【EcoFlow】RIVER 3 Plus vs RIVER 2 Pro|性能の違いを徹底解説
「EcoFlow RIVER」シリーズは、軽量・コンパクトで携帯性に優れたポータブル電源です。
「EcoFlow RIVER 3 Plus」は286Whの容量で約4.7kgと軽く、GaNテクノロジーによる省エネ性能が特徴です。
一方、「EcoFlow RIVER 2 Pro」は768Whの大容量を備え、定格800W出力で電子レンジや電気ケトルなど高出力家電にも対応します。
本記事では、両モデルのスペックや特徴、活躍するシーン、独自強化ポイントについて詳しく解説します。
「EcoFlow RIVER」シリーズの基本スペック比較
「EcoFlow RIVER 3 Plus」と「EcoFlow RIVER 2 Pro」は、同じRIVERシリーズながら設計思想が異なります。まずは主要スペックを一覧で確認しましょう。
RIVER 3 Plus | RIVER 2 Pro | |
価格(税込) | 39,800円 | 88,000円 |
重さ | 約4.7kg | 約8.25kg |
サイズ | 23.4 × 23.2 × 14.6cm | 27.0 × 26.0 × 22.6cm |
容量 | 286Wh | 768Wh |
定格出力 | 600W(サージ1,200W) | 800W(サージ1,600W) |
X-Boost出力 | 900W | 1,000W |
ソーラー入力 | 最大220W | 最大220W |
AC入力 | 1時間 | 約70分 |
電源自動切り替え | 10ms未満 | 30ms未満 |
バッテリー種類 | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン |
サイクル寿命 | 3,000回 | 3,000回 |
防塵防水等級 | IP54(バッテリーパック) | なし |
保証期間 | 5年 | 5年 |
容量は「EcoFlow RIVER 2 Pro」が約2.7倍大きく、出力も高めです。
対して「EcoFlow RIVER 3 Plus」は軽量性と電源自動切り替え速度で優位に立ちます。
「EcoFlow RIVER 3 Plus」vs「EcoFlow RIVER 2 Pro」を徹底解説


スペック表の数値だけでは見えてこない部分もあります。ここでは、両モデルの違いをカテゴリ別に掘り下げていきます。
容量と出力の違い
「EcoFlow RIVER 2 Pro」は768Whの大容量を誇り、定格800W出力に対応しています。
X-Boost機能を使えば最大1,000Wの家電も動かせるため、電子レンジや小型のドライヤーなど消費電力の大きい機器にも対応可能です。
一方、「EcoFlow RIVER 3 Plus」は286Whとコンパクトながら、定格600W、X-Boostで最大900Wの出力を確保。家庭用電化製品の約90%をカバーできる性能を持っています。
容量は控えめですが、短時間の利用やスマホ・PC充電がメインなら十分な実力です。
本体サイズと重量の違い
携帯性を重視するなら「EcoFlow RIVER 3 Plus」に軍配が上がります。
重量は約4.7kgで、片手でも楽に持ち運べます。リュックに入れてキャンプ場まで歩くといった使い方も現実的です。
それに対して、「EcoFlow RIVER 2 Pro」は約8.25kgとやや重めです。ただし、ハンドル付き設計で持ちやすく、車への積み込み程度なら問題ありません。
電源自動切り替え速度の違い
停電時にバッテリー給電へ自動で切り替わる機能はどちらのモデルにも搭載されていますが、切り替え速度に差があります。
「EcoFlow RIVER 3 Plus」は10ms(0.01秒)未満で切り替わるため、デスクトップPCなど精密機器のバックアップ電源としても活用できます。作業中のデータを守りたい在宅ワーカーにとって、この速度は大きな安心材料です。
一方、「EcoFlow RIVER 2 Pro」は30ms(0.03秒)未満で切り替えを行います。
一般的な家電であれば問題なく継続給電できますが、シビアなデータ保護が必要な用途では「EcoFlow RIVER 3 Plus」のほうが適しています。
家電稼働時間の違い
バッテリー容量の差は家電の稼働時間に直結します。以下に主な家電の稼働時間目安をまとめました。
家電 | 消費電力 | RIVER 3 Plus | RIVER 2 Pro |
スマホ充電 | 11Wh (Type-C) | 約18.8回 | 約57回 |
LEDライト | 10W (DC) | 約20時間 | 約60時間 |
扇風機 | 40W (AC) | 約5.2時間 | 約14時間 |
電気毛布 | 50W (AC) | 約4.3時間 | 約11時間 |
車載冷蔵庫 | 60W (DC) | 約4時間 | 約9〜19時間 |
ノートPC | 60Wh (Type-C) | 約4回 | 約10回 |
1泊のソロキャンプなら「EcoFlow RIVER 3 Plus」で十分対応可能です。
連泊や家族キャンプには「EcoFlow RIVER 2 Pro」の容量が心強い存在となります。
出力ポートの違い
「EcoFlow RIVER 3 Plus」と「EcoFlow RIVER 2 Pro」では、出力ポートの種類と合計数が異なります。両者の違いは以下の通りです。
RIVER 3 Plus | RIVER 2 Pro |
合計7個 | 合計11個 |
AC ×3 | AC ×4 |
USB-A ×2 | USB-A ×3 |
USB-C ×1 | USB-C ×1 |
DC ×1 | DC ×2 |
なし | シガーソケット ×1 |
「EcoFlow RIVER 2 Pro」のほうが出力ポート数が多く、シガーソケットにも対応しています。
「より多くの機器を同時に使用したい」という要望がある場合は、「EcoFlow RIVER 2 Pro」のほうが適していると言えるでしょう。
「EcoFlow RIVER」シリーズが活躍するシーン


軽量・コンパクトな「EcoFlow RIVER」シリーズは、持ち運びが前提となるシーンで真価を発揮します。
ここでは、具体的な活用例を5つ紹介します。
キャンプや車中泊での電源確保
停電時の非常用電源
在宅ワーク中のバックアップ電源
ベランダや庭でのDIY作業
ピクニックや野外イベント
それぞれの利用シーンを詳しく見ていきましょう。
キャンプや車中泊での電源確保
テント内でのLED照明やスマホ充電に重宝します。
「EcoFlow RIVER 2 Pro」なら電気毛布を一晩中稼働させることも可能で、冬キャンプの快適性が大きく向上します。
「EcoFlow RIVER 3 Plus」は荷物を減らしたいソロキャンパーに適しており、4.7kgなら登山用バックパックに入れても負担になりにくく、機動力を重視したい方にぴったりです。
停電時の非常用電源
急な停電でも、冷蔵庫やWi-Fiルーターの継続稼働を支えてくれます。
スマホを充電しておけば、情報収集や家族への連絡手段を確保できます。
「EcoFlow RIVER 3 Plus」はLEDライトを内蔵しており、停電時に本体だけで照明を確保できる点もポイントです。
在宅ワーク中のバックアップ電源
リモートワーク中の停電は、作業データの消失やオンライン会議の中断といったトラブルを招きかねません。
電源自動切り替え機能があれば、停電発生と同時にバッテリー給電へ移行できます。
「EcoFlow RIVER 3 Plus」の10ms未満という切り替え速度は、PCやモニターへの給電を途切れさせず、安心して作業を続けられます。
ベランダや庭でのDIY作業
「EcoFlow RIVER」シリーズがあれば、電動ドライバーやサンダーなどの工具をコンセントの場所を気にせず使えます。
延長コードを引き回す手間がなくなり、作業効率の向上が見込めるでしょう。
「EcoFlow RIVER 2 Pro」なら定格800Wの出力で、消費電力の大きい工具にも対応しやすくなります。
ピクニックや野外イベント
ポータブルスピーカーで音楽を流したり、扇風機で涼んだり。
公園でのピクニックや子どもの運動会など、屋外イベントで電源があると快適さが格段に違います。
スマホやカメラのバッテリー切れを気にせず、思い出をしっかり記録できるのも嬉しいポイントです。
「EcoFlow RIVER 3 Plus」の独自強化ポイント


「EcoFlow RIVER 3 Plus」は、最新技術を取り入れた新世代モデルです。
「EcoFlow RIVER 2 Pro」にはない独自の強化ポイントを4つ紹介します。
GaNテクノロジーによる効率向上
ワイヤレス接続による容量拡張
30dB以下の静音設計
IP54準拠の耐久性能
以下、各ポイントの詳細を1つずつ解説していきます。
GaNテクノロジーによる効率向上
業界初となるGaN(窒化ガリウム)テクノロジーを搭載しており、エネルギー損失と待機消費電力を大幅に削減しています。
この技術により、100W以下の機器を使用する際の稼働時間が従来比で最大2倍に延長。
スマホ充電やLEDライトなど低消費電力の機器を長く使いたい場面で、そのメリットを実感できます。
ワイヤレス接続による容量拡張
専用のエクストラバッテリー(EB290またはEB580)を接続すれば、最大858Whまで容量を増やせます。
ポゴピンコネクタを採用しているため、ケーブルやネジは不要です。クリップで固定するだけで接続が完了します。
必要に応じて容量を柔軟に調整できる点は、使い勝手の良さに直結します。
30dB以下の静音設計
「EcoFlow RIVER 3 Plus」はX-GaNPowerと呼ばれる熱放散技術により、動作音を30dB以下に抑えています。
これは図書館内の静けさとほぼ同等のレベルです。就寝中のテント内や、夜間の室内利用でも音が気になりません。
静かな環境で使いたい方には見逃せない性能です。
IP54準拠の耐久性能
バッテリーの防塵・防水性能はIP54に準拠。多少の雨や砂埃がかかる屋外環境でも安心して使用できます。
さらに、地上1メートルからの落下試験をクリアした耐衝撃設計を採用しており、アウトドアでの不意の衝撃にも耐える堅牢さを備えています。
「EcoFlow RIVER 3 Plus」と「EcoFlow RIVER 2 Pro」の購入ガイド


両モデルはそれぞれ異なる強みを持っています。どちらを選ぶべきか、ユーザータイプ別に整理しました。
「EcoFlow RIVER 3 Plus」をおすすめするユーザー
以下のような方には「EcoFlow RIVER 3 Plus」が適しています。
荷物を軽くしたいソロキャンパーや登山愛好家
PCのバックアップ電源として電源自動切り替え速度を重視する在宅ワーカー
夜間や静かな環境で使うことが多い方
屋外での使用が多く、バッテリーの防塵・防水性能を求める方
軽量・静音・高速切り替えという3つの特徴が、機動力と安心を両立したい方のニーズに応えます。
「EcoFlow RIVER 2 Pro」をおすすめするユーザー
以下のような方には「EcoFlow RIVER 2 Pro」がおすすめです。
家族でのキャンプや長時間の車中泊で容量を確保したい方
電子レンジやドライヤーなど高出力家電を使いたい方
1台で複数機器への同時給電を行いたい方
768Whの容量と定格800W出力は、「EcoFlow RIVER」シリーズのなかでもトップクラスです。
電力を気にせず使いたい場面で活躍します。
「EcoFlow RIVER」シリーズに関するよくある質問


最後に、「EcoFlow RIVER」シリーズについてよく寄せられる疑問に回答します。
ソーラー充電に対応している?
両モデルとも最大220Wのソーラー入力に対応しています。
別売りのEcoFlowソーラーパネルを接続すれば、屋外でも太陽光から充電が可能です。
「EcoFlow RIVER 3 Plus」の場合、220Wソーラーパネル使用時に約1.5時間でフル充電できます。
晴天時のアウトドアなら、電力切れの心配を大きく減らせます。
バッテリー寿命はどのくらい?
両モデルともリン酸鉄リチウムイオン(LFP)バッテリーを採用しており、3,000回の充放電サイクルに対応しています。
毎日1回フル充放電を繰り返しても、約8〜10年間は初期容量の80%以上を維持できる計算です。
長期間の防災備蓄用としても安心して保管できます。
専用アプリで操作できる機能は何がある?
EcoFlowアプリを使えば、スマホから電源のオン・オフや充電状況のモニタリングが可能です。
充放電の上限設定やAC充電速度のカスタマイズにも対応しており、バッテリー寿命を延ばすための細かな調整もできます。
「EcoFlow RIVER 3 Plus」は停電時のアラート通知機能も搭載しています。
まとめ
本記事では、「EcoFlow RIVER 3 Plus」と「EcoFlow RIVER 2 Pro」の違いを詳しく解説しました。
「EcoFlow RIVER 3 Plus」は286Wh・約4.7kgの軽量ボディに、10ms未満の高速電源切り替えとGaNテクノロジーによる省エネ性能を搭載した最新モデルです。
「EcoFlow RIVER 2 Pro」は768Whの大容量と定格800W出力で、長時間利用や高出力家電への対応を求める方に適しています。
軽さと先進機能を取るか、容量と出力を取るか。ご自身の使用シーンに合わせて、最適な1台を選んでください。