引っ越し前に冷蔵庫の電源を抜くタイミングは?運搬前後の電源の注意点を紹介!
引っ越しの際、「冷蔵庫の電源はいつ抜けばいいの?」「運んだあとはすぐに差し込んで大丈夫?」などの不安を抱える方は多いのではないでしょうか。
冷蔵庫の電源を切るタイミングを間違えると、庫内の水漏れや故障リスクが高まるため、引っ越し前は事前の準備が非常に大切です。
この記事では、引っ越し前の冷蔵庫の電源を抜くタイミング、事前準備、搬送中の注意点、新居で電源を入れるタイミングについて詳しく紹介します。
引っ越し前後の冷蔵庫の電源に関する基礎知識
引っ越し前後の冷蔵庫の電源は、『いつ切るか』『いつ入れるか』で故障リスクや食品ロスの度合いが大きく変わります。ここでは、電源の抜き差しの目安について詳しく解説します。
電源を抜くタイミングは6~12時間前が目安
冷蔵庫の電源は、引っ越し当日の6~12時間前に抜いておくのが目安となります。
この時間が推奨される理由は、庫内の温度を上げながら霜を溶かし、水受けやトレイにたまる水を排水するためには、ある程度の時間が必要になるからです。
特に冷凍室に霜が多く付いている場合や、古い冷蔵庫で霜取り機能が弱いタイプでは、電源を切ってすぐに霜取りと水抜きを済ませることはできません。
少なくても半日程度の余裕を見ておくことで、庫内や背面から水が垂れ出るリスクを抑えつつ、本体内部の配管まわりに余計な不安をかけずに済みます。
引っ越しのスケジュールがタイトでも、前日夜から当日朝のどこかで冷蔵庫の電源を抜き、目安となる時間を確保しておくと安心です。
電源を入れるタイミングは設置後2~3時間が目安
新居に冷蔵庫を運んだ後は、2~3時間ほど待ってから電源を入れるのが望ましいです。
運搬中は冷蔵庫を傾けたり、階段で揺らしたりすることが避けられず、その間にコンプレッサー内の冷却オイルや冷媒が偏った状態になってしまいます。
その状態ですぐに電源を入れると、オイルが本来と違う位置のままモーターが動き始め、異音や冷え不良、最悪の場合は故障につながるリスクが高まります。
そのため、水平を確認しながら定位置に置いたあと、庫内の温度が落ち着いてオイルや冷媒が元の位置に戻るまで数時間待つことがメーカーも含め広く推奨されています。
特に横向きに寝かせて運んだ場合や、階段で大きく傾けざるを得なかった場合は、2時間ではなく3時間以上の待機時間を取るのがおすすめです。
引っ越し前にやるべき冷蔵庫の準備


引っ越し前の適切な時間に電源を抜くためには、当日に慌てないよう、数日前から計画的に準備を進めておくことが大切です。ここでは、引っ越し前にやるべき冷蔵庫の準備について詳しく解説します。
庫内の食材を使い切り空にする
庫内の食材はすべて使い切り、引っ越し当日は空の状態にしておくことが重要です。
電源を切った冷蔵庫に食品を残したままにすると、短時間で傷んでしまうだけでなく、ニオイ移りや液だれが発生し、新居での再利用にも影響が出てしまいます。
そのため、1週間前くらいから計画的に食材を消費し、まとめ買いを控えつつ、残っているものを優先的に使った献立を組み立てていくと無駄が出にくくなります。
どうしても当日までに使い切れないものがある場合は、電源を切った冷蔵庫に入れておくのではなく、クーラーボックスや保冷バッグを使って一時保管すると安心です。
霜取りや排水トレイの水抜きを行う
庫内の食材を減らしたら、次は冷凍室の霜取りと排水トレイの水抜きです。
冷蔵庫の電源を切ると、冷凍室や冷却部分に付着していた霜が溶けて水になり、庫内の底や背面の排水経路を伝ってトレイにたまります。
処理せずに運搬すると水が溢れるだけでなく、本体のサビや故障につながるおそれがあるため、水受け部分に溜まった水はしっかり拭き取ってください。
また、霜が厚くついている場合は、タオルやぬるま湯を使いながら少しずつ溶かしていく方法が安心です。
トレイの取り外し方や位置は機種によって異なるため、可能であれば取扱説明書を確認しながら、タオルやスポンジで丁寧に水を吸い取っておきましょう。
電源コード・棚・トレイを固定する
電源を切り、霜取りや水抜きが終わったら、電源コードや庫内パーツを固定します。
冷蔵庫内部のガラス棚やプラスチックトレイなどは意外と脆いため、運搬中の振動や衝撃で簡単にズレたり割れたりしてしまいます。
固定せずに運ぶと、ドアが勝手に開いたりコードが垂れて引っかかる危険があるため、電源コードは束ねて庫内パーツは可能な限り取り外しましょう。
どうしても取り外せないパーツについては、ガムテープや養生テープなどを使って動かないように軽く固定しておくと安心です。
引っ越しで冷蔵庫を搬出する際の注意点


引っ越しで冷蔵庫を搬出する際は、電源のオンオフだけでなく、運び方も故障リスクに直結します。ここでは、搬出時の注意点について詳しく解説します。
基本的には立てたまま運ぶ
冷蔵庫を搬出する際は、できるだけ立てた状態のまま運ぶことが重要です。
冷蔵庫の内部にはコンプレッサーや冷媒配管があり、横倒しにしたり大きく傾けたりすると偏ってしまい、設置後にうまく循環しなくなるおそれがあります。
異音や冷え不良などのトラブルを引き起こす原因にもなるため、常に縦向きで移動させることを意識し、必要以上に大きく傾けない運び方を意識しましょう。
搬出前に通路と階段の幅を測定する
冷蔵庫を安全に運び出すためには、事前に通路や階段を通れるかの確認が必要です。
冷蔵庫本体のサイズに対して、玄関・廊下・階段・ドア枠の幅に余裕がないと、搬出の際に無理な角度で大きく傾けざるを得なくなります。
その結果、ボディにキズが付くだけでなく、内部の配管やコンプレッサーに不要な負荷がかかり、故障の原因になりかねません。
引っ越し前は事前に冷蔵庫のサイズを測り、玄関ドアや廊下の狭い部分、階段の踊り場などの幅をチェックしておくことをおすすめします。
運搬中の振動や衝撃を最小限にする
冷蔵庫を新居まで運搬する際は、振動や衝撃を最小限にすることが重要です。
冷蔵庫内部は、ガラス棚や精密な圧縮機など強い衝撃に弱い部品が多いため、振動や衝撃で目に見えないトラブルにつながることがあります。
そのため、冷蔵庫を動かす際は必ず複数人で声をかけあいながら持ち上げ、できるだけゆっくりとした動作で運ぶよう心がけてください。
トラックに積み込んだ後も、毛布や緩衝材で周囲をしっかり養生し、他の家具との間に隙間ができないよう固定すれば、走行中の揺れを防ぐことができます。
新居での冷蔵庫の電源操作に関する注意点


新居で冷蔵庫の電源を入れるタイミングを誤ると、故障リスクが高まったり、なかなか冷えずに食品が傷んでしまう原因になります。ここでは、新居での電源操作に関する注意点を詳しく解説します。
縦で運んだ場合は2~3時間後に通電
新居まで冷蔵庫を立てた状態で運んだ場合は、設置後おおよそ2~3時間ほど待ってから電源を入れるのが一般的な目安になります。
設置した直後にすぐコンセントを挿すのではなく、水平を確認したうえで数時間そのまま静置し、内部のオイルや冷媒が落ち着く時間を確保することがポイントです。
この待機時間をとることで、コンプレッサーへの負荷や異音発生のリスクを抑えられ、結果的に冷蔵庫の寿命を縮めずに済みます。
横で運んだ場合は6~12時間後に通電
冷蔵庫を一時的に横向きや大きく傾けて運んだ場合は、設置後6~12時間程度は通電せず、縦の状態で静置しておくのが望ましいです。
横に寝かせて運搬すると、コンプレッサー内の冷却オイルや冷媒が本来とは異なる位置に流れ込み、圧縮機の焼き付きや冷却不良などのトラブルを招くリスクが高くなります。
特に長距離の移動やトラックでの揺れが大きかったケースでは、できる限り余裕を見た待機時間を確保すると安心です。
通電後に冷えるまでの時間
通電後、庫内がしっかり冷えるまで冷蔵は2〜3時間、冷凍は5〜6時間程度はかかると見込んでおくと安心です。
引っ越し直後は庫内も周囲の空気も室温に近い状態であり、最初はコンプレッサーがフル稼働に近い形で動くため、安定した温度に落ち着くまである程度の時間を要します。
通電後しばらくはドアの開閉をできるだけ減らし、最初は調味料やペットボトル飲料など傷みにくいものから順番に入れていくと効率的です。
その後、数時間経ってから庫内の冷え具合を手で確認し、十分に冷たくなっているのを確かめてから生鮮食品を戻す流れにすると、食品ロスを防ぎやすくなります。
引っ越しで冷蔵庫を運ぶ際はポータブル電源があると便利!
引っ越しで冷蔵庫の電源を切ると中身が心配になりますが、ポータブル電源があれば一時的に給電しながら待ち時間を乗り切ることができます。
特に新居の電気がまだ使えない時間帯や、通電までの待機中に便利です。
ここでは、日常使いだけでなく非常時やアウトドアでも使える、EcoFlowのおすすめポータブル電源2選の特徴を詳しく解説します。
EcoFlow DELTA 3 Plus


EcoFlow DELTA 3 Plusは、引っ越し時に冷蔵庫を一定時間動かしつつ、スマホや照明などもまとめて給電したい方におすすめのポータブル電源です。
容量1024Wh・定格出力1500W(X-Boostで2000W)の大容量クラスながら、本体は取っ手付きで移動しやすく、小型設計になっています。
最大2000Wの家電も稼働できる高出力で、冷蔵庫はもちろん、オーブンや炊飯器など、ほぼすべての電化製品は問題なく使うことができます。
また、業界最速クラスの急速充電(最短56分でフル充電)や10ms未満で切り替わる高度なUPS機能、10年間の長寿命設計など、魅力的な機能が備わっています。
AC / DC、USB-A / Cなど13個の出力ポートにより、同時に複数家電への供給も可能。引っ越し前後の電力不足は、問題なく解決できるでしょう。
EcoFlow DELTA 3 Max Plus(2048Wh)


EcoFlow DELTA 3 Max Plus(2048Wh)は、冷蔵庫や電子レンジなど、複数家電を同時に稼働したい方におすすめのポータブル電源です。
容量2048W・定格出力3000W(X-Boostで3800W)の大容量モデルであり、極めて高い電力変換効率で、安定した放電性能を常に提供しています。
冷蔵庫の起動時の瞬間的な負荷にも耐えられ、最大10,240Whまで容量を拡張できるため、用途に応じて長時間でも冷蔵庫を稼働できます。
また、合計10の出力ポート、業界初のAC出力分割コントロール、最短1.2時間でフル充電など、魅力的な機能も多く揃っています。
平常時の電気代対策や長期停電への備えとしても活用できるため、引っ越しという一時的なイベントにとどまらず、長く使い続けることができます。
引っ越し時の冷蔵庫の電源に関するよくある質問


最後に、引っ越し時の冷蔵庫の電源に関するよくある質問を詳しく解説します。
引っ越し当日に電源を切っても大丈夫?
最低6時間を確保できれば、引っ越し当日に電源を切っても問題ありません。
ただし、当日の朝に電源を抜いた場合、霜が多く付いている冷凍室では溶けた水が排水トレイに残ったままになる可能性があります。
基本的には、前日から半日前には電源を切っておくほうが安全です。
引っ越し後の水漏れは故障?
引っ越し後の水漏れは、必ずしも故障とは限りません。
よくある原因は、運搬前に溶けきらなかった霜が移動中や新居での静置中に溶け、庫内の底や排水トレイからあふれ出してしまうケースです。
一方、通電後もしばらく水漏れが続く、冷え方がおかしい、異音がするといった症状を伴う場合は、配管の損傷や霜取り機構のトラブルが隠れている可能性があります。
電源を抜かずに運んでも問題ない?
電源を抜かずに運搬するのは絶対に避けるべきです。
通電した状態で本体を動かすと、コンプレッサーやファンが稼働している最中に強い振動や傾きが加わり、内部部品へ想定以上の負荷がかかります。
その結果、冷えが悪くなったり異音が出たり、最悪の場合は故障につながるおそれがあるため、電源を入れたまま運ぶのは避けましょう。
まとめ
引っ越し時の冷蔵庫は、「いつ電源を抜くか」「どう運ぶか」「新居でいつ入れるか」というポイントを押さえることで、故障リスクと食品ロスを大きく減らせます。
目安としては、引っ越し前に庫内の食材を計画的に使い切り、6〜12時間前を目安に電源をオフにして霜取りと水抜きを済ませることが大切です。
大切な冷蔵庫を安全に運び、新居でも長く使えるようにしましょう。
なお、引っ越し時に「なるべく冷蔵庫を止めたくない」「通電までのつなぎで冷蔵庫を冷やしたい」という場合は、ポータブル電源があると便利です。
大容量・高出力のポータブル電源は引っ越し時だけでなく、アウトドアや災害時も重宝できるため、ぜひこの機会に導入をご検討ください。