンプ料理が醍醐味の一つなので、調理道具や料理がテーブルの上に多く並びます。テーブルの上に乗りきらない事態を避けるため、使用人数に応じたサイズを選びましょう。
【チェア】カバーで断熱効果アップ
冬キャンプでは座っている時も地面からの冷気が伝わるので、防寒性能に優れたチェアが必需品です。ボアやフリース生地を採用したチェアカバーを付ければ、毛の間に空気が溜まりやすく、温かい空気を外に逃しません。
冬キャンプで暖を取るための焚き火に備えて、難燃性のあるコットン生地もおすすめです。クッション性と保温性を重視するなら、ダウン量の多い製品を選びましょう。
【焚き火台】料理もできる耐荷重
澄んだ空気の中、焚き火で暖を取りながら炎を眺めている時間は、冬キャンプの醍醐味といっても過言ではありません。焚き火をする上で必需品となるのが、焚き火台です。
冬キャンプでは鍋料理を焚き火で行う場合があるので、ダッチオーブンを載せられるよう、最低でも15〜20kg以上の耐荷重がある焚き火を選びましょう。
【ランタン】使用状況に合った燃料
冬場は日照時間が短いので、光源を確保したりおしゃれな雰囲気を演出したりするのに、ランタンが必需品です。ランタンの燃料は、使用状況に合わせて以下のように選びましょう。
ランタンの種類 | 燃料 | 特徴 |
オイルランタン | 灯油 パラフィンオイル | ・本物の火がサイトを幻想的に照らす ・火屋の交換で雰囲気を変えられる ・安定した光量を発揮する |
ガスランタン | ガス | ・ツマミを回すだけで簡単に点火できる ・広範囲を明るく照らせる |
LEDランタン | 電気 | ・安価で安全性が高い ・テント内に設置できる |
【調理道具】汁物料理に対応
寒い冬キャンプでは、温かい焚き火料理が食べたくなります。特に汁物料理は、冷えた体を芯から温めるのにぴったり。幅広い料理に対応できるよう、以下の調理道具が必需品です。
ナイフ(包丁)
まな板
クッカー(メスティン、ダッチオーブン、スキレット)
カトラリー
シングルバーナー
クッカーのサイズは、使用人数に合わせて選びましょう。
【防寒着】重ね着が基本
冬キャンプで温かく過ごすには、防寒着が必需品です。キャンプ場の気候や朝晩の冷え込みを考慮し、適切なレイヤリング(重ね着)を行いましょう。パンツは、暖かい裏地付きがおすすめです。耳までカバーできる帽子や手袋、ネックウォーマーも重宝します。
冬キャンプにあったら便利な持ち物5選


冬キャンプで必需品とまではいかないまでも、あると便利な持ち物を紹介します。冬キャンプに持参すれば、難易度を大きく下げて初心者でも気軽に楽しめるようになるでしょう。
ポータブル電源
ポータブルエアコン
コット
湯たんぽ
ストーブ
それぞれの持ち物について、詳しく見ていきましょう。
ポータブル電源
冬キャンプにおける最大のハードルとなるのが、厳しい寒さです。電源があれば、暖房機器を使った快適なキャンプが実現しますが、全てのキャンプ場に電源サイトがあるわけではありません。そこでおすすめのアイテムが、ポータブル電源です。
ポータブル電源とは、内部に貯めた電力から、コンセントがない場所でも電化製品に給電できる機器を指します。冬キャンプでポータブル電源が活躍する場面は、以下のとおりです。
ポータブルエアコンや電気ストーブで、快適な気温を維持できる
電気ケトルや電子レンジを使い、手軽に温かいキャンプ料理が作れる
ポータブル冷蔵庫にキャンプ料理で使う食材を保存しておける
LEDランタンで調理中の手元やテーブル、テント内を照らせる
スマホを使い、冬キャンプ飯のレシピをいつでも調べられる
冬に綺麗な星空を撮影するためのカメラを、常に満充電にしておける
ポータブル電源にはACやUSB、DCなど、多彩な出力ポートが搭載しているので、自宅にあるあらゆる家電がキャンプ場で使用できます。サイトで本体をソーラー充電すれば、冬キャンプの途中に充電が切れる心配もありません。
ポータブルエアコン
冬キャンプ中に活動している場所で常に温かさをキープしたい方は、ポータブルエアコンを導入しましょう。ポータブルエアコンとは、室内機と室外機が一体化した持ち運び可能なエアコンです。自宅にあるエアコンのように、設置工事は一切必要ありません。
特に火気を使用できないテント内では、ポータブルエアコンがあるだけで自宅のように過ごしやすい室内を作り出せます。キャンプ初心者やファミリーキャンプでも安心です。
EcoFlowは、6畳以下の空間温度をわずか15分間で約9℃上昇させられる、2kWの暖房性能を備えたポータブルエアコン「WAVE 3」を販売しています。
「WAVE 3」の主な特徴は、以下のとおりです。
専用バッテリーパックにより、最長8時間のワイヤレス稼働が実現する
AC充電とソーラー充電を組み合わせて、最短75分で満充電できる
おやすみモードを使えば、約44dBの超静音で眠りを妨げない
スマホアプリで温度や湿度を自在に管理できる
アプリで設定した温度を下回れば、自動で暖房機能がオンになります。冬キャンプを快適な気温で楽しみたい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。
コット
冬キャンプで寝る時に活躍するアイテムが、簡易ベッドのコットです。高さが20cm以上あるので、地面からの冷気がほとんど伝わりません。
マットの厚みとコットの高さを組み合わせれば、冬キャンプにおける底冷え対策を万全にできます。キャンプ中は、荷物置きやベンチとしても活用できるのが特徴です。
湯たんぽ
冬キャンプに電源がなくても、ぬくぬく温まりながら快眠できるアイテムが湯たんぽです。中にお湯を注いで足元に入れるだけで、寒さが厳しい夜でも暖かい寝床が作れます。
湯たんぽに使用される主な素材は、以下のとおりです。
湯たんぽの素材 | 特徴 |
トタン | ・熱伝導率が高く、お湯を入れるとすぐに温まる ・直火で加熱できる製品が多い |
ステンレス | ・耐久性が高く、錆びにくい ・金属製の中でも長持ちする |
プラスチック | ・様々なバリエーションの製品が販売されている ・安価で導入しやすく、軽くて扱いやすい |
ストーブ
冬キャンプで圧倒的な暖房能力を誇る暖房器具といえば、ストーブです。キャンプ用のストーブは、主に「薪」「ガス」「石油」「電気」の燃料タイプに分かれます。
パワフルな暖かさを求め、雰囲気も楽しみたい方には薪ストーブがおすすめです。携帯性を重視する方にはガスストーブ、燃費の良さなら石油ストーブが向いています。安全性を重視し、テント内でも使用したい方は、電気ストーブを選びましょう。
関連記事:冬キャンプの寒さ対策11選!寝るときのテント内や電源あり・なし別の対策も解説
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冬キャンプにおすすめのポータブル電源


冬キャンプの必需品であるポータブル電源は、消費電力の高い暖房機器を長時間稼働できるよう、高出力・大容量のタイプを選びましょう。冬キャンプでは荷物が多くなりやすいので、中でも軽量コンパクトなタイプが重宝します。
EcoFlowは、1,500Wの高出力と1,024Whの大容量を備えるポータブル電源「DELTA 3 Plus」を販売しています。「DELTA 3 Plus」の特徴は、以下のとおりです。
エクストラバッテリーを使用すると、容量を最大5kWhまで拡張できる
約12.5kgの小型設計でキャンプ場まで手軽に持ち運べる
キャンプ場に出かける前の最短56分でフル充電できる
2つの500Wソーラー入力ポートにより、最短70分で満充電できる
LFPバッテリーを搭載し、10年以上もアウトドアで活躍する
BMS管理システムにより、爆発や火災からの安全を確保する
雑音レベルを30db以内に抑えられ、夜も快適に眠れる
Storm Guard機能を活用すると、悪天候に関する警報が発令されたらスマホに通知がきます。冬キャンプを快適に楽しみたい方は、ぜひ製品情報をチェックしてください。
【条件別】冬キャンプの必需品リスト


冬キャンプの必需品は、キャンプスタイルやキャンプ場の場所によっても異なります。条件に合った必需品を揃えなければ、快適なキャンプは望めません。
【ファミリー】子供がいる冬キャンプの必需品リスト
【ソロ】冬キャンプで快適に過ごすための必需品リスト
【北海道】真冬の雪中キャンプにおける必需品リスト
それぞれの必需品リストについて、詳しく見ていきましょう(※)。
※全ての冬キャンプに共通する必需品は除いています。
【ファミリー】子供がいる冬キャンプの必需品リスト
子どもがいるファミリーキャンプにおける必需品リストは、以下のとおりです。
ブランケット
マシュマロ
お菓子
遊び道具(トランプ、ボールなど)
薄手のトレーナー
着替え
ブランケットは1枚あるだけで、ひざ掛けになったり、肩に掛けたりと様々な場面で重宝します。寝袋の足元にできた隙間を埋めれば、子どもも朝まで快適に眠れるでしょう。
【ソロ】冬キャンプで快適に過ごすための必需品リスト
冬のソロキャンプで快適に過ごすための必需品リストは、以下のとおりです。
ワンポールテント
メスティン
シングルバーナー
コンパクトチェア
ローテーブル
冬のソロキャンプでは、一人でも設営できるワンポールテントが活躍します。寝袋やマット、クッカー、チェアなども軽量・コンパクトなタイプを選びましょう。
【北海道】真冬の雪中キャンプにおける必需品リスト
氷点下が予想される北海道の雪中キャンプにおける必需品は、以下のとおりです。
フライシート付きのテント
ダウンのシュラフ
U字ペグ
雪に埋まらないチェア
スコップ
スノーブラシ
長靴
防水手袋
着替え
ストーブ
雪中キャンプでは、凍ったペグを掘り出したり、サイト周りを除雪したりするのにスコップが欠かせません。防寒対策として、ストーブや防水手袋、長靴も必須です。靴下やズボンが雪で濡れてしまった場合に備えて、着替えも多めに持参しましょう。
冬キャンプの必需品!着用する服装の選び方


冬キャンプでは気温が10℃を下回る日が多くなるので、必需品である防寒着はレイヤリングが必須です。気温に合わせて自由に着脱でき、常に快適な気温で過ごせるでしょう。冬キャンプに適した服装を、レイヤー別に紹介します。
ベースレイヤー|吸湿速乾性・保温性
ミドルレイヤー|保温性・軽量性
アウターレイヤー|耐風性・防水性
それぞれの選び方について、詳しく見ていきましょう。
ベースレイヤー|吸湿速乾性・保温性
素肌に最も近いベースレイヤーは、保温性を優先して選びましょう。冬キャンプではじっとしていることが多いですが、焚き火の近くにいたり、日が照ったりすると汗をかく場合があります。汗冷えを防ぐため、吸湿発熱性と保温性に優れたウール素材がおすすめです。
ミドルレイヤー|保温性・軽量性
中間着にあたるミドルレイヤーは、適宜着脱して体感温度を調節する役割があるので、軽さと保温性を兼ね備えた服装を選びましょう。フリースは、通気性や肌ざわりに優れ、伸縮性もあるので、冬キャンプのミドルレイヤーとして大活躍します。
ミドルウェア一枚で過ごすシーンを想定すると、高い防風性を備えたソフトシェルもおすすめです。保温力をプラスできる軽量の服装として、薄手のダウンも重宝します。
アウターレイヤー|耐風性・防水性
一番外側に着るアウターレイヤーには、雨や風の侵入を防げる耐風性・防水性に優れた素材がおすすめです。冬キャンプでは中にも着込めるよう、ゆったりサイズを選びましょう。
ウインドシェルやレインウェア、中綿入りウェアなどが重宝します。冬キャンプでは、暖を取ったり調理をしたりと焚き火の前にいる機会が多くなるので、難燃素材も重要です。
まとめ


本記事では、冬キャンプの必需品について解説してきました。
冬キャンプでは、テントやシュラフ、マット、焚き火台、ランタンなどが必需品です。普段使っているテントやシュラフも、冬用のタイプに変更しましょう。防寒着にレイヤリングを取り入れれば、キャンプ場の気温に合わせて自由に調節できます。
初心者でも気軽に冬キャンプが楽しみたい方には、ポータブル電源が必需品です。キャンプ場にいながら、ポータブルエアコンや電気ストーブなどの家電が使用できます。
EcoFlowは、テント内外問わず2,000Wの家電が動かせる高出力・大容量のポータブル電源を販売しています。冬キャンプを満喫したい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。