キャンプの基本が全て分かる!初心者からベテランまで必要なキャンプ知識
キャンプとは
キャンプとは、アウトドアの一形態で、一時的に野外で生活することを指します。主に、森林、山岳、湖沼地帯など、自然環境の中で行われます。キャンプはレクリエーション、教育、チームビルディングといった様々な目的で行われるだけでなく、ただ単に自然を楽しむためだけにも最適な活動です。キャンプには、テントやキャンピングカー、火や電気を使った料理、ハイキングや釣りなどの活動が含まれることが多いです。
近年キャンプが流行っているのはなぜ?
国内宿泊観光・レクリエーション旅行におけるキャンプ場利用率とキャンプ場平均稼働率の推移
※出典:コロナ禍で加速したキャンプブームは旅行市場を拡大させるか?[コラムvol.478]
1. コロナ禍を経て「キャンプブーム」が加速
2020〜2022年のコロナ禍の3年間でキャンプの人気はピークを迎え、第2次キャンプブームとも言われました。それによって、様々なアウトドアメーカーの売上は右肩上がりを記録し、新しいガレージブランドも続々と立ち上がりました。 しかし、キャンプ人気の高まりはコロナ禍に始まったわけではありません。旅行・観光消費動向調査におけるキャンプ場利用率は2012年から上昇傾向にあり、日本オートキャンプ協会が発表しているオートキャンプ参加人口は、コロナ禍前の2019年まで7年連続の増加となっています。
2. 90年代の第一次キャンプブームが再燃
キャンプブームの背後には、団塊世代の子供たちが大人になり、子供の頃に親しんだキャンプの思い出に引き戻されるという動きがあります。彼らが再びキャンプを体験することで、その魅力が再認識され、新たなキャンプブームが生まれる原因となっていると言われています。
3. キャンプブームの発展にはSNSが大きな役割を担った
特に、インスタグラムはその影響力が大きく、TwitterやFacebook、LINE、YouTubeなどのSNSも、キャンプブームの再燃に貢献したと言えます。また、キャンプの人気に火をつけたのが、近年人気の『グランピング』です。これは、2015年に始まった第二次キャンプブームとほぼ同時期に流行しました。キャンプの準備や片付け、寒さ・暑さ対策などが面倒に感じる人々にとって、グランピングは全ての手間を省いて快適なアウトドア体験を提供します。さらに、各グランピングスポットはインスタ映えを意識した設備やサービスを提供し、その手軽さと美しさが特に女性に受けて、キャンプへの関心を高めています。
キャンプに行くならこれを忘れちゃダメ!キャンプ必須の持ち物リスト
キャンプは日常の喧騒から離れ、自然の中で過ごす最高のひと時。しかし、その楽しみを十分に味わうためには、しっかりとした準備が必要です。そこで、キャンプに行く際に必要なアイテムをまとめてみました。
①快適な寝床を作るために
1. テント: あなたの一時的な家です。天候に左右されず、みんながゆっくり眠れるスペースがあることを確認しましょう。 2. 寝袋: 夜は冷え込むことが多いです。季節に合わせて選びましょう。 3. マットレスまたはエアベッド: 地面の硬さから体を守り、ぐっすり眠るために必要です。 4. ランタンとヘッドライト: 夜の闇を照らし、安全を確保します。
②おいしい食事を楽しむために
1. ポータブルストーブと燃料: キャンプの食事はこれがあれば一変します。 2. 調理器具: フライパン、鍋、食器、カトラリーなど、自分の好きな料理を作るための道具を忘れずに。 3. 食材と飲み物: 保存がきくもの、手軽に食べられるものを選びましょう。 4. 水: 飲むため、料理するため、手を洗うために必要です。
③自分を守るために
1. 服装: 天候や気温に合わせて、レイヤリングできる服装を準備しましょう。 2. 必要な薬: アレルギー対策、虫除け、日焼け止め、常備薬などを忘れずに。 3. トイレタリー: 歯ブラシ、歯磨き粉、洗顔料、タオルなど、清潔を保つためのアイテムも大切です。
④楽しむために
1. 本やゲーム: リラックスした時間には、好きな本を読んだり、ゲームで遊んだりしましょう。 2. ハイキング用具: 自然を満喫するためのハイキングシューズや地図など。
⑤万が一のために
1. 応急処置キット: 小さな傷や打撲、虫刺されなどに対応できるように。 2. 携帯電話と充電器: 緊急時に連絡を取るために必要です。また、天候や他の予期せぬ状況で通常の電源が利用できない場合、ポータブル電源は非常時の電源として役立つことがあります。
詳しく知りたい方は、こちらの記事もご一読ください:キャンプに必要な持ち物リスト!状況別・季節別の必要アイテムを紹介
なぜポータブル電源を持ってキャンプする人が増えている?ポータブル電源の必要性
過去とは違い、最近ではポータブル電源を持っていく方が増えています。ポータブル電源は非常に便利で、以下のような役割を果たします:
デバイスの充電:
スマートフォン、タブレット、カメラ、ラップトップなどの電子デバイスを充電できます。これは連絡手段を維持し、エンターテイメントやナビゲーションツールとしてのデバイスを使用し続けることができます。
照明:
キャンプランタンやLEDライトを動かすための電源として使うことができます。これにより、夜間の視認性が向上し、安全に活動を続けることができます。
電子調理器具の動作:
高出力のポータブル電源があれば火を付けずにIH コンロや電気ポットなどを利用できて、家にいるように簡単に調理できるので、おすすめです。
非常時の電源:
天候や他の予期せぬ状況で通常の電源が利用できない場合、ポータブル電源は非常時の電源として役立つことがあります。
冷蔵・冷凍:
電源を必要とするポータブル冷蔵庫やクーラーを使用して、食品や飲料を冷やすことができます。
おすすめのキャンプ向けポータブル電源
①少人数向け RIVERシリーズ
②大人数&連泊キャンプ向け DELTAシリーズ
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キャンプするのに適した服装とは?
キャンプの服装は、草、虫、日焼け、突然の気温変化など、自然環境の様々な要素から身体を保護する役割を果たしています。適切なキャンプ服装を選ぶことは、安全性、快適さ、そして全体的なアウトドア体験の質を高めるために重要です。以下に、キャンプに適した服装についての基本的なガイドラインを紹介します。
1. 天候に対応した服装:
キャンプは、晴天から雨、または急な気温変更まで、さまざまな天候条件に対応する必要があります。そのため、レイヤリングが重要となります。暖かい天候には、軽量で通気性の良い服を、寒い天候には、保温性のある服を選びましょう。また、雨具も必要不可欠です。
2. 快適性と機能性:
長時間の歩行や活動が予想されるキャンプでは、快適性が重要となります。ストレッチ性のある素材や、吸汗速乾性のある素材を選ぶと良いでしょう。また、多くのポケットを備えた服や、UVカット機能のある服など、機能性を考慮すると便利です。
3. 適切なフットウェア:
足元の安全と快適性を確保するために、適切なフットウェアを選びましょう。ハイキングシューズやウォーキングシューズは、様々な地形に対応でき、足を保護します。また、キャンプ場内でのリラックスタイムには、サンダルやクロックスなどの軽量な靴が便利です。
4. アクセサリー:
帽子は、太陽から頭部を守り、冷えからも保護してくれます。また、手袋も寒さから手を守るため、特に冬キャンプでは必須です。夜間活動にはヘッドライトも便利です。
おしゃれなキャンプ用品ブランド5選
キャンプはただのアウトドア体験ではありません。それは自然との対話、心地よさを求める旅、そしてスタイルの表現でもあります。デザイン性の高いキャンプ用品は、その全てを満たします。それらはただ機能的なだけでなく、心地よさも提供し、キャンプ体験を一段と豊かなものにします。 おしゃれなキャンプ用品は、SNSでの投稿を引き立て、色彩と個性を加えます。それはまるでアートのように、人々の目を引き、"いいね"やシェアを増やします。それはただのキャンプ用品以上の価値を持ち、アウトドア体験をより楽しく、心地よく彩ります。 そこで、皆さんのキャンプ体験をより豊かで楽しいものにするため、私たちが選んだ、おしゃれで機能的なキャンプ用品ブランド5つをご紹介します。
1.スノーピーク (Snow Peak)
日本発のブランドで、シンプルで美しいデザインと優れた機能性が特徴です。高品質なテントやランタン、調理器具など、一品一品がまるで芸術作品のよう。自然と一体化するようなデザインは、キャンプの雰囲気をより一層引き立てます。
2.ユニフレーム (UNIFLAME)
ユニフレームは、実用的で耐久性のあるキャンプ用品を提供するブランドです。焚き火台や調理器具など、シンプルだけど確かな品質を持つ商品が揃っています。ユニフレームのアイテムは、長い間使い続けることができる信頼性があります。
3.ヘリノックス (Helinox)
軽量で持ち運びやすいキャンプチェアやテーブルで知られるヘリノックス。独自の技術により、耐久性と軽さを両立したアイテムは、どんな場所でも快適なキャンプライフをサポートします。
4.パタゴニア (Patagonia)
アウトドアウェアとして知られるパタゴニアですが、キャンプ用品も豊富に揃えています。環境に配慮した製品作りを行っているのが特徴で、自然を愛するキャンパーには特におすすめのブランドです。
5.コールマン (Coleman)
世界中のキャンパーに愛されているアメリカの老舗ブランド、コールマン。テントからランタン、クーラーボックスまで、幅広いラインナップが魅力。使いやすさと耐久性を兼ね備えた商品は、初心者からベテランまで多くのキャンパーに支持されています。
いずれのブランドもそれぞれに個性と特長があり、キャンプの楽しさをさらに引き立ててくれます。自分のスタイルに合ったブランドを見つけて、自然と一緒に過ごす時間をより豊かに楽しんでみてください。
キャンプの醍醐味!大自然の中で料理を作る ー 簡単に出来上がるおすすめキャンプ料理3選
キャンプは、私たちが日常生活から解放され、大自然と一体になる絶好のチャンスです。特に、自然の中で料理を作るという体験は、キャンプの最大の醍醐味と言えるでしょう。ここでは、簡単に作れるキャンプ料理3種を紹介します。
焼き鳥缶を使った簡単親子丼
焼き鳥缶を使って親子丼を作れば、手間が少なく時短が可能です。当日の手間を省くため、玉ねぎは自宅で切って袋に入れておきましょう。当日はサクッと調理するだけで完成です。 【材料】 焼き鳥缶:1缶 玉ねぎ:1/4個 卵:1個 めんつゆ:大さじ1 砂糖:小さじ1 水:大さじ4 サラダ油:適量 ご飯:1杯分 【作り方】 フライパンに油を入れて軽くあたため、玉ねぎを中火で炒める 火が通ったら水、めんつゆ、砂糖、焼き鳥缶を入れて加熱する 全体が温まったら卵を溶いて全体に回し入れる 蓋をして卵に火が通れば完成
シーフードを大量に使うブイヤベース
ダッチオーブンで簡単に作れるブイヤベースを紹介します。ダッチオーブンを使って調理することで、旨味をギュッと閉じ込めることができます。米を入れてリゾットにするなど、アレンジも可能です。 【材料】 処理された有頭エビ:2尾 白身魚:1切 イカ:1杯 アサリ:5個 玉ねぎ:1/2個 ニンニク:1片 オリーブオイル:大さじ1 トマトペースト:大さじ1 白ワイン:50cc 塩コショウ:適量 【作り方】 玉ねぎをみじん切りにする ダッチオーブンにオイルを引いてニンニクを炒め、玉ねぎを加える しっかり火が通ったらシーフードと白ワイン、水500cc、トマトペーストを入れる 蓋をして5分ほどしたら塩コショウで味を整えて完成
イワシの缶詰を使った炊き込みご飯
本レシピで使用する材料は、イワシの缶詰・米・水の3点のみです。材料を合わせて米を炊き上げるだけ、という超簡単レシピです。「料理をするのは面倒だけど何か食べたい」という場合におすすめ。 【材料】 イワシの缶詰:1缶 米:1杯分 水:200ml 【作り方】 米を洗って水気を切って鍋やクッカーなどの容器に入れる 米の上にイワシを入れ、分量の水と一緒に缶詰のタレを入れる 最初は強火で5分ほど加熱し、沸騰したら弱火に変えて15分前後炊く 炊き終わったら10分ほど蒸らして完成
キャンプ料理にご興味がある方は、こちらの記事もご覧ください:初心者でも簡単に作れる!キャンプ料理のジャンル別おすすめレシピ15選
子供から大人まで遊べる、キャンプの面白いアクティビティ6選
キャンプは、家族や友人との絆を深めるための素晴らしい機会であり、新たな体験を享受する場でもあります。日常生活から離れてリラックスするだけでなく、自然の中で過ごす時間は、新しいスキルを学んだり、新しい冒険を体験したりするのに最適な環境を提供します。ここでは、子供から大人まで、あらゆる年齢層が楽しめるアクティビティをいくつか提案します。これらのアクティビティは、キャンプの楽しさを最大限に引き出し、一緒に過ごす時間をさらに特別なものにするでしょう。
キャンプは新たな体験をする場所です。このアクティビティを試して、自分たちだけの特別なキャンプの思い出を作りましょう。
おすすめの関東キャンプ場 4選
関東地方で評判の高いキャンプ場をご紹介します。
1. 奥多摩湖畔キャンプ場(東京都)
東京都内からアクセスが良く、自然豊かな奥多摩湖のほとりに位置しています。広大な敷地を誇り、ファミリーキャンプからソロキャンプまで楽しむことが可能です。
2. 那須高原キャンプ場(栃木県)
那須高原の美しい自然を満喫できるキャンプ場です。四季折々の風景が楽しめ、特に紅葉の季節は絶景です。インスタ映えを狙う方の撮影にもおすすめします。
3. 長瀞オートキャンプ場(埼玉県)
川辺に広がるキャンプ場で、バーベキューや川遊びを楽しむことができます。近くにはラフティングや川下りなどのアウトドアアクティビティも充実しており、子供連れにも人気です。
4. 利根川フラワーパークオートキャンプ場(群馬県)
利根川沿いに広がるキャンプ場で、大自然と花々に囲まれたロケーションが魅力です。春には桜、夏にはヒマワリ、秋にはコスモスが咲き誇ります。
その他の都道府県で、おすすめのキャンプ場がまだまだたくさんあります。もっと知りたい方は、次の記事をご覧ください。
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※ 各キャンプ場の予約や営業状況については、各自お問い合わせください。