【2026年】災害用バッテリーおすすめ3選!用途別にそれぞれの特徴を紹介
地震、台風、豪雨など、日本は自然災害の多い国です。
大規模災害では停電が数日から1週間以上続くケースも珍しくなく、電力の確保は生活を守るうえで欠かせない課題となっています。
そこで注目されているのが、災害用バッテリーです。
事前に充電しておけば、停電時でもスマホの充電や照明の確保、冷蔵庫の稼働、ポータブルエアコンの活用といった生活に必要な電力をまかなえます。
本記事では、災害用バッテリーの基礎知識から、避難スタイル別のおすすめモデル、保管時の注意点までを詳しく解説します。
いざというときに備えて、適切な1台を選ぶ参考にしてください。
災害用バッテリーとは?
災害用バッテリーとは、停電や避難時に電力を確保するための大容量バッテリーのことです。
一般的に「ポータブル電源」とも呼ばれ、内部に大容量のリチウムイオン電池を搭載しています。
AC出力ポート(家庭用コンセントと同じ形状)やUSBポートを備えており、自宅で普段使っている家電製品をそのまま接続して使用できます。
スマホやノートPCの充電はもちろん、扇風機や電気毛布、小型の冷蔵庫などの家電を動かすことが可能です。
従来、災害時の非常用電源といえばガソリン発電機が主流でしたが、燃料の備蓄が必要で、排気ガスや騒音の問題から室内では使用できないという課題がありました。
災害用バッテリーは燃料不要で静音性に優れ、室内でも安全に使えるため、近年は防災グッズとして急速に普及が進んでいます。
また、ソーラーパネルと組み合わせれば、停電が長期化した場合でも太陽光で充電しながら使い続けられます。
モバイルバッテリーとの違い
災害用バッテリーと混同されやすいのがモバイルバッテリーです。両者の違いを理解しておくと、災害への備えとして何が必要かが明確になります。
モバイルバッテリーは、スマホやタブレット、ワイヤレスイヤホンなど小型デバイスの充電に特化した製品です。
容量は数千mAh〜20,000mAh程度が主流で、USB出力のみを搭載しているものがほとんどです。
軽量でポケットやバッグに入れて持ち歩けるサイズ感が特徴ですが、家電製品を動かすことはできません。
一方、災害用バッテリーは容量が数百Wh〜数千Whと桁違いに大きく、出力も数百W〜数千Wに対応しているため、冷蔵庫や扇風機、電気毛布、テレビなど、一般的な家電製品を稼働させることができます。
災害時における災害用バッテリーの重要性


災害による停電は、私たちの生活にさまざまな支障をもたらします。
ここでは、災害用バッテリーがなぜ重要なのか、具体的な場面を挙げて解説します。
停電時でも生活に必要な電気を確保できる
通信手段(スマホ・Wi-Fi)の維持に必須
冷蔵庫やエアコンなど「止まると困る家電」を守る
以下、災害用バッテリーの重要性について詳しく見ていきましょう。
停電時でも生活に必要な電気を確保できる
停電が発生すると、当たり前のように使っていた電気がすべて止まります。夜間の照明が使えなくなり、真っ暗のなかで過ごさなければなりません。
災害用バッテリーがあれば、電力を供給できるためLEDランタンや懐中電灯に頼らず、室内照明を点灯させられます。
電気ポットでお湯を沸かしたり、電子レンジで食品を温めたりすることも可能です。
避難生活のストレスは想像以上に大きいものですが、最低限の電力を確保できるだけで、心理的な負担は大きく軽減されます。
通信手段(スマホ・Wi-Fi)の維持に必須
災害時において、情報は命を守るための重要な要素です。避難指示や気象情報、交通状況、家族の安否確認。これらはすべてスマホを通じて得られます。
しかし、スマホのバッテリーが切れてしまえば、情報収集の手段を失うことになるのです。
災害用バッテリーを準備しておくことで、スマホを継続的に充電し続けられます。
1,000Wh程度の容量があれば、スマホを80〜90回程度フル充電できる計算になるため、数日間の停電でも通信手段を維持できます。
また、Wi-Fiルーターへの給電を継続すれば、自宅のインターネット環境を維持することが可能です。
在宅勤務をしている方にとっては、仕事を継続するうえでも重要なポイントになるでしょう。
冷蔵庫やエアコンなど「止まると困る家電」を守る
停電で特に困るのが、冷蔵庫の稼働停止です。
冷蔵・冷凍していた食品は時間とともに傷み始め、特に夏場は数時間で廃棄せざるを得なくなることもあります。
災害用バッテリーで冷蔵庫を稼働させ続ければ、食品の鮮度を保てます。冷蔵庫は消費電力が大きいため、大容量の災害用バッテリーを準備しておけば安心です。
また、真夏や真冬の災害では、体温調節ができないことが命に関わる場合もあります。
特に高齢者や乳幼児がいる家庭では扇風機や電気毛布、場合によってはポータブルエアコンの稼働が必要となります。
災害用バッテリーの選び方


災害用バッテリーを選ぶ際は、いくつかの重要な基準があります。以下の選び方を参考に、自身のニーズに合った製品を選択することが重要です。
ここでは、災害用バッテリーの選び方について詳しく解説します。
選び方1.容量(Wh)で選ぶ
ポータブル電源は必要な機器の消費電力と使用時間を考慮し、適切な容量を選択します。
一般的な家庭用なら500Wh以上、大容量が必要な場合は1,000Wh以上が目安です。
基本的に、ポータブル電源は幅広い家庭に対応できるよう500〜1,000Wh前後の容量を持つものが販売されているため、必要に応じて選ぶのが良いでしょう。
選び方2.出力(W)で選ぶ
ポータブル電源は使用する機器の最大消費電力以上の出力を持つものを選ぶべきです。
冷蔵庫や電子レンジなど、高出力が必要な機器の使用を考慮します。
製品によっては出力が足りずに家電を動かせないことがあるため、どのような家電をどれくらい稼働させたいのか考えてお選びください。
選び方3.充電方法で選ぶ
ポータブル電源は、複数の充電方法を持つものを選ぶようにしましょう。
ケーブルをコンセントに接続するだけで充電できるAC充電だけでなく、シガーソケット充電やソーラー充電に対応した製品を選ぶことで状況に応じた充電が可能となります。
幅広い充電方法に対応しているポータブル電源は長期の災害時も電力を確保しやすいため、できれば複数の方法で充電できるものをお選びください。
選び方4.耐久性と防水性で選ぶ
災害時は家・外の両方で使用しなければならない状況があるため、ポータブル電源は耐久性と防水性で選ぶことを推奨します。
屋外での使用や落下のリスクを考慮し、耐衝撃性の高い製品を選ぶと安心です。
防水・防塵機能があると、雨天時や粉塵の多い環境でも安心して使用できるため、どのような環境でも問題なく稼働できるものを選ぶようにしましょう。
選び方5.携帯性で選ぶ
避難時に持ち運ぶことを想定するなら、携帯性で選ぶのが望ましいです。
重量とサイズのバランスが良い製品であれば、持ち出し時の負担を軽減できます。
ポータブル電源は持ち運ぶことを前提に開発されているため、軽量かつ小型のものが中心ですが、高出力・大容量のもののなかには一定の重量がある中型〜大型のものもあるでしょう。
そのため、持ち運びを念頭に置くならコンパクトなものを中心にお選びください。
移動時の負担を軽減するなら、ハンドルや車輪付きの製品を選ぶとなお良いです。
【用途別】おすすめの災害用バッテリー3選
災害時の避難スタイルは、状況によって異なります。
避難所に身を寄せる場合、車中泊で過ごす場合、自宅で在宅避難する場合、それぞれに適した災害用バッテリーは異なります。
避難所避難:EcoFlow RIVER 3 Plus
車中泊避難:EcoFlow DELTA 3 Max Plus
在宅避難:EcoFlow DELTA 3 Plus(容量拡張可能)
以下、用途別におすすめの災害用バッテリーを詳しく解説します。
避難所避難:EcoFlow RIVER 3 Plus


避難所に持ち込む災害用バッテリーは、軽量で持ち運びやすいことが最優先です。避難時は徒歩移動になる可能性もあり、重い荷物は体力を奪います。
また、避難所では限られたスペースで過ごすことになるため、コンパクトなサイズも重要なポイントになります。
「EcoFlow RIVER 3 Plus」は、286Whの容量で約4.7kgという軽量設計を実現したモデルです。リュックに入れて持ち運ぶことも現実的なサイズ感で、避難時の携帯性に優れています。
避難所での主な用途は、スマホの充電、LEDライトの点灯、小型の扇風機やヒーターの稼働などが想定され、286Whの容量があればスマホを10回以上フル充電できます。
家庭用電化製品の約90%をカバーできる性能を持ちながら、片手で持てる軽さを両立している点が強みです。
車中泊避難:EcoFlow DELTA 3 Max Plus(2,048Wh)


近年、プライバシーの確保や感染症対策の観点から、車中泊避難を選択する方が増えています。
車内で過ごす場合は、エンジンを切った状態でも電力を確保できる大容量バッテリーが欠かせません。
「EcoFlow DELTA 3 Max Plus」は、2,048Whの大容量と定格3,000Wの超高出力を備えたハイエンドモデルです。電気毛布、ポータブル冷蔵庫、扇風機など、車中泊で快適に過ごすための家電を複数台稼働させられます。
車中泊避難では、夏場のエアコン代わりにポータブルクーラーを使ったり、冬場に電気毛布で暖を取ったり、非常食調理のために電気ケトルを使ったりなどのケースが想定されます。
定格3,000Wの出力があれば、ポータブルエアコンや電気調理器など消費電力の大きい機器にも対応可能です。
車のトランクに積んでも邪魔にならないサイズ感で、大容量と携帯性を両立しています。
在宅避難:EcoFlow DELTA 3 Plus(容量拡張可能)


自宅の安全が確認できる場合は、在宅避難が推奨されています。
住み慣れた環境で過ごせる安心感がある一方で、停電が続くと生活の維持が難しくなるため事前対策が必要となります。
「EcoFlow DELTA 3 Plus」は、1,024Whの容量と定格1,500Wの出力を備えたバランスの良いモデルです。
冷蔵庫やオーブンなど99%の家電製品に電力を供給でき、LED照明を約60時間稼働させられる容量があるため、1〜2日程度の停電であれば十分に対応できます。
在宅避難の強みは、ソーラーパネルとの併用がしやすい点です。「EcoFlow DELTA 3 Plus」は500W×2ポートのソーラー入力に対応しており、晴天時であれば約70分で満充電が可能です。
日中にソーラー充電しながら夜間に使用する運用をすれば、停電が長期化しても電力を維持し続けられます。
また、「EcoFlow DELTA 3 Plus」は専用エクストラバッテリーにより、最大5kWhまで容量拡張が可能です。状況に合わせて柔軟に容量を調整できます。
災害用バッテリーの保管と管理


災害時に確実に使用できるよう、日頃からの適切な保管と管理が重要です。
以下のポイントを押さえ、いつでも使用できる状態を維持しておくと良いでしょう。
ここでは、災害用バッテリーの保管と管理について詳しく解説します。
適切な保管場所
ポータブル電源は直射日光や高温多湿を避け、涼しく乾燥した場所で保管しましょう。
本体が一定の熱に覆われるとバッテリーの劣化や不具合が進みやすくなるため、できる限りは通気性に優れたところで保管してください。
地震時の転倒を防ぐため、低い位置に固定して保管することが望ましいです。
定期的な充電と動作確認
可能であれば3〜6ヶ月に1回程度、充電と動作確認を行いましょう。
長期間使用しないと、バッテリーの劣化や不具合が発生しやすくなるため、定期的に電源を入れて稼働するかどうか確認してください。
充電がゼロのまま長時間放置すると過放電(ゼロの状態からさらにエネルギーを取り出そうとすること)しやすくなるため、定期的な充電と動作確認を推奨します。
使用期限の管理
ポータブル電源の寿命は一般的に5〜10年程度とされているため、購入日や推奨交換時期を記録し、計画的な更新を行いましょう。
サイクル回数(使用と充電を繰り返すこと)はおおよそ3,000〜4,000回のものが主流となっているため、毎日使用すると約10年前後で寿命が来ます。
ただ、使用する環境や頻度によって寿命は変化するため、丁寧に扱えばより長持ちさせられるかもしれません。
災害用バッテリーの注意点


ポータブル電源は有用なツールですが、使用には注意が必要です。以下の点に留意し、安全かつ効果的に活用することが重要となるでしょう。
ここでは、災害用バッテリーの注意点について詳しく解説します。
注意点1.過信は禁物
ポータブル電源だけで長期の停電に対応することは難しいため、過信は禁物です。
あくまでもポータブル電源は事前に充電して、一定期間・一定量のエネルギーを確保するためのもので、半永久的に使用できるわけではありません。
発電所が停止してから充電しようと思っても充電できないため、いつどこで災害が発生しても良いよう定期的な充電が必要となります。
より万全を期すなら太陽光発電など別の電源確保手段と組み合わせて、総合的な防災対策を講じるようにしましょう。
注意点2.安全な使用方法の理解
使用前に取扱説明書をよく読み、正しい使用方法を理解することも重要です。
発熱や異音など、異常を感じた場合は直ちに使用を中止してください。本体が熱を帯びている場合や変な音がする場合は故障している可能性があるため、メーカーに相談しましょう。
購入したメーカーによっては修理・交換に対応してくれるかもしれません。
注意点3.ほかの防災用品との併用
ポータブル電源は防災用品の1つに過ぎないため、別の防災用品と併用してください。
なかでも、防災バッグなどの準備は重要です。以下、参考までに防災バッグに入れておくべきものについてまとめます。
飲料水
食料品
衣料品(軍手・上着・下着)
医療品(薬・絆創膏・包帯)
衛生用品(歯ブラシ・歯磨き粉)
貴重品(財布・通帳・身分証明書)
懐中電灯(電池式のライト)
携帯電話(スマートフォン)
携帯ラジオ
使い捨てカイロ
使い捨てタオル
筆記用具(ペン・ノート)
防災頭巾(ヘルメット)
マッチ・ろうそく
以上の防災用品はあくまでも目安となるため、必要となりそうな場面を想定しつつ前もって用意しておきましょう。
ただ、買い占めなどの行為は他の人の迷惑となるため、毎日少しずつ備蓄していくのが望ましいです。パニックを誘発しないよう、常識の範囲内でご購入ください。
注意点4.メーカー保証
災害用バッテリーは、いざというときに備えて長期間保管することが多い製品です。そのため、購入時には保証内容をしっかり確認しておくことが重要です。
メーカーや購入先によって保証期間や対応範囲は異なりますが、EcoFlow製品の場合、公式サイトで購入すると最長5年間のメーカー保証が付帯します。初期不良や使用中の不具合があった場合でも、保証期間内であれば修理や交換の対応を受けられます。
また、日本国内にサポート窓口があるかどうかも確認しておきたいポイントです。海外ブランドの場合、問い合わせが英語のみだったり、修理に時間がかかったりするケースもあります。
その点、EcoFlowは日本国内にサポート拠点を設けており、日本語での問い合わせに対応しているため、万が一のトラブル時にも安心です。
災害用バッテリーに関するよくある質問


最後に、災害用バッテリーの購入を検討する際によく寄せられる疑問にお答えします。
災害用バッテリーに関する疑問や不安が解消されていない方は、以下の回答をぜひご確認ください。
災害用にはどのくらいの容量を備えるべき?
目安として、1人あたり500Wh程度を基準に考えると良いでしょう。
2人家族なら1,000Wh、4人家族なら2,000Wh程度が目安になります。
ただし、これはスマホの充電やLED照明など最低限の電力を確保するための容量です。
冷蔵庫を稼働させたい場合や、エアコン・扇風機などの空調機器を使いたい場合は、1,000Wh以上の容量が必要になります。
使いたい家電の消費電力と稼働時間を掛け算し、必要な容量を逆算しておくと、適切なモデルを選びやすくなります。
未使用のまま長期間保管しても問題ない?
災害用バッテリーは長期保管を前提に設計されていますが、完全に放置して良いわけではありません。
バッテリーは使用しなくても少しずつ自己放電するため、長期間そのままにしておくと容量が低下したり、最悪の場合は充電できなくなったりする恐れがあります。
リン酸鉄リチウムイオン(LFP)バッテリーを採用したモデルは自己放電が少なく、長期保管に向いています。それでも、半年に1回程度は充電と動作確認を行うことをおすすめします。
バッテリー残量を50〜80%程度に保った状態で保管するのが、劣化を防ぐためのコツです。
真夏や真冬の車内に保管しても大丈夫?
極端な高温や低温環境での保管は、バッテリーの劣化や故障の原因になります。
特に夏場の車内は50°C以上に達することもあり、リチウムイオンバッテリーにとっては過酷な環境となるため、絶対に車内に放置してはいけません。
推奨される保管温度は一般的に0°C〜30°C程度とされています。直射日光が当たる場所や、暖房器具の近くは避け、室温に近い涼しい場所で保管することが長寿命を保つポイントです。
まとめ
本記事では、災害用バッテリーの基礎知識から、避難スタイル別のおすすめモデル、保管時の注意点までを解説しました。
災害による停電は、いつ発生するかわかりません。
通信手段の確保、冷蔵庫の稼働維持、照明や空調の確保が重要であり、災害用バッテリーがあれば停電時の生活を大きく支えることができます。
EcoFlowでは、避難スタイルに応じたさまざまなモデルを提供しています。
避難所避難には軽量コンパクトな「EcoFlow RIVER 3 Plus」、車中泊避難には大容量・高出力の「EcoFlow DELTA 3 Max Plus」、在宅避難には容量拡張可能な「EcoFlow DELTA 3 Plus」がおすすめです。
ご自身の避難計画に合わせて、適切な1台を備えておきましょう。