電源工事の種類や内容は?費用相場や失敗しないための準備について詳しく紹介!
家庭のコンセント増設やエアコン用の専用回路工事、分電盤やブレーカーの交換など、電源工事には様々な種類があります。
電源工事に興味はあるものの、「どんな工事が必要か」「値段はどれくらいかかるのか」など、不安に感じる方は多いのではないでしょうか。
この記事では、電源工事の必要性、主な種類や特徴、費用相場や依頼前の事前準備、よくある質問について詳しく紹介します。
電源工事(電気配線工事)とは
電源工事は、「コンセントを増やしたい」「消費電力の大きい家電を安全に使いたい」などのニーズに直結する身近な工事です。ここでは、電源工事の必要性や、家庭用と業務用の違いについて詳しく解説します。
電源工事が必要な理由
電源工事は、主に以下の理由で必要になることが多いです。
現状のコンセント数や位置では快適に家電が使えない
消費電力の大きい機器を同時に使用するとブレーカーが頻繁に落ちる
古い配線やタコ足配線により、発熱や漏電のリスクが高まっている
在宅ワークやオール電化などで生活スタイルが変わり多くの電気を使う
多数の機器を安定稼働させるために配線計画を見直したい
電源工事が必要になる理由は、今ある配線やコンセントの状態では、使いたい電気機器を安全かつ安定して使えないという問題を解決するためです。
例えば、古い住宅では建築当時の生活スタイルを前提に配線されているため、現代の高性能家電を同時に使うことを想定していません。
その結果、同じ回路に家電が集中してしまい、ブレーカーがすぐ落ちてしまったり、コンセントまわりが発熱して火災リスクが高まるといったトラブルにつながります。
こうしたリスクを回避するためには、専用回路の増設や分電盤の容量アップが必要で、家全体の電気の通り道を使用状況に合わせて見直すことが重要です。
家庭用と業務用の違い
家庭用と業務用の電源工事は、求められるレベルや考慮すべきポイントが異なります。
家庭用の電源工事では、生活動線と使い勝手を重視しながら、どの部屋にどれくらいコンセントが必要か、どの機器に専用回路が必要かを考えていきます。
一方、業務用の電源工事では、パソコンやサーバーなどの情報機器に加えて、エアコンや冷凍設備など、多数の機器を同時に稼働させることが前提です。
そのため、契約電力や負荷計算、三相電源の有無、停電時の影響範囲など、より専門的な視点で容量設計や回路分けを行う必要があります。
また、業務用では停電やトラブルが売上やサービス提供に直結するため、冗長性や将来の増設スペース、メンテナンス性まで考えた配線計画が欠かせません。
家庭用と業務用ではトラブルが起きたときの影響度が大きく違うため、同じ電源工事でも重視すべきポイントや工事内容が変わってきます。
電源工事の主な種類と内容


電源工事は、「どこで」「どのように」電気を使うかで必要になる工事の内容は大きく変わります。ここでは、主な種類と内容について詳しく解説します。
コンセントの増設や移設
コンセントの増設や移設は、最もベーシックな電源工事の一つです。
特にリビングまわりやキッチンなどで、「延長コードが邪魔」「家具のレイアウトを変えたらコンセントが隠れた」などの悩みを解消する目的で行われます。
増設工事では、既存のコンセントから分岐して配線を延ばす方法や、分電盤から新たに配線を引き込む方法などがあります。
移設工事は、壁紙の張り替えやリフォームとセットで位置を調整するケースも多く、「テレビ裏にまとめたい」などの要望に合わせて配置するのがポイントです。
コンセント工事を行うことで毎日の使い勝手が大きく向上するため、事前に仕上がりイメージや費用のバランスを確認しておきましょう。
専用回路や高容量回路の新設
専用回路や高容量回路の新設は、エアコンや食洗器など、消費電力の大きい機器を安全に使うために欠かせない電源工事です。
通常のコンセントと同じ回路に容量の大きい機器をつなぐと、ブレーカーが頻繁に落ちるだけでなく、配線やコンセントに過大な負荷がかかり発熱や劣化の原因になります。
専用回路工事では、分電盤から機器専用の配線を直接引き、途中に他のコンセントを設けないことで、容量不足や過負荷を防ぐ設計にします。
適切な専用回路を整えておけば、機器本来の性能を引き出せるだけでなく、思わぬトラブルややり直し工事のリスクも抑えられます。
屋外コンセントの設置
屋外コンセントの設置は、庭や駐車場、ベランダや玄関まわりなどで電気を使いたい場面が増えたときに検討される電源工事です。
高圧洗浄機や電動工具、電気自転車の充電など、屋外で使用する機器は多様化しており、設置すれば室内から延長コードを引き回す必要がなくなります。
屋外コンセントは、雨やホコリから守るために防雨・防塵仕様のコンセントボックスを使用し、アース端子付きタイプを選べば漏電時のリスクも抑えられます。
使用目的を明確にしたうえで、配線容量やコンセントの種類を選びましょう。
既存配線の更新
既存配線の更新は、長く使われている住宅やオフィスなどで特に重要になる電源工事です。
古い建物では、当時の基準や生活スタイルに合わせた細い配線や、今では推奨されない接続方法がそのまま残っていることも珍しくありません。
その状態で高性能家電や情報機器を使い続けると、発熱・ショート・漏電といったトラブルにつながるおそれがあります。
配線更新工事では、天井裏や壁内に敷設されている古いケーブルを新しい規格に交換し、必要に応じて分電盤やブレーカーも合わせて見直します。
見た目には変化が少ない工事ですが、安心して電気を使い続けるためのインフラの総点検として、計画的に検討したい内容です。
屋外配線の導入
屋外配線の導入は、門柱灯やカーポート照明、倉庫や離れ、看板照明、防犯カメラなど、建物の外側に電気設備を追加したいときに必要となる工事です。
屋外での配線は、日射・雨風・温度差など、屋内よりも厳しい環境にさらされるため、ケーブルの種類や配線ルート、防護方法が重要になります。
一般的には、以下の方法が用いられることが多いです。
耐候性の高いケーブルを使う
PF管・CD管などの保護管に通して埋設する
外壁に沿ってモールや金具で固定する
住宅だけでなく店舗やオフィスでも、夜間の安全性や防犯対策に直結する電源工事になるため、必要な明るさや配線経路を具体的にイメージしながら進めていきましょう。
電源工事の費用相場


電源工事は、工事内容によって費用の幅が大きく異なります。ここでは、小規模工事から大規模工事まで、具体的な費用相場について詳しく解説します。
小規模工事:コンセント増設やスイッチ交換など
小規模工事の場合、費用相場は3,000~30,000円程度です。
コンセントの増設や新設、スイッチの交換などは比較的短時間で完了し、材料費・作業費・出張費を合計した金額が請求されます。
コンセントの増設であれば、壁の中に配線を通せるか、既存回路から分岐できるか、新たに配線ルートを作る必要があるかなどで料金に差が出やすいです。
小規模工事を依頼する際は、今後必要になりそうな個所を事前に洗い出し、同時に工事してもらうことでコストと時間を効率よく改善しやすくなります。
▼工事内容別の費用相場
工事内容 | 費用相場 |
スイッチ交換 | 3,000~7,000円 |
コンセントの口数増設 | 5,000~10,000円 |
コンセントの新規増設(分岐) | 10,000~15,000円 |
コンセントの新規増設(専用回路) | 15,000~30,000円 |
電圧切り替え | 5,000~8,000円 |
中~大規模工事:専用回路や高電圧回線の新設など
中~大規模な電源工事は、単純な専用回路の増設であれば数万円ですが、分電盤の交換や幹線の強化を伴うケースでは数十万円かかることもあります。
このレベルの工事では、一ヶ所いくらという考え方ではなく、工事範囲や回路数、壁や天井の開口の有無、建物の構造によって費用が大きく変動します。
▼工事内容別の費用相場
工事内容 | 費用相場 |
専用回路の増設 | 15,000~60,000円 |
分電盤の交換 | 45,000~100,000円 |
分電盤の新設(オフィス等) | 80,000~300,000円 |
幹線引き直し工事 | 250,000~500,000円 |
見積もり時に確認すべきポイント
電源工事の費用で後悔しないためには、見積もりで内容を確認しておく必要があります。
どこまで基本工事に含まれているかを確認することが重要で、壁や天井の補修費用、夜間・休日対応の割増料金など、どこから追加費用かを必ず確認してください。
また、見積書の内訳において、材料費と施工費が分かれているか、工事項目ごとの単価が分かるかどうかも、複数社を比較するうえで重要なポイントです。
不明点があれば遠慮なく質問し、納得できる説明が得られる業者を選ぶことで、安心して電源工事を任せやすくなります。
工事なしで電源を増やすならポータブル電源がおすすめ!
工事で配線をいじるのはハードルが高いと感じる方には、コンセントを増やす代わりにポータブル電源を活用する方法がおすすめです。
ポータブル電源があれば、コンセント工事や分電盤の容量アップを行わなくても、必要なときに必要な場所へ電源を持ち運べます。
ここでは、特におすすめのポータブル電源の特徴について詳しく解説します。
関連記事:ポータブル電源はどこで買える?主な購入場所7選を詳しく紹介!
関連記事:バックアップ電源の主な種類は?家庭で求められる場面や失敗しない選び方を紹介!
EcoFlow DELTA 3 Plus


EcoFlow DELTA 3 Plusは、工事なしで家のコンセントを増やしたような使い方ができる大容量のポータブル電源です。
100V出力のACコンセントを搭載し、容量1024Wh・定格出力1500Wの大容量で消費電力の大きい家電もまとめて稼働できます。
大容量バッテリーを搭載しているため、在宅ワーク用のデスク周り機器やリビングのテレビなど、コンセントが少ない部屋でも活用することが可能です。
さらに、最短56分でフル充電できる急速充電にも対応しており、高度な電源自動切り替え機能により精密機器を安全に稼働させ続けられます。
非常時のバックアップや屋外利用など用途を変えながら長く活用できるため、サブ電源が欲しいと考えている方は、ぜひ以下の商品ページをご確認ください。
EcoFlow DELTA 3 Max Plus(2048Wh)


EcoFlow DELTA 3 Max Plus(2048Wh)は、より本格的な電源インフラを確保したいという方におすすめのポータブル電源です。
容量が約2048Whと大きいため、ノートPCや照明だけでなく、消費電力の高い家電を複数台同時に動かしたり、長時間連続で運転できます。
また、定格出力3000W(X-Boostで3800W)で高出力インバーターを搭載しているため、起動時に大きな電力を必要とする家電にも対応しやすいです。
最大10,240Whまで拡張でき、合計10の出力ポートを備えているため、大人数でのアウトドアやファミリー層でも不便がありません。
最短1.2時間での満充電、ソーラーパネルや走行充電に対応、手軽なアプリ操作など、魅力的な機能も満載です。詳しくは、以下の商品ページをご覧ください。
電源工事に関するよくある質問


最後に、電源工事に関するよくある質問を詳しく解説します。
電源工事は自分でやっても問題ない?
配線を触る本格的な電源工事を、無資格で行うのはおすすめできません。
多くの電気工事が電気工事士の有資格者だけに認められており、知識のないまま作業すると感電や漏電、最悪の場合は火災につながる危険があります。
万が一のトラブル時に保険が適用されないケースも考えられるため、自己施工に踏み切るのは避けたほうが安心です。
古い家の配線をそのまま使っても大丈夫?
昔の基準で細いケーブルが使われていたりすると、現在の家電使用状況には合っていない可能性があります。
特に、タコ足配線や延長コードを多用している場合、実際には「元の配線に無理をさせているだけ」ということも珍しくありません。
築年数が古くブレーカーが良く落ちるなどのサインがある場合は、必要に応じて配線更新や容量アップを検討したほうが安全です。
エアコンは専用コンセントがないと取り付けられない?
エアコンは、多くの場合で専用コンセントが推奨される機器です。
特に容量の大きいエアコンを既存のコンセントにそのまま接続すると、回路の容量オーバーでブレーカーが落ちやすくなったり、配線への負荷が増えたりします。
短期的には既存コンセントで動いたとしても、長期的な安全性や、他の家電との同時使用を考えると、専用回路を整えてから運用するほうがリスクを抑えられます。
まとめ
電源工事は、コンセントの増設や専用回路の新設などの小規模なものから、分電盤の見直しや配線更新を伴う大掛かりなものまで、内容によって目的も費用も大きく変わります。
失敗や工事後のミスマッチを防ぐためには、「どこで」「何を」「どのくらい使うか」を整理したうえで、見積内容をしっかりと比較検討することが重要です。
安全性と将来の使い方まで見据えてプロに相談し、自宅やオフィスにとって最適な電気インフラへ整えていきましょう。
なお、「今すぐ工事に踏み切るのは難しい」「特定の場所にすぐ電源を増やしたい」という場合には、電源工事ではなくポータブル電源の導入がおすすめです。
大容量かつ高出力のポータブル電源があれば、工事なしで手軽に電源が増え、非常時のバックアップ電源としても役立ちます。詳しくは、以下の商品ページをご覧ください。