【EcoFlow】DELTA 3 Ultra vs DELTA 3 Ultra Plus|違いと選び方を徹底解説
「EcoFlow DELTA 3 Ultra」シリーズは、3,072Whの大容量と3,000Wの高出力を備えたフラッグシップ級ポータブル電源です。家庭の節電や防災、アウトドア利用などの基本機能にフォーカスした高コスパモデルとして設計されています。
一方の「EcoFlow DELTA 3 Ultra Plus」は、容量拡張や家庭電力連携に対応した上位モデルです。家庭防災や日常バックアップに適した機能が強化されており、より本格的な電力活用を求める方に向いています。
本記事では、「EcoFlow DELTA 3 Ultra」と「EcoFlow DELTA 3 Ultra Plus」の違いについて詳しく解説します。
「EcoFlow DELTA 3 Ultra」シリーズの基本スペック比較
「EcoFlow DELTA 3 Ultra」と「EcoFlow DELTA 3 Ultra Plus」は、基本容量や定格出力こそ同じですが、拡張性や充電性能に違いがあります。
価格やサイズ、重量、充電性能などの違いを以下の一覧表にまとめました。購入を検討する際の参考にしてください。
DELTA 3 Ultra Plus | DELTA 3 Ultra | |
価格(税込み) | 369,800円 | 349,800円 |
重さ | 約33.7kg | 約32.7kg |
サイズ | 61.3 x 32.8 x 39.5cm | 62.6 x 32.8 x 39.5cm |
容量 | 3072Wh | 3072Wh |
AC出力(最大電圧 / 電流) | 100V/20A*4 2000W 100V/30A*1 3000W | 100V/20A*4 2000W 100V/30A*1 3000W |
拡張可能な容量 | 追加バッテリー(DP3 EB×2)を最大 2 台接続可能、容量最大 11,264Wh まで拡張 | / |
単体出力 | 3kw | 3kw |
ブースト出力 (X-Boost) | 3.8kw | 3.8kw |
AC出力 | 100V~ 最大 1500W | 100V~ 最大 1500W |
PV入力ポート | PV 11V-60V⎓18A MAX *2,最大800W*2=1600W | PV 11V-60V⎓18A MAX,最大800W |
DC出力 | USB-A*1 18W USB-C*1 140W(HID) USB-C*2 45W シガーソケット*1 126W Anderson*1 378W | USB-A*1 18W USB-C*1 140W(HID) USB-C*2 45W シガーソケット*1 126W |
EPS/UPS 電源自動切り換え機能 | 10ms | 10ms |
動作温度 | 放電: -10°C to 45°C 充電: 0°C to 45°C 保管: -10°C to 45°C | 放電: -10°C to 45°C 充電: 0°C to 45°C 保管: -10°C to 45°C |
バッテリー種類 | LFP | LFP |
バッテリー寿命 | 4000(70%) 70% 容量維持:4,000 サイクル | 4000(70%) 70% 容量維持:4,000 サイクル |
防熱性グレード | UL94 5VA | UL94 5VA |
静音性 | <=25dB,600W(充放電) <=40dB, 1800W(充放電) <=50dB,3600W(充放電) | <=25dB,600W(充放電) <=40dB, 1800W(充放電) <=50dB,3600W(充放電) |
分電盤対応 | ✅ | ✅ |
TOU(時間带別電力料金対応) | ✅ | ✅ |
セルフパワード (自立運転) | ✅ | ✅ |
Storm Guard(暴風警報機能) | ✅ | ✅ |
オートメーション (自動制御) | ✅ | ✅ |
充電電力制御 | 200W-1500W、100W 刻みで調整可能 | 200W-1500W、100W 刻みで調整可能 |
保証期間 | 5年 | 5年 |
両モデルとも、安全性に優れた車載グレードのリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しています。
4,000サイクルの長寿命設計により、10年経っても約70%以上の容量を維持できる点が魅力です。
「EcoFlow DELTA 3 Ultra」vs「EcoFlow DELTA 3 Ultra Plus」を徹底解説


基本スペックを確認したところで、両モデルの具体的な違いについて詳しく解説します。
充電効率の差
「EcoFlow DELTA 3 Ultra Plus」は、最大1,600Wのソーラー入力に対応しています。
これは通常版「EcoFlow DELTA 3 Ultra」の2倍にあたる入力容量であり、充電スピードに大きな差が生まれます。
具体的には、「EcoFlow DELTA 3 Ultra Plus」はソーラー充電で約1.6時間で80%まで充電が完了します。
それに対し、「EcoFlow DELTA 3 Ultra」のソーラー入力は最大800Wのため、同じ容量を充電するのに約2倍の時間が必要となるのです。
拡張性の違い
両モデルの最も大きな違いは、容量拡張への対応です。「EcoFlow DELTA 3 Ultra Plus」は対応するエクストラバッテリーを最大2台まで接続でき、容量を11,264Whまで拡張できます。
一方、「EcoFlow DELTA 3 Ultra」には容量拡張機能が搭載されていません。そのため、3,072Whの本体容量のみで運用することになります。
用途別の最適化
「EcoFlow DELTA 3 Ultra Plus」は、家庭防災や室内バックアップ向けに設計されています。分電盤に接続すれば、停電時でも普段と同じコンセントから家電をそのまま使用できる点が特徴です。
本体にはキャスターとハンドルが付いているため、ケーブルを外せばポータブル電源として屋外でも活用できます。
一方、「EcoFlow DELTA 3 Ultra」は、アウトドア活動や屋外作業向けに最適化されています。エクストラバッテリーによる拡張機能こそありませんが、3,072Whの大容量と3,000Wの高出力は十分なスペックです。
3kWhクラスのポータブル電源が活躍するシーン


3,072Whの大容量を誇る「EcoFlow DELTA 3 Ultra」シリーズは、さまざまなシーンで活躍します。
ここでは、具体的な活用シーンを5つ紹介します。
家庭の非常用バックアップ
キャンプ・車中泊旅行
オフグリッド生活・リモートワーク・農林業作業
移動作業・モバイルサービス
過酷環境への適応
以下、それぞれのシーンについて詳しく解説していきます。
家庭の非常用バックアップ
停電時の備えとして、「EcoFlow DELTA 3 Ultra」シリーズは心強い存在です。
3,072Whの大容量があれば、冷蔵庫やエアコン、照明、スマートフォンの充電など、生活に欠かせない家電を長時間稼働させられます。
電源自動切り替え機能により、停電発生から10ms(0.01秒)未満で電源がポータブル電源に切り替わります。真っ暗闇のなかで手探りで電源を探す必要がなく、安全性も確保できるのです。
キャンプ・車中泊旅行
オフグリッド生活・リモートワーク・農林業作業
電力インフラが整っていない環境でも、「EcoFlow DELTA 3 Ultra」シリーズは頼りになります。
オフグリッド生活では、照明や冷蔵庫、調理家電など生活に必要な電力を安定して供給できます。
リモートワークではノートPCやモニター、Wi-Fiルーターなどを同時に稼働させても余裕があり、USB-Cポートは最大140Wの高出力に対応しているため、高性能なノートPCも急速充電が可能です。
農林業の作業現場においては、電動工具や投光器、通信機器などへの給電に活躍します。静音設計により、住宅地に近い農地での作業でも周囲に迷惑をかけません。
移動作業・モバイルサービス
イベント会場やキッチンカー、屋外での撮影現場など、移動しながら電力を使う場面でも活躍します。
3,000Wの定格出力があれば、プロ仕様の撮影機材や調理機器、電動工具も複数まとめて稼働させることが可能です。
キャスターとハンドルが一体化したデザインにより、重量のある本体でも移動が楽に行えます。従来品から約27%軽量化されている点も、持ち運びの負担を軽減してくれる要素です。
過酷環境への適応
「EcoFlow DELTA 3 Ultra」シリーズは、幅広い温度環境で使用できる設計になっています。-10℃〜45℃の範囲で動作するため、真夏の炎天下や冬場の寒冷地でも安心です。
車載グレードのリン酸鉄リチウムイオン電池を採用している点も特徴で、発熱を抑えながら効率よく出力できます。
UL94 5VA規格の耐熱性グレード取得により、万が一の発火リスクにも配慮されています。
「EcoFlow DELTA 3 Ultra Plus」の独自強化ポイント


「EcoFlow DELTA 3 Ultra Plus」には、通常版にはない独自の強化ポイントがあります。上位モデルならではの機能や設計思想について詳しく解説していきます。
充電技術の飛躍
「EcoFlow DELTA 3 Ultra Plus」の強みは、1,600Wの高入力ソーラー充電に対応している点です。
800W対応のソーラーパネルを2枚同時に接続でき、大面積のソーラーシステムを構築できます。
この高速ソーラー充電により、曇り空や日照時間が短い季節でも効率的に電力を確保できます。
キャンプ場や車中泊先で日中にしっかり充電し、夜間の電力消費に備えるといった運用が可能となるのです。
シーン強化設計
長期間のアウトドア利用やオフグリッド生活を想定した設計になっている点もポイントです。
最大11,264Whまでの容量拡張に対応しており、数日間にわたる電力需要にも余裕で対応できます。
また、AC出力の分割制御機能を搭載しているほか、分電盤への接続にも対応しているため、家庭用蓄電池としての運用も視野に入ります。
ポータブル電源と家庭用蓄電池、両方の役割を1台で担える汎用性の高さが特徴です。
核心価値
「EcoFlow DELTA 3 Ultra Plus」が提供する核心価値は、高速補充電と長時間運転の両立にあります。
大容量・高負荷環境における「電力不安」を本質的に解消するために設計されたモデルです。
通常のポータブル電源では、大容量であるほど充電に時間がかかるという課題がありますが、本製品は高い充電性能により大容量でありながら短時間での充電を実現しています。
「EcoFlow DELTA 3 Ultra」と「EcoFlow DELTA 3 Ultra Plus」の購入ガイド


どちらを選ぶべきか迷っている方のために、それぞれのモデルに適したユーザー像を整理しました。ご自身の利用シーンに照らし合わせて最適なモデルを選んでください。
「EcoFlow DELTA 3 Ultra Plus」をおすすめするユーザー
「EcoFlow DELTA 3 Ultra Plus」は、以下のような方に特におすすめです。
連泊キャンプやRVでソーラー高速充電を重視する方
オフグリッド生活・移動作業などで大電力を長時間使用する方
充電時間を最小化して補充電待ちを減らしたい方
1,600Wのソーラー入力により、日中の短い時間でも効率的に充電できるため、電力残量を気にせずアウトドアやオフグリッド生活を楽しめます。
「EcoFlow DELTA 3 Ultra」をおすすめするユーザー
「EcoFlow DELTA 3 Ultra」は、以下のような方に適しています。
家庭用の非常用電源や時々のアウトドア利用が中心でソーラー入力性能を重視しない方
予算を抑えつつ高出力の基本性能があれば十分な方
ACコンセントからの充電がメインであれば、両モデルの充電時間に大きな差はありません。
容量拡張や高速ソーラー充電を必要としない方にとっては、「EcoFlow DELTA 3 Ultra」で十分なパフォーマンスを得られます。
「EcoFlow DELTA 3 Ultra」シリーズに関するよくある質問


最後に、「EcoFlow DELTA 3 Ultra」シリーズについてよく寄せられる質問にお答えします。
デバイスは接地されていますか?
AC出力および本体の内部システムは接地されています。商用電源(ACコンセント)に接続している場合は、商用電源の接地を共有する仕組みです。
サポートしているWi-FiおよびBluetoothのプロトコルは?
Wi-Fi 6およびBluetooth 5.3をサポートしています。最新の通信規格に対応しているため、EcoFlowアプリとの接続も安定して行えます。
バッテリーにはどのような素材が使用されていますか?
リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP、LiFePO4)を採用しています。安全性と耐久性に優れた車載グレードのバッテリーであり、発熱を抑えながら効率よく出力できます。
DELTA 3 Ultra Plusにエクストラバッテリーを接続している場合、どちらが先に充電・放電されますか?
ポータブル電源本体とエクストラバッテリー間の充放電ロジックは以下の通りです。
充電時:電圧の低い方から優先的に充電され、両方の電圧が同じになると同時に充電される
放電時:電圧の高い方から優先的に放電され、両方の電圧が同じになると同時に放電される
AC出力周波数の切り替えはできますか?
切り替えが可能です。AC出力を有効にした状態で、本体のACボタンを10秒間長押しすることで周波数を切り替えられます。
まとめ
本記事では、「EcoFlow DELTA 3 Ultra」と「EcoFlow DELTA 3 Ultra Plus」の違いについて解説しました。
両モデルは3,072Whの大容量と3,000Wの高出力という基本スペックを共有しています。しかし、「EcoFlow DELTA 3 Ultra Plus」には最大1,600Wのソーラー入力や最大11,264Whまでの容量拡張、AC出力の分割制御機能など、上位モデルならではの強化ポイントが備わっています。
連泊キャンプやオフグリッド生活、大電力を長時間使用するシーンでは、「EcoFlow DELTA 3 Ultra Plus」の拡張性と高速充電が大きなアドバンテージとなる一方、家庭の非常用電源や時々のアウトドア利用が中心であれば、「EcoFlow DELTA 3 Ultra」が選択肢にあがります。
どちらのモデルも、Storm Guard機能やTOUモード、電源自動切り替え機能など、防災と節電を両立する機能を搭載しています。ご自身の利用シーンや予算に合わせて、最適なモデルをお選びください。