災害時なくて困ったものランキングTOP7!女性・子供・高齢者用のリストも紹介

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災害大国である日本に住んでいる以上、災害はいつやってくるか分かりません。被災経験者が挙げる「災害時になくて困ったもの」を漏れなく準備しておけば、被災した際に苦労するリスクを軽減できます。必要なものは、家族の状況によっても異なるので注意が必要です。

そこで本記事では、災害時になくて困ったものについて解説します。性別や年齢、季節、種類別のなくて困ったものも掲載しているので、被災した際にあなたが必要になるものを網羅的に揃えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

災害時になくて困ったものランキングTOP7

これまでに大規模な被災経験がなければ、想像だけで避難生活に必要なものを全て揃えるのは困難です。避難生活では、電気・ガス・水道・通信などのライフラインが停止したり、物資の調達が遅延したりする事態も発生する恐れがあります。

災害時になくて困ったものランキングのトップ7は、以下のとおりです。

  • 第7位|携帯ラジオ

  • 第6位|気温対策グッズ

  • 第5位|照明器具

  • 第4位|ポータブル電源

  • 第3位|簡易トイレ

  • 第2位|非常食

  • 第1位|飲料水・生活用水

それぞれのなくて困ったものについて、詳しく見ていきましょう。

第7位|携帯ラジオ

災害時の情報収集源として欠かせない携帯ラジオ。スマホがあるから問題ないと思われている方も多いのではないでしょうか。しかし、大規模な災害によって通信障害が起きると、スマホからインターネットにアクセスできなくなる恐れがあります。

一方、携帯ラジオは通信回線を使用しておらず、周波数を合わせるだけでいつでもどこでも災害情報が聞けます。また、スマホのように誤った情報が錯綜している心配もありません。充電式や乾電池式の携帯ラジオであれば、災害による停電中も使用できます。

第6位|気温対策グッズ

電気毛布や扇風機などの気温対策グッズも、災害時になくて困ったものとして挙げられます。一次災害から逃れた後、避難生活を続けていく上で大きな問題となるのが気温です。災害によって電気やガスの供給が止まると、次第に室温と外気温の差はなくなっていきます。

真夏には熱中症、真冬には低体温症のリスクが高まり、命を脅かす事態にまで発展しかねません。暑さ対策には、充電式の扇風機やネッククーラー、冷感タオルなどが重宝します。寒さ対策には、カセットガスやブランケット、カイロがあると安心です。

第5位|照明器具

災害による停電時、照明器具は安全性と快適性を確保する上で重要なアイテムです。夜間に災害が起きた場合、照明器具があれば、街灯が消えている状況でも足元を照らして安全に避難できます。また、照明器具で手元を照らせば、夜の避難生活も快適に過ごせるでしょう。

災害時に活躍する照明器具の種類と主な特徴について、詳しく紹介します。

照明器具の種類特徴
懐中電灯 ・進行方向を照らしやすい ・コンパクトなため、汎用性が高い
ヘッドライト・頭上に装着するため、両手が使える ・避難や救助の際に活躍する
ランタン・テーブルや床に置いて全方位周囲を照らす ・避難生活での明かりとして活躍する

第4位|ポータブル電源

災害時になくて困ったものとして挙げられるポータブル電源は、停電時でも内部のバッテリーに貯めておいた大量の電気から家電に給電できる機器です。災害による停電は3日以上に及ぶケースもあるため、モバイルバッテリーの電力だけでは足りません。

ポータブル電源は、モバイルバッテリーを超える大容量と高出力を備えているため、停電が長期化しても安心です。また、コンセントと同様のAC出力ポートを搭載しており、家庭にある家電も動かせます。停電時にポータブル電源が活躍する場面は、以下のとおりです。

  • 扇風機や電気毛布などの冷暖房機器を稼働して、快適な気温を維持できる

  • 電気ケトルや電子レンジを稼働して、簡単に非常食を温められる

  • 冷蔵庫に給電して、食品が傷むのを防ぐ

  • 照明器具を点灯させて、避難時の安全性を確保できる

  • 情報収集で使う携帯ラジオを常にフル充電にしておける

  • スマホを使って、家族と安否確認が行える

ソーラーパネルと併用すれば、停電中も太陽光発電で電気を自給自足できます。

第3位|簡易トイレ

災害時になくて困ったものとして上位に挙げられる簡易トイレ。災害時はトイレが故障したり、断水によって水が流せなかったりと、用を足すのも一苦労です。

便座がついた簡易トイレを常備しておけば、自宅の便器が使えない状況でも排泄できます。避難した先にトイレがない場合を想定して、携帯トイレも併せて用意しておきましょう。

第2位|非常食

長引く避難生活で健康を守るために欠かせないのが、非常食です。災害が起きてから調達しようとしても、物流機能が停止している状況ではすぐに手に入りません。被災した際でも栄養バランスに優れた食事があれば、前向きな精神状態を維持できるでしょう。

家庭に備蓄する食品は、災害時のみ使用する非常食だけでなく、日常から使用する日常食品もバランス良く揃えてください(※1)。普段から多めに食品を買い置きしておき、消費した分を買い足す「ローリングストック」を実践すれば、無理なく備蓄できます。
※1参考:農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」

第1位|飲料水・生活用水

災害時になくて困ったものの第一位は、生命維持に欠かせない水です。人間は水を一滴も飲まないと、ほんの1週間も生きられません。1日に必要な飲料水は、一人当たり3Lです。

災害時の断水に備えて日常的に多く備蓄しておき、飲んだら都度買い足しておきましょう。飲料水だけでなく、トイレで手を洗ったり、食器を洗ったりする生活用水も必要です。一般的には、1日に一人当たり10〜20L程度の生活用水が必要と言われています。

災害時の停電対策におすすめのポータブル電源

災害時になくて困ったものとして挙げられる電力。災害による停電時には、避難の種類に合ったポータブル電源が重宝します。避難所に避難する際は、持ち運びやすい軽量コンパクトなタイプがおすすめです。在宅避難では、高出力・大容量のタイプが活躍します。

EcoFlowは、用途に応じて以下のポータブル電源を販売しています。

  • 移動避難「RIVER 3 Plus」

  • 在宅避難「DELTA 3 Plus」

それぞれの機種について、詳しく見ていきましょう。

移動避難「RIVER 3 Plus」

定格出力600W、容量286Whのポータブル電源。約4.7kgの軽量コンパクト設計なので、避難の妨げになりません。X-Boostで最大900Wの出力を誇り、避難所では自宅にある90%の家電に給電できます。ACコンセントからは、わずか1時間で満充電が可能です。

LEDライトを搭載しているので、夜間の照明代わりにもなります。30dB以下の静音設計により、周囲の被災者に気兼ねなく家電が使えるでしょう。


EcoFlow RIVER 3 Plus

・定格出力600W、X-Boostで900W、90%の家電を稼働できる ・ワイヤレス接続で最大858Whに容量拡張可能 ・<10 ms電源自動切り替え機能搭載で精密機器にも安心して使用できる ・100W以下の電化製品の稼働時間を2倍に

在宅避難「DELTA 3 Plus」

定格出力1500W、容量1024Whのポータブル電源。最大2000Wの高出力を誇り、容量を最大5kWhまで拡張できるので、長引く停電生活でも安心です。ソーラーパネルを使えば、停電中でもわずか70分で満充電できます。

停電が起きると電気供給源が10ms未満で切り替わるので、真っ暗闇の中で移動する危険がありません。重量12.5kgの小型設計により、家中どこでも気軽に持ち運べます。

EcoFlow DELTA 3 Plus

・最短56分でフル充電!業界最速クラスの急速充電で緊急時も安心 ・UPS機能 & 荒天警報機能で緊急時も安心 ・高出力 & 安心の容量、停電時もいつもの暮らしを守る ・高耐久LFPバッテリーで、10年間の寿命を実現 ・防災用に便利な小型 & 軽量設計

【性別・年齢別】災害時になくて困ったもの

災害時になくて困ったと感じるものは、人によって異なります。万人に共通する必需品だけを常備していたとしても、快適な避難生活は望めません。対象者が限定的なものほど、災害時の調達は困難になるため、忘れずに備蓄しておきましょう。

災害時になくて困ったものを、性別や年齢別に紹介します。

女性|災害時になくて困ったものリスト

女性は衛生面や生理、肌トラブルなど、災害時でも気を配りたい点が多くあります。女性が災害時になくて困ったものリストは、以下のとおりです。

  • 生理用ナプキン

  • おりものシート

  • 中身が見えないゴミ袋

  • 体拭きシート

  • 化粧水

  • クレンジングシート

  • ヘアゴム

  • 多機能ポンチョ

  • 防犯ブザー


多機能ポンチョは、防寒着や雨具、避難所での目隠しカーテンとして活躍します。


男性|災害時になくて困ったものリスト

皮脂量が女性よりも多い男性は、ボディケアアイテムが長引く避難生活での強い味方になります。男性が災害時になくて困ったものリストは、以下のとおりです。

  • 体拭きシート

  • 着替え

  • ドライシャンプー

  • 軍手

  • ヘッドライト

  • 髭剃り

着替えとして、防災用にシャツやパンツが圧縮されたセットも販売されています。家族を先導して避難・救助するシーンを想定して、軍手やヘッドライトも用意しておくと安心です。

赤ちゃん|災害時になくて困ったものリスト

赤ちゃんがいる家庭では、授乳とおむつ替えを行える環境作りが必要です。また、赤ちゃんの口に触れるものには、徹底した除菌も欠かせません。赤ちゃんのいる家庭が、災害時になくて困ったものリストは、以下のとおりです。

  • 授乳ケープ

  • 乳児用ミルク

  • 紙コップ

  • 離乳食

  • おむつ

  • おしりふき

  • おもちゃ


避難所では各スペースがパーティションで区切られているとは限らないため、授乳時のプライバシーを確保するため、授乳ケープを用意しておきましょう。


子供(小学生)|災害時になくて困ったものリスト

小学生の子供は、学校生活を通して自分のものは自分で持ち運ぶ習慣が付いているため、子供専用の防災リュックを準備しましょう。小学生の子供がいる家庭で、災害時になくて困ったものリストは、以下のとおりです。

  • おやつ

  • 防災カード

  • ホイッスル

  • 簡易トイレ

  • 着替え

  • おもちゃ

食べ慣れていない非常食だけでなく、おやつもあると子供のストレスを緩和できます。


高齢者|災害時になくて困ったものリスト

高齢者は持病があったり、体の自由がきかなかったりすると必要なものも多くなります。高齢者が災害時になくて困ったものリストは、以下のとおりです。

  • お薬手帳

  • 常備薬

  • 紙おむつ

  • 歯磨きシート

  • 入れ歯洗浄シート

  • 老眼鏡

  • ヘッドライト

  • ホイッスル

  • 折り畳み杖


ただし、荷物が増えすぎると避難の妨げになるため、非常用持ち出し袋に入れるものは最低限にしておきましょう。キャスター付きバッグに入れるのもおすすめです。


【季節別】災害時になくて困ったもの

災害は1年中、全国各地で起こる可能性があります。季節に合わせた防災グッズも常備しておかなければ、避難生活の快適性は大きく低下するでしょう。最悪の場合、体調不良や病気にもつながります。季節別の災害時になくて困ったものは、以下のとおりです。


夏|災害時になくて困ったものリスト

夏は、台風や豪雨による停電が発生しやすい季節です。30℃を超える猛暑に見舞われると熱中症のリスクは急増します。夏の災害時になくて困ったものは、以下のとおりです。

  • 飲料水

  • 塩飴(塩分タブレット)

  • うちわ(扇子)

  • ネッククーラー

  • 冷却スプレー

  • 冷感タオル

  • 充電式扇風機

  • ドライシャンプー

  • 汗拭きシート

  • 虫よけスプレー

  • 日焼け止め


夏は水分を消費しやすいため、最低でも1人当たり1日3Lの飲料水を確保する必要があります。虫に刺されると感染症のリスクがあるので、虫除け対策も必須です。


冬|災害時になくて困ったものリスト

冬に災害が発生し、大規模な停電が起きると暖房機器は一切使用できなくなります。避難所に指定されている体育館や公民館の床は冷たく、体温を奪っていくでしょう。冬の災害時になくて困ったものリストは、以下のとおりです。

  • 湯たんぽ

  • ブランケット

  • 使い捨てカイロ

  • 厚手の靴下や手袋

  • 発熱材

  • カセットコンロ

  • エアーマット

  • 寝袋

  • マスク

  • アルコール消毒液

  • 除菌シート

冬は乾燥や免疫力の低下によって、感染症が流行しやすくなります。避難生活では特に、マスクや手指の消毒など感染予防が欠かせません。


【種類別】災害時になくて困ったもの

災害時になくて困ったものとして上位に挙げられる、食べ物とトイレ関連グッズ。どちらも健康を維持するために生活から切り離せない必需品です。災害時は支援物資の到着が遅延する可能性もあるため、外部のものに依存しない万全な準備が欠かせません。

災害時になくて困ったものを、食べ物とトイレ別に見ていきましょう。


食べ物|災害時になくて困ったものリスト

避難生活では偏った食事になりがちです。特にタンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維は、積極的に摂取しましょう。災害時になくて困った食べ物は、以下のとおりです。


主菜肉・魚・豆の缶詰、レトルト食品、乾物
副菜野菜の缶詰、梅干し、インスタント味噌汁
主食パックご飯、餅、カップ麺、缶詰パン
果物日持ちする果物、果物の缶詰、ドライフルーツ、野菜ジュース

トイレ|災害時になくて困ったものリスト

避難所に着いたとしても、トイレがすぐに使用できるとは限りません。名古屋大学の調査によると、東日本大震災が発生してから3日以内に仮設トイレが届いた自治体は、わずか34%でした(※2)。トイレに関する災害時になくて困ったものリストは、以下のとおりです。

  • 簡易トイレ

  • 携帯トイレ

  • ランタン(ヘッドライト)

  • トイレットペーパー

  • ウェットティッシュ

  • 45Lのポリ袋


※2参考:名古屋大学「災害時における自治体の仮設トイレの調達等に関する調査研究」

【ペット】愛犬家必見!災害時になくて困ったもの3選

災害が発生した際、愛犬を守れるのは飼い主だけです。避難所に届く支援物資は、人間に向けたものが最優先されます。愛犬家が災害時になくて困ったものは、以下のとおりです。

  • ペットフード

  • 首輪・ハーネス・リード

  • 迷子札・鑑札・マイクロチップ


それぞれのアイテムについて、詳しく見ていきましょう。


ペットフード

ペットの健康を維持するために、普段から食べ慣れているペットフードを常備しておきましょう。災害が発生してしばらくは、物流の停止や遅延によってペットフードが手に入らない可能性があるため、日常の備蓄として1ヶ月分あると安心です。

持ち出し用のペットフードは、最低でも3~7日分を用意しておきます。大袋のままだと持ち運びづらいので、密閉容器に小分けしておくのがおすすめです。


首輪・ハーネス・リード

避難時や避難所ではぐれないよう、首輪・ハーネス・リードも用意しておきましょう。普段と異なる環境にストレスを感じているのは、人間だけではありません。ペットもパニックに陥り、飼い主が目を離している隙にリードを噛みちぎって逃げてしまう恐れがあります。


迷子札・鑑札・マイクロチップ

万が一、ペットとはぐれた場合に備えて、以下のアイテムもあると安心です。

防災グッズ特徴
迷子札・犬の首輪やハーネスに取り付ける札 ・愛犬の身元が分かるよう、飼い主の情報が記載されている
鑑札・自治体に愛犬を登録した際に交付される ・1頭ごとに異なる登録番号が記載されている
マイクロチップ・専用の注入器で犬の皮下に埋め込む ・チップの番号を読み取れば、飼い主の情報が確認できる

まとめ

本記事では、災害時になくて困ったものについて解説してきました。

災害時になくて困ったと感じるものの上位は、飲料水や食料、トイレ関連、電力などです。災害時に必要なものは、年齢や性別、季節などの条件によっても異なります。

災害によって物流機能が停止していると、必要なものがすぐには手に入りません。家族全員が健康的に過ごせるよう、防災グッズの準備を万全にしておきましょう。

EcoFlowは、災害による停電時も電気のある生活を継続できるポータブル電源を販売しています。避難生活を快適に送りたい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。