旅行に持っていくべき防災グッズ一覧!旅行バッグにまとめるコツも紹介
旅行中に災害が発生したらと不安を感じても、普段の荷造りに何をどこまで追加すべきか分からないという方は多いのではないでしょうか。
大きな防災リュックを持ち歩くのは現実的ではないため、スーツケースやリュックの限られたスペースに、本当に役立つ防災グッズをまとめるのが重要です。
この記事では、旅行中に防災グッズが必要な理由、持っていくべき防災グッズ、旅行かばんにコンパクトに入れるコツについて詳しく紹介します。
旅行中に防災グッズが必要な理由
日本は地震や台風などの自然災害が多いため、家を離れる旅行中に被災する可能性は決して低くありません。ここでは、旅行中に防災グッズが必要な理由について詳しく解説します。
旅行先でも災害リスクはある
旅行中だから安全ということはなく、常に災害リスクはあります。
特に海沿いのリゾートや山岳エリア、河川近くの温泉地などは、景色が魅力的な一方で、津波や土砂災害、河川氾濫といったリスクを抱えているケースも多いです。
また、旅行先では土地勘がなく、避難経路や標高感覚もつかみにくいため、同じ規模の災害でも住み慣れた地域より判断や避難が遅れやすいといわれています。
そのため、出発前に滞在先周辺のハザードマップや避難場所を確認し、現地ではスタッフから避難経路を聞いておくことが重要です。
帰宅困難に直面する可能性がある
旅行中に大きな地震や交通障害が発生すると、帰宅困難の状況に陥る可能性があります。
例えば、新幹線や飛行機が止まり、道路も渋滞や通行止めになると、その場で長時間待機したり、徒歩で移動せざるを得ないケースも想定されます。
帰宅困難を想定した準備としては、飲料水や軽食、携帯トイレやモバイルバッテリーなどが挙げられます。
これらが手元にあるだけで、空腹や喉の渇き、トイレの不安を軽減でき、夜間や悪天候での移動時も体力と体温を守りやすくなります。
心の余裕と冷静な対応につながる
防災グッズを常に持ち歩いていれば、心理的な安心感が手に入ります。
旅行中に災害が発生した際、何も準備していなければ判断ミスやパニックにつながりやすいですが、最低限の準備をしていれば落ち着いて行動できます。
心に余裕があれば、同行者や周囲の人への声かけや助け合いにも目を向けられ、結果的に自分と周囲の安全度を高めることにもつながります。
旅行を最大限に楽しむためにも、万が一の備えとして防災グッズは欠かせません。
旅行に持っていくべき防災グッズ一覧


旅行に持っていく防災グッズは、軽量かつコンパクトで、多用途に使えるものを基準にすることが重要です。ここでは、旅行に持っていくべき防災グッズを詳しく解説します。
食料・水の備蓄グッズ
旅行中の防災対策では、最低限の水と食料をどれだけ自力で確保できるかが重要です。
災害が起こると、自動販売機やコンビニがすぐに売り切れたり、レジそのものが動かなくなるケースもあり、想定どおりに調達できない可能性があります。
そのため、旅行では以下の食料・水の備蓄グッズを持参するのが望ましいです。
ペットボトルの飲料水500ml程度を1本〜2本
個包装のお菓子や栄養補助食品
普段から食べ慣れている携帯食を少量でもバッグに入れておくと、緊張や環境の変化で食欲が落ちたときにも心強い味方になります。
また、荷物に余裕があれば、小型の浄水ストローや浄水タブレットを追加しておくことで、断水時でも水道水やペットボトル水をより安全に活用できます。
衛生・健康管理グッズ
災害時は衛生環境が悪化しやすいため、簡易的な衛生グッズを持ち歩くと役立ちます。具体的には、以下のアイテムを入れておくのが望ましいです。
アルコール除菌シート
ウェットティッシュ
ポケットティッシュ
マスク
使い捨て手袋
女性は生理用品、赤ちゃん連れならオムツやおしりふきなど、家族構成に合わせたアイテムを忘れずに組み込んでおきましょう。
加えて、常備薬や鎮痛剤、胃腸薬、絆創膏、消毒液、テーピングなどを救急セットとしてまとめておけば、不慮の事態がおきてもすぐに応急処置ができます。
防寒・防暑対策グッズ
災害時の体力維持に直結するため、気温の変化に対応できるグッズは欠かせません。具体的には、以下のアイテムを入れておくのが望ましいです。
軽量のカーディガン
ウインドブレーカー
ストール
レインポンチョ
折りたたみの防寒ブランケット
帽子
折りたたみ傘
冷感タオル
携帯扇風機
冬場は薄くて重ね着しやすいアイテム、夏場は帽子や折り畳み傘など、熱中症リスクを下げられるアイテムを持参しましょう。
これらの防寒・防暑グッズは、普段の観光シーンでも重宝するため、季節に合った快適グッズとして選びながら防災面でも役立つものを優先してください。
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情報収集・通信グッズ


災害時に正確な情報を素早く入手するためには、通信グッズが欠かせません。
例えば、旅行中はスマートフォンに頼る場面が多くなりますが、災害時にバッテリー切れが重なると防災情報を確認できなくなります。
万が一の不測の事態に備えるためには、以下の防災グッズがあると便利です。
モバイルバッテリー
手回し充電機能付きラジオ
防災ラジオ
ポータブル電源
特にポータブル電源は、停電や充電スポットの混雑が長引いても繰り返し充電できるため、避難情報の確認や家族との連絡を安定して続けられます。
EcoFlow RIVER 3 Plusは、定格出力600W(X-Boostで900W)まで稼働できるため、90%の電化製品をスムーズに動かすことが可能です。
持ち運びが簡単なコンパクトな設計であり、ソーラー充電にも対応しているため、停電が長引いても安心して利用できます。
また、最大858Whまで拡張可能、30dB以下の静音設計、約10年の長寿命、防水・耐火・耐衝撃設計など、様々な機能がついています。
防災グッズでポータブル電源の持ち運びを検討中の方は、ぜひチェックしてください。
停電・暗闇対策グッズ


停電への備えは、自宅よりも旅行中のほうが重要です。
例えば、旅行先の見慣れないホテルの客室や通路では、真っ暗な状態で歩くと段差や障害物で転倒するリスクが高くなります。
停電・暗闇対策では、以下の防災グッズがあると安心です。
LEDライト
懐中電灯
小型のランタン
ヘッドランプ
これらのアイテムを充電切れの心配なく使うためには、EcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (10,000mAh)の持参をおすすめします。
スマホにくっつけながら急速充電が可能であり、65W対応USB-Cケーブル内蔵のため、別でケーブルを持ち歩く必要がありません。
最大60W入力対応で最速33分で70%まで本体充電が可能であり、あらゆるモバイル機器の充電や給電に使用できます。
また、バッテリーの劣化を防ぐ管理機能や、液晶ディスプレイでバッテリー残量や出力が確認できるなど、利便性も非常に高いです。
防災グッズでモバイルバッテリーの持参を検討中の方は、ぜひチェックしてください。
旅行に持っていくべき女性向け防災グッズ


女性は、一般的な防災セットに加えて特有の問題を解決できるグッズを入れておく必要があります。ここでは、女性が持っていくべきグッズについて詳しく解説します。
生理用品・下着の備え
女性の防災グッズでは、生理用品や下着の備えが欠かせません。
被災状況や土地柄によっては、ナプキンやタンポンがすぐに買えなかったり、欲しいサイズや吸収量の商品が手に入らないことも珍しくありません。
そのため、普段使い慣れている生理用品を最低でも数日分用意しておき、旅行用ポーチに分けて常備しておくと安心です。
さらに、においや衛生面が気になる場合は、使用済みナプキンを入れられる防臭袋や、小さめの黒色ポリ袋をセットにしておくと処理しやすくなります。
防犯・プライバシー対策グッズ
女性は災害そのものだけでなく、人目や防犯面の不安を和らげる工夫が欠かせません。
宿泊先や避難所で見知らぬ人と休む場面も想定されるため、自分の身を守りつつ、必要なときにプライベートな空間を確保できるグッズを持っておくと安心です。
防犯ブザー
ホイッスル
アイマスク
耳栓
薄手のストール
大判ショール
痴漢や不審者への抑止力になる防犯ブザー、着替えや授乳の際に人目を避けられるショールなどがあると、快適な環境を作りやすくなります。
こうしたグッズを旅行用かばんに入れておけば、何かあっても自分の身を守れるという安心感が生まれ、旅そのものをよりリラックスして楽しめるでしょう。
家族旅行で持っていくべき防災グッズ


子どもや高齢者がいる場合は、大人用の一般的な防災セットだけでなく、一人ひとりに合わせた備えを意識する必要があります。ここでは、家族旅行で持っていくべき防災グッズについて詳しく解説します。
子ども向けの必需品
家族旅行の防犯対策では、子どもが安心して過ごせる環境をつくることが重要です。
小さな子どもは体温調整が苦手で、不安や恐怖を言葉でうまく表現できないことも多いため、大人と同じ防災グッズだけではカバーしきれない場面が出てきます。
具体的には、以下の防災グッズを用意しておくと安心です。
おむつ
おしりふき
ミルクや離乳食
子ども用の飲料水
着替え一式
タオル
子どもサイズのマスクや軍手
レインポンチョ
お気に入りのぬいぐるみ
小さなおもちゃ
月齢に合わせた基本セットを中心に、気を紛らわせるグッズを入れておくと、万が一の際にも不安やストレスが和らぎます。
さらに、子ども自身が背負える軽量のキッズ防災リュックやポーチを用意しておけば、迷子時や避難行動時の安全性も高められます。
高齢者向けの必需品
高齢者との家族旅行では、持病や体力を踏まえた防災グッズの選定が重要です。
一般的な防災セットに加えて、飲み慣れた薬やサプリメント、常備薬、お薬手帳のコピー、健康保険証の控えなどは必須となります。
また、老眼鏡やメガネ、補聴器と予備電池、入れ歯ケースや洗浄シートなど、日常生活で欠かせない道具も忘れずにまとめておくと、避難先でもストレスを減らせます。
防災グッズを旅行バッグにまとめるコツ


防災グッズを無理なく持ち歩く際は、量を増やすのではなく選び方と詰め方を工夫することが重要です。ここでは、旅行バッグにまとめるコツについて詳しく解説します。
多機能アイテムを中心に選ぶ
旅行用の防災グッズは、多機能アイテムを中心に選ぶのがおすすめです。
例えば、ライト兼モバイルバッテリーになるランタン、雨具と防寒・目隠しに使えるポンチョ兼ブランケットなどが挙げられます。
多機能アイテムを優先して選ぶと、それぞれの用途で別々のグッズを持つ必要がなくなります。圧縮できるポーチや軽量のアウトドア用品も、持ち運びに便利です。
仕分けポーチやケースで分類する
防災グッズを旅行バッグに入れる際は、仕分けポーチやケースで分類し、何がどこにあるかを分かるようにすることが重要です。
災害発生時は落ち着いて荷物を探す余裕がないため、必要なものにすぐ手が届くかどうかで安心感も行動スピードも大きく変わります。
薬・救急セット、衛生用品、情報収集グッズ、食料・水といったカテゴリごとに仕分けポーチやジッパー付きビニール袋を使い、小分け収納する方法がおすすめです。
緩衝材として衣類を使う
懐中電灯やラジオ、モバイルバッテリーなどは、移動中の衝撃で傷ついたり、最悪の場合故障してしまうリスクがあるため、緩衝材の工夫が欠かせません。
具体的には、Tシャツやタオルをロール状に丸め、電子機器やボトル類の周囲を囲むように配置すると、外部からの衝撃が直接伝わりにくくなります。
さらに、圧縮ポーチや衣類収納袋を活用して衣類をまとめると、中で荷物が暴れにくくなり、リュックやキャリーケースを立てたときにも重心が安定しやすいです。
パッキングの段階で衣類の配置を工夫しておけば、旅行中の衝撃にも強い、実用的な防災バッグに仕上げることができます。
旅行中の防災グッズに関するよくある質問


最後に、旅行中の防災グッズに関するよくある質問を詳しく解説します。
旅行に防災グッズは必ず持っていくべき?
最低限の防災グッズは、日数に関わらず毎回持っていくべきです。
日本は自然災害が多いため、飲料水や簡単なお菓子、携帯トイレ、モバイルバッテリー、防災ポーチなどの身を守る基本セットは、常に持ち歩くことが推奨されています。
海外旅行でも防災グッズは必要?
海外旅行でも、防災グッズの重要性は国内以上だと考えられます。
懐中電灯やラジオ、モバイルバッテリー、携帯浄水器、常備薬、重要書類とパスポートのコピー、現金、防犯グッズなどが入れるべきアイテムとして挙げられます。
防災グッズはどこまで持ち運ぶべき?
防災グッズは、最低1日は安全と情報を確保できる範囲を目安にするのが望ましいです。
備えを「自宅用」「持ち出し用」「持ち歩き用」の3段階に分けることが重要で、旅行中は「持ち出し用+持ち歩き用」に近い構成が推奨されています。
まとめ
旅行中の防災対策は、「特別なことをする」のではなく、いつもの旅行グッズの選び方とパッキングを少し工夫することから始められます。
旅行先でも自然災害は起こり得るため、家族構成や旅のスタイルに合わせて必要最小限で揃えておくことが大切です。
非常時の安全を確保するという点では、ポータブル電源やモバイルバッテリーの持参が欠かせません。
日常使いと非常時の両方で活躍する防災グッズをお探しの方は、ぜひEcoFlowの製品をチェックしてみてください。